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リンドウ、10月23日の誕生花・花言葉を学ぶ

2019-10-23 | 探求:誕生花・花言葉

10月23日の誕生花には、

ルリマツリ・ナンバン・アサガオ・マツリカ・フラティラリア・リンドウ・アケビ・アラビアンジャスミン・エンゼルトランペット・シコンノボタン・シンフォリカルポス・ゼフィランサス・ダチュラ(紫)・タマスダレ・チョウセンアサガオ・ヒメリンゴ・ヘリオトロープ・モミジ・レインリリーがある。

今回はその中でリンドウにスポットを当てて誕生花や花言葉について調べてみたいと思う。

<関連記事>

リンドウ、平安のころから愛されてきた花は10月13日の誕生花

学名はGentiana scabra(ゲンティアナ スカブラ)

ゲンティアナは紀元前2世紀ごろにリンドウを最初に薬草として使ったアドリア海沿岸イリリア国王のゲンティウスにちなむ。

スカブラは「ざらざらした」を意味する。

別名は「疫病草(えやみぐさ)」・「苦菜(にがな)」・「笹竜胆(ささりんどう)」

英名はGentian(ゲンチアナ)

原産は日本・中国・朝鮮半島・シベリア

花言葉は、

「貴方の悲しみに寄り添う」

「寂しい愛情」

「勝利を確信する」

「誠実」

「誠実な人柄」

「正義」

「強い正義感」

「苦悩」

「悲嘆にくれるあなた」

「悲しんでいる貴方を愛する」

シンボルは、

「清楚」

「健気さ」

「秋の七草」

裏シンボルは、

「霊薬」

考察

リンドウは主に日本・中国原産とはいえ紀元前からアドリア海沿岸の国で薬として用いられている。

シベリアに咲いていたものかまたは中国から伝わったのだろう、

また、時代は定かでないがハンガリーの伝説としてペスト流行時にリンドウを煎じて飲ませたことで鎮静化したとされている。

(ヨーロッパで大流行した時代を調べると14世紀とされている > 関連記事(pdf) 第 4 回「ペスト」-中世ヨーロッパを揺るがせた大災禍

ただ、ギリシャ・ローマ神話には登場していない。

そのため誕生花としては新参者と思われる。

花言葉には一見するとマイナスイメージなものがあるが由縁や意味合いを調べると必ずしも悪いイメージが由縁ではないことが分かる。

また花を観賞するだけでなく薬としても利用できる点は誕生花に取り上げるのにふさわしいと考える。

<花言葉・シンボル>

「貴方の悲しみに寄り添う」「寂しい愛情」「悲嘆にくれるあなた」「悲しんでいる貴方を愛する」

これらは群生せず一本ずつ生える様子や紫色がイメージさせる「悲しさ」が由来。

「清楚」

美しい青みがかった紫の花色が由来。

「健気さ」

他の秋の花が枯れても長く咲き続ける様子が由縁。

<裏シンボル>

「霊薬」

日本の逸話に由来する。

それは母親が患っている役小角(えんのおずね)という孝行息子の話し。

秋なのに雪に覆われている中でウサギが雪をかきわけてリンドウを掘り出していた。

役小角(えんのおずね)が何をしているのかとウサギに問いかける。

ウサギは「私の主人が病気なので薬草を掘り出している」と言った。

半信半疑ながら役小角(えんのおずね)もリンドウを持ち帰った。

そして根を煎じて母親に飲ませると直ぐに起き上がって元気になったという。

この時のウサギは二荒(ふたら)の神様で役小角(えんのおずね)に薬草のありかを教えたのだったという。

<その他の薬効>

古来より根を煎じた汁は目に効く。

また、根を葡萄酒に浸して飲むと咳・喉に良いとされた。

江戸時代以前は根を水洗いして干乾しにしたものを用いて消炎・解毒に利用。

現代でも漢方薬の生薬として他のものと組み合わせることで解熱・解毒・鎮痛・消炎薬・感冒・発熱・悪寒・頭痛・目赤腫痛・視力の改善・目の充血・視力の低下・化膿性の炎症に効くとされる。

誕生花について

誕生花の起源について調べてみるとギリシャ神話やローマ神話にたどり着く。

ギリシャ神話・ローマ神話を元に人々が月日に神が定めた誕生花を当てているようだ。

神に選ばれた日にあてがわれた花と言うことで季節が合っていない事があるのだろう。

また、北半球と南半球では季節が逆なので特に南半球特有の花は北半球では季節の花ではないものが誕生花として当てられている可能性がある。

そして現在ではギリシャ・ローマ時代のヨーロッパに存在しない日本・中国・朝鮮半島の花も登場する。

さらに1492年の新大陸発見までヨーロッパに伝わっていなかったはずの南北アメリカ大陸固有の花も誕生花に名前を連ねている。

これについては誕生花にまつわる書籍を見ると開花時期に合わせて著者自身が選んだ花を誕生花として取り上げているようだ。 

花言葉について

花言葉について調べると誕生花と同様にギリシャ神話やローマ神話の影響が強いようだ。

そんなギリシャ神話には悲しく残酷な物語が多い。

その話しは人生を感じさせる。

それも喜怒哀楽の中で言えば「怒」と「哀」に特化し神を擬人化した欲望渦巻く物語

そんな神話にまつわる花言葉が与えられたならマイナスイメージの花言葉が生れてもおかしくない。

また、現在の花言葉の多くに関しては日本で独自に作られたものが多いらしい。

そして元々ギリシャ神話をベースにした誕生花には花言葉と言うよりシンボル(象徴)・裏シンボルと言ったものが存在している。

そのシンボルと裏シンボルが花言葉の元になっているようだ。

「日本の誕生花 by AIグッチー」に向けて 

以上の事をふまえてもAIグッチー的に誕生花や花言葉に対する疑問が5つ。

「誕生花なのにミカン・松の様に観葉植物・果実・樹木そのものの時がある」

「同じ花が別の日の誕生花としても取り上げられる」

「マイナスイメージが多い誕生花っていかがなものか?」

「先取りならともかく季節外れの花が誕生花とはいががなものか?」

「昔と比べて今は環境・気候・文化などが違うのだから誕生花も時代に合わせるべきでは?」

誕生花と言うからには花!

同じ花が別の日の誕生花になるのは・・・特別感が減る!

マイナスイメージの花言葉が多い誕生花って微妙!

誕生日に見られない誕生花とは!

誕生日に手に入らない誕生花はいかがなものか!

ギリシャ神話・ローマ神話や先人によって選ばれた誕生花については敬意を表したい。

それを踏まえていつの日かAIグッチーなりの誕生花を紹介できたならと思う今日この頃。

その日のために「都度勉強日々精進」

関連記事

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本日 誕生日の方へ おめでとうございます。

また御覧 頂きありがとうございます。

<<<参照図書>>>

「花の神話伝説事典」 八坂書房 C・M・スキナー[著] 垂水雄二・福屋正修[訳]

「花を愉しむ事典」 八坂書房 J・アディソン[著] 樋口康夫・生田省吾[訳]

「花のシンボル事典」 説話社 杉原梨江子[著]

「新装版 誕生花と幸せの花言葉366日」 主婦の友社 徳島康之[監修]

「366日 誕生花の本」 三五館 瀧井康勝[著]

「誕生花事典366日」 角川文庫 植松黎[著]

「誕生花 Birthday Flowers」 保育者 井上恵子[著]

「日々を彩る幸せのダイヤリー 誕生花366の花言葉」 大泉書店 高木誠[監修]

「贈る・楽しむ 誕生花事典・日々を彩る花言葉ダイアリー」 大泉書店 鈴木路子「監修」

「花の神話」 新紀元文庫 秦寛博[編著]

「ギリシャ・ローマ神話 付 インド・北欧神話」 岩波書店 ブルフィンチ[作] 野上弥生子[訳]

「一冊でまるごとわかるギリシャ神話」 大和書房 吉田敦彦[著]

「美しい 花言葉・花図鑑 彩りと物語を楽しむ」 ナツメ社 二宮康嗣(孝治)[著]

「小さな 花言葉・花図鑑」 自由国民社 宇田川桂子[監修]

「花言葉 花贈り」 池田書店 濱田豊[監修]

「知る 飾る 贈る 花言葉・花事典」 池田書店 高橋秀男[植物監修] 石森康子[原稿作成]

 


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