厚生労働省が今国会に提出した法案

厚生労働省が、今国会に提出した法案を一覧で掲載しています。
もちろん、日本版エグゼンプションを盛り込もうとした「労働基準法改正案」、労働条件の不利益変更手続きの簡素化を狙いとした「労働契約法案」以外にも、失業対策に税金を使わないってどういうつもり？って改めて政府の考え方に疑問符をつけたくなる「雇用保険法改正案」、異動も配転も仕事の内容も正社員なみで労働時間だけが短いパートっているの？って感じで政府のいっている再チャレンジが見せ掛けだとわかる「パートタイム労働法改正法案」などなどが掲載されています。
「法案」よりも、「法案要綱」のほうがわかりやすいので、こちらがおススメ。
すでに今通常国会への提出期限を過ぎているときいていますので、これで打ち止めだと思います。
是非、参考にしてください！

３．２３集会

　３月１３日、労働契約法案、労働基準法の改正案が閣議決定されました。
　予定されていたように日本版エグゼンプションは、労働基準法改正案には盛り込まれていませんでした。
　実際に、法案ができるまで、心のどこかで「本当に盛り込まないのかぁ～」って感じで、やや疑心暗鬼になっていましたが、現物を見てホッと一安心といったところです。
　これも運動の成果とみていいのではないでしょか。
　しかし、今回、法案提出が見送られたのは、制度に問題があるという判断ではなく、夏の参議院議員選挙をにらんでのことであることは明らか。政府、財界はまだまだあきらめていません。
　さらに、昨年の年末には政府と財界が結託した経済財政諮問会議が「労働ビッグバン」なんてふざけた提案をしているくらいですから、さらに二の矢、三の矢が放たれることは間違いありませんし、今後飛んでくる矢はかなり強力になるとみていいと思います。
　ということで、運動のさらなる展開を目指して今月の２３日に、社会文化会館で集会「労働時間の規制撤廃と“労働ビッグバン”を許さない３．２３集会」を行い、その後、国会に向けてのデモを行います。集会の開始は１８時３０分、デモの出発は１９時３０分を予定しています。
　ご用とお急ぎでない方は、是非、ご参加ください！