今朝、出勤の道すがら、太陽の両脇に虹色に輝く小さな光があることに気づいた。たまに見かける暈（かさ）とは少し違った現象のようである。調べてみるとどうやら「幻日」と呼ばれる光学現象で、大気中の氷晶（ひょうしょう・氷の粒子）がプリズムとして光を屈折させるために起こるらしい。詳しい原理はさておき、気温や湿度、そして雲の発生率などさまざまな条件が重なって生まれることのようで、とても幸運な気持ちになったと同時に、厳寒期の到来を告げられたような朝のはじまりだった。（藤井）
夕食後、換気口の付近から「カリカリッ」という音が何度もするので、ベランダを開けて見てみるとスズメが２羽、身体を膨らませて寄り添っていた。一般に野鳥がどこで夜を過ごすのかよく知らなかったが、こんな場所も塒（ねぐら）に選ぶとは驚きだった。最も身近な野鳥であるスズメ、人間の環境を上手く利用して生きるたくましさを改めて思い知らされた出来事だった。今年はスズメたちの生活・行動にもっと注目してみよう。
