橘の部屋

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小説「戦国BASARA2 Cool & The Gang」読みましたっ♪

2009-08-08 13:29:07 | 戦国BASARA
戦国BASARA熱、未だ冷めてない橘です。
ここんとこちょいと忙しくてゲームを進めていないのだけど、
通りの片隅の掲示板』の南条さんのところで
小説が出てることを知りまして、読んでみました。

※南条さんへ(私信ですいません)
断りなく文中リンクしてすいません。南条さんトコで事前伺いのコメントもしようとしたのですが、
それすら弾かれてしまいました。(泣)
メルフォでも同様で、最低限のコメントしか受け付けてくれません。
他のFC2ブロガーさんトコはガンガン送れてるのにおかしいですよね。
ちなみにこの記事のTBも弾かれました。
色々語りたいのに、もどかしいぃぃ。


注意:若干ネタバレ含みます。これから読まれる方はご注意ください。



「戦国BASARA2 Cool & The Gang」
電撃文庫から出てまして、著者は安曽了さん。
価格は590円也。

初版は2007年6月に発行されてますね。
表紙では筆頭とアニキが背中合わせで敵と対峙してる姿。
ま、これだけで読んでみたくなるものです
橘の筆頭らぶ度は、これまでに書いてたBASARAアニメの感想を
読んでくれてた方はご存知かと思いますが、
ゲームでアニキにも惚れまして

ゲームの感想にも書いたのですが、私、アニキのことは、
ルックスも声も、最初は全然惹かれなかったんですよ。
アニメの終盤で四国勢が出るの出ないのって話が、
あちこちで上がってた頃、ゲームをまだやってなかったので、
ゲームの毛利元就と長曾我部元親って、どんな人物なのかなと
YouTubeで見つけたゲームのキャラOP映像を見たのです。
長曾我部元親がゲームファンからアニキと呼ばれてて
愛されてるようなので気になってたんですよね。
でもOP映像見た限りでは特に何も感じなかった。
声も好みじゃないしなぁ…と思ったんだ。

でもゲームやると、印象が変わるんですよねぇ。
愛されるキャラというのも頷ける。
あれやってると、自然とこっちもアニキと呼びたくなるんだ。
ていうか長曾我部元親なんて呼べなくなるね
アニキは、やっぱアニキだよ。

って小説のレビューでゲームの話してちゃイカンやろ
う…、でもこれゲーム小説だしな。
ゲームの中の物語をダイジェスト紹介、みたいな。
小説として楽しむには、正直言っちゃうと私は少々物足りなさを
感じました。
主要キャラを皆、とりあえず出して絡ませなきゃいけなかったんだろう
というのは分かりますが、
そのせいで当然それぞれのキャラの持ち時間が限られてくるわけですからね。
筆頭は前半は幸村との絡みですが、後半はアニキとの絡みなので
幸村は忘れられた存在だしなぁ。
消化不良感がね…。
いっそのこと、それぞれのキャラ主役で何冊か出してくれれば良かったのに~
とも思いますが、アニメで盛り上がった後ならいざ知らず、
当時はそこまでじゃなかったんだろうしなぁ。
仕方ないですね。

まぁ私が物足りないと感じるのも、あまりにキャラ達が好き過ぎて
もっと見せてくれぇぇぇと思っちゃうのも原因だろうから、
満足される方はされると思います(そんないい加減な…)
いや実際、私も筆頭と小十郎、筆頭と幸村、筆頭とアニキ、
アニキと手下達のやりとりを見てニヤニヤでしたし。
通勤時に地下鉄の中で読んでいたから、顔がにやけて困りましたのよ。
うん、筆頭ファンとアニキファンは楽しめると思います。

筆頭に関して言えば、前半は筆頭のストーリーモードを進む形で、
幸村と上田城で対峙してる時に、半兵衛が横槍…横関節剣か
入れて、筆頭庇って小十郎が倒れる、と。
んでゲーム同様半兵衛の情報探しにあちこち行くわけで、
半兵衛を知ってるらしい慶ちゃんのところへも行く。
戦場は違うけどね。
ゲームの時の風景やらやりとりやらを思い出しながら
読み進むってのも面白い。

小十郎の負傷も、ゲームじゃたいしたことないのかな?って感じでしたが、
小説ではけっこう…。
この後のやりとりが見られて楽しかったです。
筆頭が小十郎を抱きかかえるし~
小十郎が苦しい息で止めに入るし~
あ、そうそう筆頭がこれはテメエの差し金かと幸村の首に刀を突きつけるのよね。
片腕で小十郎を抱き、片手で幸村に刀を向ける、
その姿が思い切り目に浮かんでニヤニヤどきどき
疑われてちょっと傷ついたような幸村とかキュンと来る。
小十郎が「落ち着いて下さい」って言うのがまた
筆頭も幸村がそんな卑怯な事するヤツとは思ってなかったろうに、
小十郎が倒れて冷静さを欠いてるんだよね。
そこにニヤつく。

小説読んでいても完璧それぞれの声で聞こえてきますが、
このシーンの保志さんは完璧でした(どんなだ)
保志さんの演技、声色まで想像出来ましたわ。
疑ったことを侘びてちゃんと頭下げる筆頭も偉いなと思うが、
もっと怒っても良いんじゃないかと思える幸村が、
「わかってもらえれば、それでかまわんでござるよ」
と微笑を浮かべるからたいしたもんだと思う。
それと共に、幸村らしいよなぁと思いました。
実際の真田幸村は人気ありますけど私はその人となりはよく知らないので、
あくまでもBASARA幸村の話です。
保志さんとシンクロ率150%くらいのBASARA幸村ね
ほんと可愛いよ保志幸村。

あ、ただちょっと引っかかったのが、ここで小十郎が
出来れば早く手当てして欲しいって言うところ。
言うかな…あの小十郎がそんなこと。
アニメ、そしてゲームでも散々彼らの台詞を拾って
ニヤニヤしている私。
(ゲームの楽しみ方が間違っていますよね、はい)
BASARAはキャラがすんごい立ってますし、そうやってしっかり台詞を
拾ってりゃ性格とか掴めますよね。
その感覚から行くと、この状況でこういうこと言わなそうに
思えるのですよ。
あくまでも私の感性ですけどね。

あ、そうそう、文中に出てくる台詞には、
ゲームで実際使われてる台詞をよく起用しています。
それも時々、ここにそれは合わなくね?
って思うのもありました。
そんな無理してはめなくても良かったんじゃ…と。
これもあくまでも私の感覚ですが

小十郎が筆頭の腹部に拳を当てて失神させるシーンもあります。
アニメで似たシーンがあったのは、ここから拾ったかな?
アニメ同様、それで腹を切ることになっても良いという覚悟で
筆頭を止めるんですよね。
ここらは小十郎がすんごいカッコ良くて、
また地下鉄の中でニヤける顔をごまかすのが大変でした。

居合わせた慶ちゃんが、そんな小十郎の姿に、
同じ軍師である半兵衛を重ねる。
もし小十郎が秀吉の軍師だったら、ねねは死なずに済んだだろうか、
そんなことを考えてしまうのね慶ちゃん。
「あの伊達男なら、惚れた女を幸せにしてやれるもんかね?」
「あの人に女?…似合わねぇ組み合わせだな」

実際の政宗は知りませんが、BASARA政宗には女より幸村や
小十郎ですよね…げふんげふん。

他にも良いシーンあるんだけど、あんまり書いてると全ネタバレになるんで
このぐらいにしとくか…。

後半の筆頭とアニキの共闘はウキウキわくわくでね。
「BATTLE HEROS」ではゲームでも共闘出来るけど、
BASARA2とかでは出来ませんからねぇ。
次にやろうとしてる「英雄外伝」は、プレイヤーが二人いれば
共闘も出来るようですが、私は手は二本しかないしね。
誰か呼んでこなきゃ出来ないわけで…
うっちぃさんに来てもらうか。日本列島半分離れてるが

そんなわけで共闘シーンは楽しかった。
なんといっても大好きキャラ二人ですから
アニキが共に戦いつつ筆頭を分析してるのも良かったな。

あ、アニキの方ですが、こちらも普段の生活ぶりから見れて
面白かったですよ。
アニキがアニキになったところから始まってて。
海賊船を乗っ取ってカシラだけ殺して手下は自分が引き取るのが
カッコ良い。
手下は家族みたいに扱うアニキ。
そんな中、古参の手下が数人いなくなり、ザビー教に入信したらしい
というので教団に乗り込むわけです。
「俺はな、連中がここを嫌になったってんならそれもしかたないと思ってる」
そんな彼の言葉に、
「そんな!!アニキ!!」
「何言ってんだよ!アンタは最高だよ、アニキ!!」
と返す手下達。
「ありがとよ。野郎ども」
こんなやりとりがまた、とても私は好きなのですよ。

そしてアニキは言う、もしここから抜けたいと思う者がいるなら、
それは自分の器量不足が原因だと。
だから抜けたいものがいるなら正直に言ってくれれば
責めも止めもしない。
だが、もしそれが自分らの意思ではなく、誰かに強制されたというのなら
見過ごせない。
うふふ、好きだなぁこういう展開。
付いていくぜアニキ!何処までも!と私も拳を上げてしまいます。

ザビーとアニキとのやりとりは面白かったですね。
そうかザビー教ってあれ、洗脳なのですね。
元就がここで絡みますが、元就のことがちょっと分かった気がします。

ゲームの時に慶ちゃんから
「寂しいヤツだな、一人ぼっちじゃねぇか」
って言われて、お前に何が分かる!と激昂してたけど
元就のあの冷たさの理由、ゲームじゃよく分からなかったのよね。
あの領土を治めるには必要だったってことのようですな。

ザビー城でのアニキと手下達も、楽しめました。
アニキコールでパワーアップというゲームでの効果もまぜつつ
絆の強さを見せ付けてくれました。
気持ちよかったよ。

あとは…秀吉と半兵衛か。
切ないですね、ここ二人は。
でも自分の弱さを消すために惚れた女を自ら手にかけるってのは、
やっぱり私は理解出来なくて、秀吉には反発感じる。
死期が迫ってきていて限られた時間の中で、
秀吉のために必死になってる半兵衛が、なんともいえません。
BASARA秀吉は好きになれないのだけど、
(ゲームで扱うキャラとしても扱いにくいし)
半兵衛との絆部分は、美味しいから微妙なんだよなぁ。
それにしてもほんと、石田さんハマり役。
挿絵が慶ちゃんに向かって叫んでる半兵衛の図なんだけど、
この顔見ても石田さんの声が聞こえてくるよ。

あとねー、ホンダムの部分は微妙でしたね。
ロボだからさぁ…小説で人間ドラマの中に登場すると、
奇妙な感じです。
ゲーム小説なんだからこんはアリなのかもしれんけど…。
んーでも五本槍はね…無理して出さなくても良かった気が…。

とまぁ良いトコ悪いトコ色々語ってしまいましたが、
あくまでも私の感性なので、
読み手によってこれは意見も違ってくると思います。
筆頭、アニキ好きな方はけっこう楽しめると思いますから、
オススメですよ。

あぁこうして語っていたら、また筆頭やアニキで遊びたくなりました。
今日は久々にちびっと進めるか
早く英雄外伝に行きたいしな、うん。


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2 コメント

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こんばんは! (李胡)
2009-08-09 23:51:59
たちばなさんこんばんは!
先ほどはナルト記事にコメントありがとうございました♪
あ、それからセブンゴーストの方でもいつも名前出してくださってありがとうございます!
あらすじなんていえるほどのものじゃないですが(汗)
伺うのが遅くなっちゃって申し訳ないデス…

>もっと見せてくれぇぇぇと思っちゃうのも原因だろうから
たちばなさんの記事読んでるとそれが凄く伝わってきます(笑)
この小説、東西アニキ好きにはいいですけど他のキャラは出番が少なかったりで物足りないって思う部分もあるのはしょうがないですよね…
個人的には伊達主従が目一杯だったので満足してた覚えがあります♪

>BASARA秀吉は好きになれないのだけど
あはは、同じくです!
このビジュアルで置鮎さんボイスが勿体ない…(ぁ
小説読んだら豊臣主従も好印象になったんですけど(苦笑)

あ、そういえば動画サイトでこの小説をメインに作ったMADがあって、それ見たら凄かったです!
二期はやっぱりラスボスが豊臣勢になるんですかね??
退場キャラがあまりに多すぎるので内容がどうなるのか気になります^^

あ、外伝のプレイ日記も楽しみに待ってます~!
って私たちばなさんとこに入り浸りっぱなしだ(笑/コラ)
ではでは、お邪魔しました!!
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李胡さんへ (たちばな)
2009-08-11 07:48:59
李胡さん こんにちは~
コメありがとう♪
レスが遅れて申し訳ないです~。

おお李胡さんもコレ、読んでいたのですね。
反応頂けて嬉しい。

>個人的には伊達主従が目一杯だったので満足してた覚えがあります♪

私も基本一番好きなのは伊達主従なので
彼らのドラマが見れたのは満足なんだけどね。
幸村が中途半端に終わってる気がして(汗)
どのみち1冊であっちもこっちも見せるのは無理ですね。

>このビジュアルで置鮎さんボイスが勿体ない…(ぁ

ですよねぇ。もぉ秀吉が喋るたびに悲しくなる。

>小説読んだら豊臣主従も好印象になったんですけど(苦笑)

ゲームより少し掘り下げてるので、
彼らには彼らの思いがあるってところはね、
感じますね。

>動画サイトでこの小説をメインに作ったMADがあって、それ見たら凄かったです

え~っそんなのあるんだ。
見てみたいなぁ。
ニコ動とか、めっきりチェックしなくなったし…。
李胡さんは色々とマメだ。

二期のラスボス、秀吉説はみんな思ってるみたいですね。
私もそうかなぁと思うんですが。
秀吉というか半兵衛出さないとファンに叱られそうじゃない?

>外伝のプレイ日記

きゃあ、ありがとうございます。
でもまだBASARA2がさ~終わってない。(汗)
ある程度にしといて移ろうと思ってたけど、
難易度「究極」もあると知ってしまったので、
とりあえずそこまでは…
究極…どの程度のレベルなら挑戦できるかなぁ。

もちっと待ってね。




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