evergreen の ふぃ~るど・のおと

~「ふるさと」の自然やくらしのなかで 気になる話題につぶやいてみる~

ノスリ

2007年09月23日 | Weblog
秋はワシ・タカ類が多く見られる季節でもある。渡りの個体も含まれているからだろう、特にオオタカやハイタカが複数で通過する姿に出会う。猛禽の多くは神経質で人が近づくのをいやがるが、ノスリは里に近いところで生活するためトビに次いで身近に感じる。このノスリ、猛禽の割には可愛い顔立ちをしているが、ホバリングしているときの動きはまさにハンターそのもの。地上の一点を睨み、微動だにしない。その白い尾羽をいっぱいに広げた姿は惚れ惚れするほど美しい。(豊泉)
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「ほのぼの」が満たしてくれるもの

2007年09月17日 | Weblog
久しぶりの予定のない休日。普段歩かない近くの林道をゆっくりと辿ってみた。夏鳥の姿は少なくなり、咲いている花も数種しかないが、ひとりの時間を勝手気ままに過ごすには十分な環境だ。すっかり夏羽が抜けた雄のノビタキが一羽、道路標識に止まっていた。あたたかな秋の陽を惜しむように微睡む姿を眺めていると、旅立ちの日が近いことも感じさせられる。ほのぼのとした情景は、日常の忙しさを忘れさせてくれるとともに、かけがえのない時間の存在に改めて気づかせてくれた。(藤井)
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「やまちゃん」のこと

2007年09月07日 | Weblog
旧敏音知小学校を「そうや自然学校」として復活させ、都市との交流や環境学習のコア施設にしようというプロジェクトがある。そのチームの中心が「やまちゃん」だ。この春来たばかりの女の子なのだが、かなりこのマチの素材を掘り下げ、精力的に情報を発信している。体験観光メニューのひとつ、カヌーの腕も上達してきた。手づくりのHPを見ると、自ら体験・取材したことを飾らない言葉で表現しているので、伝わるものもほんのり温かい。「知るたびにこのマチが好きになってきました・・・。」などと嬉しいことも呟く、とてもチャーミングで笑顔の素敵な女の子だ。(頓別川・弥生)
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Mちゃんの思い出

2007年09月04日 | Weblog
7月のカヌー教室に母親と参加した小学生 Mちゃんがその様子を絵に描いてくれていた。夏休みの思い出の一場面になったこと・・・主催したものにとってこれほど嬉しいことはない。しかもサポートでカヌーを操った私まで描かれているではないか。「・・・ありがとうMちゃん、キミの絵でオジさんはとっても元気になれました。」それにしてもよく似ている。この絵の存在を伝えてくれた上、データまで貸していただいた小学校のA先生、ありがとうございました。
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2007年09月01日 | Weblog
「父さん、早く早くちょっと外へ出て見てみなさい、キレ~な虹だよ・・・」 奥さんの急かす言葉にSさんは玄関の引き戸を放った。天気雨が上がった明るい秋空には、その青さにも負けない七色の鮮やかな半円が描かれていた。喜寿を迎えた老夫婦のしみじみとした午後の時間がゆっくりと刻まれてゆく。虹はいくらも経たずにキャンバスから消え去ってしまったが、刈り取られた牧草畑の彼方を眺める二人の後ろ姿は、私の瞼の奥にしばらく残っていた。(上頓別)
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