evergreen の ふぃ~るど・のおと

~「ふるさと」の自然やくらしのなかで 気になる話題につぶやいてみる~

霜の朝

2006年10月27日 | Weblog
氷点下となる早朝は霜の降りる季節。水たまりには薄く氷が張り、川沿いの木々には細かな樹氷が貼り付く。陽のまだあたらない牧草畑は一面、雪原を思わせるほど白く輝いて見える。凛とした空気に姿勢を正され、上着のジッパーを襟元まで引き上げる。静寂に包まれた白い絨毯には、獣の径が山裾まで続いていた。(平太郎ノ沢・寿)
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フットパス

2006年10月24日 | Weblog
自然を感じながら、道草を楽しむようにゆっくりと歩くための道を「フットパス」と呼ぶそうだ。いい景色が見られ、曲がりくねった、細くそして少しのアップダウンの続く土の道がいい。ところがこの条件に合った道を探すのがとても難しい。林道にしても舗装あるいは簡易舗装されたものが多いし、頑丈そうな標識がいたる所にある。そう、これらはもともと車が通るための道なのだ。少なくとも農山村にあっては「歩くための径」がつくられることを望みたい。(町林道・藤井)
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マミチャジナイ

2006年10月18日 | Weblog
本格的な秋の訪れを感じさせる朝夕の冷え込みが続く。そんな季節の移ろいはさまざまな場面をみせてくれる。とくにツグミやハクチョウが大群をなして渡る姿には迫りくる白い季節を予感させる。今朝はツグミの仲間であるマミチャジナイが、渡りの途中で羽を休ませていた。カムチャッカなどで夏を過ごした彼らの数千㎞の旅はまだ始まったばかりだ。(知駒岳)
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バードカービング

2006年10月12日 | Weblog
何年かぶりのバードカービング。新装開店をするスナックにお祝いとして贈るため、ここ1週間はかなりの時間を費やした。といってもお酒を飲まない私は決して常連客ではなく、どちらかというと昼に茶の間でコーヒーをごちそうになるというお金にならない客でしかない・・・。彫ったり削ったりすることで掌の中の木片に命が宿ってくる。木の温もりが命の温もりとして伝わってくるようだ。さて開店は明日。野鳥好きのママはどんな感想を語ってくれるだろう?
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川という風景

2006年10月01日 | Weblog
昨日の道新に頓別川の記事があった。絶滅危惧種のカワシンジュガイ(カラス貝)が上流域で生息が確認されたので河川の改修計画の変更を求める、といった内容のものだ。昨年のイトウのシンポジウム(猿払村)を思い出した。「イトウの棲む川を守る」というテーマで白熱した議論が飛び交ったのだが、もし川にイトウがいなければどうなのか?と考えてしまった。たとえ希少種などの存在がなくとも、「マチの風景としての川」を地域に呼び戻すことの意義を考えたい。
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アオバト

2006年10月01日 | Weblog
秋は渡り鳥が南へ還る季節。春とともにこの時期にしか出会えない野鳥も多い。今朝は久しぶりに、秋休みで帰郷していた娘と一緒にバードウォッチングに出かけた。「キビタキがいる」といった方向へ双眼鏡をやると、それはよく似たムギマキであった。もっと北での繁殖を終え、南へ向かう途中だったのだろう。数は少ないらしい。場所を変えるとアオバトの悲しい歌声が聞こえた。トドマツの樹冠でしばらくとまっていたのでゆっくり観察することができた。たくさんの鳥と出会えた娘もとても満足そうに南へと帰っていった。(大畑山・寿)
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