猫田たま男くんのまともな仕事をよこせ!ブログ

「日本版エグゼンプションは死を招く」改め、労働のトピックスなどを紹介(08年5月リニューアル!)

正月だってやっちゃいます!

2006年12月30日 | お知らせ
 日本版エグゼンプションを盛り込んだ報告書が審議会を通過し、早ければ1月下旬には法案要綱にまとめられ、さらに法案になり、それが閣議決定されると、国会に提出されることになります。
 もし、仮に国会に提出されるとなると、審議の開始は
 ①予算関連法案として提出された場合は3月上旬から
 ②予算関連法案ではなく提出された場合はゴールデンウィークの前後から
になると予想されています。
 このため、報告書が審議会を通過したということは、まだまだ第1コーナーを曲がったに過ぎません。
 一部の強硬な経営者によって、ゴリ押しで進められているものが、法律としてすべての働く人たち、これから社会に出て働くことになる子どもたちを縛ることになるなんてどう考えてもおかしい!
 そして、同じように感じて「行動したい!」という輪が少しずつ広がっています。
 今回、ミクシィで知り合った仲間で、初詣で賑わう1月3日の明治神宮付近でお昼ごろからビラまきを決行することになりました。 
 ただのビラまきで終わるか…乞うご期待です!

通りすがり参加行動in新宿・クリスマスバーション報告

2006年12月26日 | 報告
新宿南口階段下、広場に11時半くらいに集合、少しずつ参加者が集まってきた。
12時前には、横断幕をポールにまきつけ、それぞれが、サンタクロース、ガテンオヤジ、メイド、安倍ブラックサンタなどになり、メガホンで行動の趣旨を説明しながら、チラシを配りはじめました。
「猫田たま夫くん過労死直前物語」の紙芝居もしました。
階段上からも見えるし、降りてきながら、何かやっているな、と思われるようで、注目は集めていたと思います。
マスコミは残念ながら、来なかったです。残念。
ときどき、横断幕やチラシを見て、「やってるね!」「がんばって」などと言われ、拍手されたりして、ちょっとうれしかったです。
全体的にチラシのとりは、あまりよくなかったかな。
でも、全く知らない人が、写真をとって行ったり、遠くからずっと見ている人がいたりしました。
この法律を作ろうとしていることを周知するためにも、もっとあちこちで行動しないとだめなのかな、と思いました。

お知らせ!

2006年12月23日 | お知らせ
12月24日のクリスマスイブに新宿駅南口でお昼の12時から路上パフォーマンスを決行します!
もちろん、最近、コアな人気を誇る紙芝居オヤジこと、しーこさんも登場。
さらに、今回は安倍サンタが登場して過労死をプレゼント!
どんな屁理屈をつけたところで、日本版エグゼンプションなんてものは「過労死促進法」以外なにものでもないですからね。
御用とお急ぎでない方は、お買い物の次いで、有馬記念の馬券を買いに着た次いで、デートの合間…などなどのお昼のヒトトキを、是非、日本版エグゼンプションに反対する路上パフォーマンス部隊とお過ごしください。

むき出しの資本主義

2006年12月23日 | 意見
 ―これはもう十九世紀のディケンズの小説に出てくるような「むき出しの資本主義」ですね。
 「週刊金曜日」の12月22日号「2006年総括鼎談「危険水域」に入った日本」で、経済評論家の奥村宏氏が語った言葉です。この鼎談の中で、奥村氏は幾度か「むき出しの資本主義」「裸の資本主義」という表現を使っています。
 これまで何度か分科会を傍聴してきましたが、使用者委員の一言一言にまさに「むき出しの資本主義」を感じます。
 年末も押し迫り、日本版エグゼンプションなどについて議論を進めている労働政策審議会労働条件分科会の議論も終盤に差し掛かってきました。
 しかし、ここにいたってもなお、「なぜ、今、新しい制度として労働時間の適用除外を設ける必要があるのか」という質問に対する明確な答えは、使用者委員からも、公益委員からも、厚生労働省からも出てきていません。
 にもかかわらず、強行に法制化を推し進め「日本版エグゼンプションの年収要件は400万円からにしてほしい」などと発言をする使用者委員は、「残業代を払いたくない」「労働時間規制に縛られずに働かせたい」というホンネを隠そうとしていないのと、何らかわりがありません。
 「国際競争力」の名のもとに労働者の健康を、踏み倒し、踏みにじることに恥を感じないどころから、踏み倒し、踏みにじる行為を合法化することに汲々とする経営者。そして、それに追随し、労働法をビジネス法に変えようとする厚生労働省。
 たしかに、日本は「危険水域」に入っているようです。

次はイブだ!

2006年12月16日 | お知らせ
 「健康」と「命」を軽視する日本版エグゼンプションに反対する路上パフォーマンス。
 この次は12月24日のクリスマスイブの新宿で展開する予定で、現在着々と準備を進めています。
 もちろん、最近、コアなファンがつきはじめている紙芝居オヤジも登場!
 さらに、今回は新キャラとして「過労死」「格差」を押し付ける「安倍サンタ」が参入!
 浮かれ気味の新宿の街で、寒さに負けずガンガンいきます!
 御用とお急ぎでない方は、買い物のついででも構いませんので、覗いて下さいね。

2006年12月13日 | 意見
 今日、1年の世相を表す「今年の漢字」に「命」が選ばれました。
 日本漢字能力検定協会(本部・京都市)の公募に、過去最多の9万2509票が集まり、「命」は8363票だったそうです。
 そして、昨日、過労死家族の会が厚労省に「ホワイトカラーイグゼンプション導入反対の要請」を行いました。かけがえのない家族を仕事に奪われた家族の方々の「命」に対する切なる思いからの要請行動です。
 さらに昨日は、日本経団連の御手洗冨士夫会長と柳沢厚生労働相らが、東京都内のホテルで懇談し、労働法制見直しなどについて意見交換を行いました。懇談は経団連側の申し入れで初めて行ったもので、幹部約40人が出席したそうですが、まっとうな懇談なら省内で行えばいいのに、今時、ホテルでの懇談って…これもいわゆる「料亭政治」になるのでは?って気もします。
 さらに、こんな懇談の場で、柳沢厚労相は日本版エグゼンプションについて「時間より成果で決める考え方は分かる」と導入に前向きの姿勢を示す一方、「問題は適用範囲」として年収要件が必要との同省の認識を示したそうです。
 柳沢厚労相は、過労死家族の会の要請書は読んでいないのでしょうか? それとも読んだ上での発言なのでしょうか? 読んだ上での発言だとすると、大臣としてあまりにも軽薄な発言だと感じました。
 僕は、もちろん問題は適用範囲ではないと思います。働く者一人ひとりの健康であり、命だと思います。健康に働く環境が整ってもいないのに、なぜエグゼンプションの議論などできるでしょう? 「問題は適用範囲」などとどのように考えたら言えるのでしょう? なぜ「エグゼンプションの議論は、過労死を撲滅してからだ」と一喝できないのでしょう?
 大臣が「命」を賭けて守るものは何か? 再考を願いつつ「年内、また路上パフォーマンスやったるぞー!」と妙な気合が入りました。

生産性が低い?

2006年12月09日 | 意見
 12月8日に、労働契約法制と日本版エグゼンプションを盛り込んだ労働時間法制の報告書(案)が労働政策審議会労働条件分科会に提出されました。
 この日は、労使がこれまで主張してきた議論を、再度、繰り返しているといった印象でしたが、厚生労働省は年内に最終報告のとりまとめをねらっているだけに、どことなくピリピリしたムードでした。
 そんな中で、使用者委員から以下のような発言がありました。
「日本のホワイトカラー労働者の生産性は低いといわれている。個人の生産性をどう上げていくかが重要。知的生産性を高めていく必要がある」
 たしかに、一部では「日本のホワイトカラー労働者の生産性は低い」と指摘されているようです。
 しかし、本当にそうなのでしょうか? 僕はこの使用者委員の意見を聴いて、カネボウの再生にかかわった方の講演を思い出しました。
 その方の指摘は以下のようなものでした。
「研究者はモノをつくろうと一生懸命に研究を重ねている。デパートの販売員は商品に自信を持って一生懸命に売っている、販促の社員、広告の社員もみんな一生懸命です。決して、彼らの生産性は低くない。唯一、役員が悪かった。役員の生産性が低いために、会社がダメになった」
 確かに昼夜を惜しまず一生懸命に、働いている役員もいるでしょう。労働者のことを考えずに、自分だけいい思いをしている・しようとしている役員ばかりだというつもりもありません。
 しかし、同時に日本版エグゼンプションによって、ホワイトカラー労働者の生産性が上がるとも考えていません。むしろ下がるのではないか、と危惧しています。
 生産性の低い役員と日本版エグゼンプションによって生産性が低下した労働者が運営する日本企業…いったい、日本の産業に未来はあるのでしょうか?
 権利、人権、健康、生活…日本版エグゼンプションは、これらだけでなく日本の産業のあり方全体に影響しうるものだと思います。

12.5日比谷野音

2006年12月06日 | 報告
 兼ねてからご案内していたように12月5日18時30分から、日比谷野外音楽堂で「許すな過労死促進法! 人らしく生きるための労働時間・契約法制を! 12.5全国集会」を開催。今回の集会は、ナショナルセンターの壁を越えて集会の実行委員会に結集したみんなの手によって開催できたことに大きな意義があると思います。
 しかも、静岡、三重、武庫川などなど全国各地から総勢1500人が参加!11.28に引き続き、多くの時計マン、姉メイド、鬼瓦権蔵も登場しました。
 集会終了後は、鬼瓦権蔵と姉メイドを先頭にパレード。
 過労死促進法の国会上程を阻止するまで、これからも派手に楽しく、元気よく、ガンガン運動を続けていきます。
 

次は12月5日!

2006年12月01日 | お知らせ
12月5日、日比谷野音で「過労死促進法(日本版エグゼンプション)」反対、労使対等の労働契約法をを開催。
だれでも自由に参加できます。
時間などは、共同アピール運動のHPで確認してください。
ちょびっとでも様子を見に来てみようかなって感じでもかまいません。
是非、参加してください!
みんなの「反対!」の声を厚生労働省、財界に轟かせよう!