2月2日、ナンダカンダといいながら結局、日本版エグゼンプションを盛り込んだ法案要綱の答申が出されました。
通常、答申が出されるときは「おおむね妥当と認める」のみとされるのですが、今回の答申に当たっては、以下のような文章が付記されました。
1 要綱については、以下の意見のあった事項を除き、おおむね妥当と考える。
2 労働者代表員から、要綱第三の自己管理型労働制について、すでに柔軟な働き方を可能とする他の制度が存在すること、長時間労働となるおそれがあること等から、新たな制度の導入は認められない、要綱第四の企画業務型裁量労働制について、二重の基準を設定することは問題であり、また、対象者の範囲を拡大することとなるので、見直しを行うことは認められないとの意見があり、使用者代表委員から、要綱第一の時間外労働について、割増賃金の引き上げは長時間労働を抑制する効果が期待できないばかりか、企業規模や業種によっては企業経営に甚大な影響を及ぼすので引上げは認められないとの意見があった。
要するに、2で書いたもの以外は「おおむね妥当と考える」というもの。
はっきり言って「なんだこれ?!」って感じです。こうした取り扱いは、まさに異例中の異例。もしかしたら、初めてかもしれません。一部報道では、割増率の引き上げ部分を分離して、法案を作成して国会に提出する、などと伝えられていますが、少なくとも現時点の公式見解ではなく、今後、法案がどのようになるのか、展開が読めない状況となっています。
柳沢大臣の「生む機械」発言もあり、国会の情勢もかなり流動的。いずれにしろ、いったん法案要綱が出されたということは、もし今回の国会への法案提出が見送られたとしても、今後、どのような場面で復活してくるか、わかったものではありません。
まだまだ油断は禁物! 徹底的に反対運動を展開していきます!
通常、答申が出されるときは「おおむね妥当と認める」のみとされるのですが、今回の答申に当たっては、以下のような文章が付記されました。
1 要綱については、以下の意見のあった事項を除き、おおむね妥当と考える。
2 労働者代表員から、要綱第三の自己管理型労働制について、すでに柔軟な働き方を可能とする他の制度が存在すること、長時間労働となるおそれがあること等から、新たな制度の導入は認められない、要綱第四の企画業務型裁量労働制について、二重の基準を設定することは問題であり、また、対象者の範囲を拡大することとなるので、見直しを行うことは認められないとの意見があり、使用者代表委員から、要綱第一の時間外労働について、割増賃金の引き上げは長時間労働を抑制する効果が期待できないばかりか、企業規模や業種によっては企業経営に甚大な影響を及ぼすので引上げは認められないとの意見があった。
要するに、2で書いたもの以外は「おおむね妥当と考える」というもの。
はっきり言って「なんだこれ?!」って感じです。こうした取り扱いは、まさに異例中の異例。もしかしたら、初めてかもしれません。一部報道では、割増率の引き上げ部分を分離して、法案を作成して国会に提出する、などと伝えられていますが、少なくとも現時点の公式見解ではなく、今後、法案がどのようになるのか、展開が読めない状況となっています。
柳沢大臣の「生む機械」発言もあり、国会の情勢もかなり流動的。いずれにしろ、いったん法案要綱が出されたということは、もし今回の国会への法案提出が見送られたとしても、今後、どのような場面で復活してくるか、わかったものではありません。
まだまだ油断は禁物! 徹底的に反対運動を展開していきます!
2の内容をみると、結局、何がおおむね妥当というのでしょうか?
そもそも、「おおむね」という意味が何を指していっているのか、さっぱりわかりませんね。
玉虫色という言葉がありますけど、こんな言い方をする人たちは玉虫だ。
労働側委員は全員が反対し、使用者側委員も一部が反対していたのですから答申をすべきではなかったし、通常であればできないケースで無理矢理、答申を出した結果だったのだのでしょう。
おっしゃるように、まさに玉虫色です!!