※注意:こちらは「夏目友人帳」9巻-東方の森の章-【後編】感想その2になります。
9巻の感想を最初から見てくださる方は、-小さきものの章-【前編】の方からどうぞ。
-小さきものの章-【前編】の感想はこちらです。
コミックス「夏目友人帳」9巻-1 -小さきものの章【前編】- すみません分割になります。
-東方の森の章-【前編】の感想からご覧になりたい方は、こちらです。
コミックス「夏目友人帳」9巻-3 -東方の森の章-【前編】妖よりも危険な人。
-東方の森の章-【後編-1】の感想からご覧になりたい方は、こちらです。
コミックス「夏目友人帳」9巻-5 -東方の森の章-【後編-1】すいません、後編更に分割(汗)
※ちなみに思い切りネタバレしてます。感想書くにあたり、
あらすじをほとんど舐めつつ進んでます。
そうしないと言いたい事伝わらないと思うので。
なので、まだ9巻買ってなくて、これから読む予定の人、
及び、夏目三期を期待して「まだ原作は読まないわっ!」
って方は、ご注意ください。
いいですかー?

はい-東方の森の章-【後編】感想の続きです。
猿面の妖達に誤解されてしまった夏目!
ピンチですってところからですね。
「違う」
と夏目は訴える。
壷の中の妖も、
「そうだぞ、不本意ながらこいつが私を奴の下から…」
と説明してるのに、
「おのれ」
「おのれ人間め」
興奮しちゃって、こいつら聞いちゃあいません。
夏目が肩に斜め掛けしていたバッグをぐいっと引き、
無理矢理持って行こうとします。
斜め掛けですから、夏目の身体も引っ張られます。
乱暴に扱うなと抗議する夏目に、
「我らに命令するか」
「なまいきな、黙らせろ」
とプリプリです。
「やめろやめろ、夏目は私を助けてくれたのだ!」
仲間の声にぐらい、反応しろよお前ら。
そう、仲間の声が耳に入らぬほど、彼らは怒り狂っていた。
夏目だけじゃない、人間-というか特に的場ですね-に対して。
「おのれ人間め、消えろ」
「災厄のもとめ」
「いったいどれほど災いをもたらせば、気が済むのだ」
溜まりに溜まった鬱憤が、夏目に向けて吐き出されているのです。
夏目には関わり無いことでも、同じ人間という括りで。
それほど彼らは人間に、恐らくは的場に、恨みを持っている。
"災厄のもと"
それは夏目には痛い言葉です。
やっかいものとされていた夏目。
的場にも"災厄の種"と表現されましたね。
時々妖関係で大変な事にはあうものの、
今は家庭や学校生活は、暖かな幸せな日々を送っている。
だけど、彼は忘れたわけじゃない。
胸の奥の傷痕は、癒されていても残ってる。
「お前など消えろ」
「消えてしまえ…」
言いたい放題な妖達の言葉を遮るように、大妖が姿を現した。
夏目の身体を口に咥え、妖達を冷めた眼で見下ろすのは
斑です。
「ああ消えてやるさ。こいつも友人帳も、あるべきところへ帰るのだ」
カ、カッコ良いよ~斑。お姿美しいし、いつになく台詞がマジですね。
よく響く
和彦さんの男前ヴォイスで聞こえてきます~。
「仮にも私はこれの用心棒。次にこれに手を出すならば、
お前らの敵は祓い人ではなくこの私」
斑の瞳がアップになります。
「いつでもかかってくるがいい」
本気モードですね斑。
普段ユルユルやってて、夏目の危機にも間に合わなかったりする
頼りない用心棒という印象が、全国的につきかけてますが(え)、
夏目が本当に傷つくポイントを知っている。
先生が夏目を護るというのは、こういうことなのかもしれないと
ふと思ったりしました。
対となるような、夏目の瞳もアップです。
台詞もモノローグもないけど、その瞳が彼の心を映しています。
しゃんしゃんと鈴の音が近づいて来て、
「そこまで」
と誰かが割って入りました。
チロリと見る斑の眼がいいわね。
もやもやが晴れて、現れた巨体は三篠。
彼の頭上には見慣れない妖が乗っています。
「あ…」
「お頭様…」
猿面とは異なる白黒の面をしたその妖は、彼らのお頭様-六花(ろっか)らしい。
面をずらすと右半分には痣のような影…ただし眼の下には逆三角の白抜き。
左半分は白いけど、眼の下に逆三角の痣という顔です。
奇妙な顔ではありますが、微笑んでるような穏やかな顔で、
性格も温和そう。
壷の中の妖が夏目に言った、
『友人帳など持ち帰れば悲しい顔をなさるかもしれない』
がしっくりくる感じですね。
「-やれやれ、何をしているお前達。勝手なことを…」
猿面達をちょっと叱って、夏目に顔を近づける。
三篠の上では小さかったが、夏目に近づけた顔はかなりデカイ。
つまりは三篠が半端なくデカイってことなんだけどさ。
夏目がちょっと身体を固くしています。
妖慣れしていても、大妖が突然近づいてきたら、萎縮するよね。
「-どうやらうちの者が助けてもらったようだ。
こやつらの無礼をお許し頂きたい夏目殿」
六花、すんごいまとも。礼儀もあり人格者っぽい彼の下で、
なんで部下達はあんな無礼なんだよ。ぷんぷん。
「私の力不足がこやつらを不安にさせたのでしょう」
ち、違いますと慌てる猿面達。
「我々はただ、何とかお頭様のお力になりたくて…」
その言い訳にかぶるように、
「夏目様-」
知った声が夏目の名を呼びつつやって来ました。

「夏目様、ご無事ですか!?」
とは喧嘩上等ののぼりを背負った一つ目。
「おのれ東方の猿どもめ。夏目様をこの八ッ原の恩人と知っての狼藉か!?」
牛顔も怒ってますが、
ヒノエのぶち切れ顔は一番怖い。
手に鎌持ってるし…。
一つ目は命の水、酒をごきゅごきゅ飲み、鬼神となって助けると言う。
お前はちょっとこの状況を楽しんでるだけだろ。
牛顔はもちっと本気。もやし相手に集団とは卑怯だと吼えてます。
「いざいざ!尋常に勝負!!」
ヒノエは戦う気、満々ですね。
「わーよせ。ありがたいが丸くおさまりかけているんだ」
青くなった夏目は、怒り心頭なヒノエの身体を
冷や汗たらりとして押さえます。
そんな彼らの様子に、クスクスと笑う六花。
「夏目殿は、友人帳を使わずとも、動いてくれる妖がいるのですね」
そういわれた夏目は、かみ締めるように応える。
「-はい。友人なんです」
ここの夏目がまた、良い顔をしています。
そんな彼らを茂みから見ている者たちがいました。
追ってきた的場と部下です。
何を話してるかは聞こえないようですが、
「ありゃすごいですね」
と部下が驚いている。
そうだよね、三篠は上級妖怪、ヒノエも大物の類ですし、
六花も名のある妖、この部下は彼の事も知ってるかもしれません。
その六花が夏目と和んで話してるとくりゃ、驚くのも無理はない。
「騒ぐなお前ら、さっさと戻るぞ」
斑がヒノエ達を叱りつけ、夏目は三篠に触れて礼を言う。
「ありがとう。三篠がお頭様に知らせてくれたのか」
「ふふ、我が主はなかなか我が名を呼ばぬゆえ」
言われて微笑む夏目。
従えるつもりなど、夏目には無いものね。
でもこんな風に力を貸してくれるのは、嬉しいこと。
「友人帳など、いい加減くれてやれば良いのに」
そんな三篠に、夏目は「-ああ」と応える。
「おれに代わって、名を返してくれる相手にだったらね」
名を返せるのは、レイコの血縁者のみですから、
夏目が誰かと結婚して子供産んでもらわなきゃいけませんよ。
チラリと斑が夏目を見て、
「阿呆、私がもらう約束だぞ」
と言うのですが、その言葉が出るまでに一拍、あるんですよね。
そこに彼の気持ちが取れる気がして、切ないんですよ。
どうだろ、見る人によって感じるものは違うかもしれない。
私はね、勝手に解釈して、キュンと来ましたよ。
夏目は、
「あ、そうだった」
とけろりと言うのだけどね。
「ほら帰るぞ」
そう言ったのは誰か、描かれてはいないのだけど、
斑だろうと思います。
今の話題を、ちょっと散らす感じかな、と。
そこも勝手に想像しています。
見送る六花と壷や猿面が、空を仰いでる。
茂みから見てる的場達も顔を上げ、視線は上空に。
しゃんしゃんという鈴の音と共に一行は空を飛んで帰っていく。
ヒノエは元々空飛べるタイプみたいね。自力で飛んでる。
夏目は斑に乗り、中級二匹は雲に乗ってるみたいに見えるんですが…。
飛んでるトコ初めてみたよ。
それを見上げて眺めていた的場達。
的場の風に舞い上がる後ろ髪が、ちょっと良い感じです。(あ)
「-ありゃあ格が違いますね」
と部下が言い出します。
「うちの式を集めてかかっても、手が出ないかもしれませんよ的場」
同意する的場ですが、やり方は色々あると返します。
この人は手段を選びませんからね、恐ろしい。
夏目がバッグを気にしていた事も、ちゃんと見ていた。
中身はなんだったのかと訊ねる。
覗いたヤツの話だと、帳面のようなものだったと応える部下。
「-帳面…?」
「ええ確か…なんとか帳って書いてあったとか」
ああ、おっかない。
的場が友人帳に行き着くのも、そう時間掛からないでしょう。
嫌だ…彼らの関係が脅かされるのは。
夏目が傷つくのは。
この先読み進むのが、怖いなと思った瞬間です。
-こうして東方の森の事件は何とかおさまった。
後日、詫びを入れに来た猿面の話によると、
あの日以来祓い屋の山狩りはおさまったのだそうだ。
「お前がやった大パレードに祓い人がびびったのではないかと
いう噂だ」
「パレードなんかやってないし、おれがやったんじゃないぞ」
おもに馬と猫だと言う夏目が面白い。
横で「ねこ!?」と怒ってる先生の顔がちらりと見えます。
「-悪かったな。…学校とかいうお前の仲間の前で、妙な行動をとらせた」
おぉ殊勝だね。
そう、一緒に居た西村の眼にはさ、さぞ変な様子に映ったと思う。
だけど、
「ああ…大丈夫だよ」
夏目はそうはっきりと応える。
そこに、西村への信頼が見えて嬉しい。
あんな事で、西村が夏目を疑ったり避けたり気味悪がったりしないと
確信してるんだよね。
なんか…いいな。
夏目がおかしかったのは貧血のせいって事になってて、
西村も北本も心配し、レバー食え、なんて言ってる。
貧血でレバー食べなきゃいけないなんて、女の子だよ夏目。
うんでも、夏目の様子がおかしい時、彼らは心配こそすれ、
悪く取ることはない。
前の学校のように、噂が流れていないせいもあるかもしれないけど、
ここの人達、特に夏目をとりまく友人や藤原夫妻も、
自分の眼と耳で感じてることを信じる派のようですから、
仮に変な噂が流れたとしても、惑わされたりはしないだろうけどね。
-いつか、話せるだろうか-…
的場の言葉が蘇る。
『いや、ご立派なご親戚だ。災厄の種を抱えることにしたのだから-…』
本当の事を話したら、西村達はどんな顔をするだろうか。藤原夫妻は。
まだその勇気はない。巻き込みたくないし、心配もさせたくない。
でもいつか、彼らには本当のことを話したいと、
思っているように思えますね。
「まぁ!やっぱり似合う」
そんな嬉しそうな声を上げるのは塔子さん。
夏祭りにあわせて滋さんの浴衣を夏目用に直してくれたそうで。
愛情感じるなぁ。
塔子さんはきっと、そんな作業も楽しんでやってたんじゃないかな。
目に浮かびます。
でもちょっと大きめだったようですね。
夏目は照れ顔のまま、それを否定します。
「い、いえすごく着心地がいいです」
先生に煮干し上げてた滋さんが、そこで、
「そうだぞ」と続ける。
「体なんてすぐデカくなるさ。来年にはピッタリになる」
滋さんの言葉に夏目は恥ずかしそうな嬉しいようなビックリしたような顔。
こんな風に来年の話が当たり前のように滋さんの口から出る。
それは夏目にとっては、あまりに幸せなこと。
-厄介なこともあるけれど
目眩がする程あたたかな日々-…
目眩がする程、とはピッタリな表現だなと、つくづく思いました。
さっきの夏目の表情は、まさにそんな顔だったよ。
「くそうおくれた。走れ夏目。イカが売り切れたらどうする気だ!」
先を走るニャンコ先生は、イカのことしか頭にありません。
ぷぷぷ。心配しなくたって大丈夫だってば。
-ふと、レイコさんはどうだったのだろうかと-…
目をそらさず、そろそろちゃんと知るべきなのかもしれない…
友人帳を守っていくと決めたのだから。
「ぬぬー困った、出られぬぞ。ぬ~~~」
足元から声がするので、夏目が下を見ると、鳥面を付けた小さな妖が
穴ぼこにはまって出られなくなっていました。
「花火とやらを見ようとはしゃぐからだ」
もう一匹が叱ってますが、彼も助け出す事が出来ない様子。
夏目は穴に落ちた妖の着物の襟をひょいと指に引っ掛けて、
救い出してやります。
クスクス笑いながら、
「大丈夫か?」
と訊く夏目の表情は穏やか。
「ぎゃっ、人の子!?」
助けられてもギョッとする小さな妖二匹。
「夏目!また妖に関わりおって」
先生は怒ってますが、困ってる妖を放っておけないのが夏目です。
ドン…ドドンと花火の上がる音がし始めました。
「あっまずい。はじまったぞ先生」
「阿呆め。走れ夏目」
-聞こえるもの、目に映るものを受けとめて
生きていこうと決めたのだから
最後は先生を肩に乗せて走っていく夏目の後姿で終わりです。
本誌はここで終わりですが、コミックスではペラリとめくると、
田沼達と合流できたらしい場面が載ってる。
本編が左ページで終わり、次の話も左始まりだと右ページが空いてしまいますよね。
その右ページにカットが入ってるのです。これは…描き下ろしなのかな。
多分、そうだよね。…ってまた違ってたらゴメンなさい。
このカットですが、笑顔で迎えてる田沼と北本とは違い、
西村は「あ!」って顔してる。それは、
「遅いぞ!夏目」
かな?
「なんだ夏目、着物汚れてるぞ」
とか?
ショートカットする為に藪でも抜けて来たのか、
夏目の髪や体に絡んだ木の葉もしくは草が、ふわりと落ちようとしています。
着物も袖や裾が汚れている。誰か一人くらい突っ込みそうだよね。
田沼も北本も着物姿似合うな。そんで大人っぽい。
なんか着慣れた感じなんですよねぇ。
田沼は襟が多めに開いていてなんだか色っぽいよ。
的場編は毎回、ドキドキハラハラですね。
彼が絡むとロクな事がないと思うから。心臓に悪いです。
そんな的場ですが…私の中ではすっかり声が出来ています。
って話を前回しましたよね。
そう、それも夏目がアニメ化になる全然前からですよ確か。
聞こえてきたのは、吉野裕行さんの声でした。
今は丁度、鋼錬でキンブリー演じてるじゃないですか。
鋼錬は前作からの大幅キャスト変更にブーイングしたクチですが、
キンブリー役は、吉野さん、とてもハマっていますし
良いですよね。
ここは納得してるところ。
そのキンブリーと的場、ちょっと共通点ありますよね。
長い黒髪を後ろで縛ってるけど、髪が細くて量がないところとか。
(そんなところかよ
)
冷めた眼や、目的の為には手段選ばない所や、孤高な所、歪んでる所。
キンプリーがハマってるから的場…と思ったわけじゃないですよ。
全然、もっと前から決めてたんですから(って勝手にね)。
でもあれ見てるとますます、的場を吉野さんで演じて欲しくなりますね。
でも吉野さんは、既に夏目友人帳アニメに出てしまってる。
玄役でね。だから望み薄かもしれません。
それで第二候補も考えてる所です。(おい
)
吉野さんなら、こんな声でこんな感じに演じるだろう…なんて
勝手な想像が出来ていたのだけど、
違う表現で、もう少しクール度高く大人な的場ってのも、
良いかもしれないと思っています。
名取が石田さんですからねぇ。
名取と絡むことも多いから、そのバランスも考えなきゃ
(ってお前が考えることじゃないぞ
)
あ、吉野さんだとバランス悪いって言ってるわけじゃないですよ。
ユダとガイだしな。(そういう問題か…)
また何か閃いたら、なにか夏目関連記事の時にでもお知らせしますね。
他にイメージお持ちの方が居たら、教えて頂けると嬉しいです。
他の方はどんな声を想像してるのか、知るのは面白いので。
9巻感想はあと短編の特別編が掲載されてますので、
その感想もまた後日書きますね。
だらだらと一ヵ月半くらいかけて1冊のコミックスの感想書くなんて
前代未聞ですな…。
お付き合いくださってる方々、ほんとありがとうございます。
またしばらくしてから、覗いてやってください。
感想書いてるアニメの放送がある日は、そっち優先となりますので、
ご容赦を…。
★今回も、夏目キャラアイコンを使用してます。
カゼノウタ様で配布されていたのを頂きました。
製作者は卯月ユエ様、各話の妖怪たちのアイコンも作られていて感動です。
ほしい方は、カゼノウタさまを訪問してください。
9巻の感想を最初から見てくださる方は、-小さきものの章-【前編】の方からどうぞ。
-小さきものの章-【前編】の感想はこちらです。
コミックス「夏目友人帳」9巻-1 -小さきものの章【前編】- すみません分割になります。
-東方の森の章-【前編】の感想からご覧になりたい方は、こちらです。
コミックス「夏目友人帳」9巻-3 -東方の森の章-【前編】妖よりも危険な人。
-東方の森の章-【後編-1】の感想からご覧になりたい方は、こちらです。
コミックス「夏目友人帳」9巻-5 -東方の森の章-【後編-1】すいません、後編更に分割(汗)
※ちなみに思い切りネタバレしてます。感想書くにあたり、
あらすじをほとんど舐めつつ進んでます。
そうしないと言いたい事伝わらないと思うので。
なので、まだ9巻買ってなくて、これから読む予定の人、
及び、夏目三期を期待して「まだ原作は読まないわっ!」
って方は、ご注意ください。
いいですかー?


はい-東方の森の章-【後編】感想の続きです。
猿面の妖達に誤解されてしまった夏目!
ピンチですってところからですね。
「違う」
と夏目は訴える。
壷の中の妖も、
「そうだぞ、不本意ながらこいつが私を奴の下から…」
と説明してるのに、
「おのれ」
「おのれ人間め」
興奮しちゃって、こいつら聞いちゃあいません。

夏目が肩に斜め掛けしていたバッグをぐいっと引き、
無理矢理持って行こうとします。
斜め掛けですから、夏目の身体も引っ張られます。
乱暴に扱うなと抗議する夏目に、
「我らに命令するか」
「なまいきな、黙らせろ」
とプリプリです。
「やめろやめろ、夏目は私を助けてくれたのだ!」
仲間の声にぐらい、反応しろよお前ら。

そう、仲間の声が耳に入らぬほど、彼らは怒り狂っていた。
夏目だけじゃない、人間-というか特に的場ですね-に対して。
「おのれ人間め、消えろ」
「災厄のもとめ」
「いったいどれほど災いをもたらせば、気が済むのだ」
溜まりに溜まった鬱憤が、夏目に向けて吐き出されているのです。
夏目には関わり無いことでも、同じ人間という括りで。
それほど彼らは人間に、恐らくは的場に、恨みを持っている。
"災厄のもと"
それは夏目には痛い言葉です。
やっかいものとされていた夏目。
的場にも"災厄の種"と表現されましたね。
時々妖関係で大変な事にはあうものの、
今は家庭や学校生活は、暖かな幸せな日々を送っている。
だけど、彼は忘れたわけじゃない。
胸の奥の傷痕は、癒されていても残ってる。
「お前など消えろ」
「消えてしまえ…」
言いたい放題な妖達の言葉を遮るように、大妖が姿を現した。
夏目の身体を口に咥え、妖達を冷めた眼で見下ろすのは

「ああ消えてやるさ。こいつも友人帳も、あるべきところへ帰るのだ」
カ、カッコ良いよ~斑。お姿美しいし、いつになく台詞がマジですね。
よく響く


「仮にも私はこれの用心棒。次にこれに手を出すならば、
お前らの敵は祓い人ではなくこの私」
斑の瞳がアップになります。
「いつでもかかってくるがいい」
本気モードですね斑。

普段ユルユルやってて、夏目の危機にも間に合わなかったりする
頼りない用心棒という印象が、全国的につきかけてますが(え)、
夏目が本当に傷つくポイントを知っている。
先生が夏目を護るというのは、こういうことなのかもしれないと
ふと思ったりしました。
対となるような、夏目の瞳もアップです。
台詞もモノローグもないけど、その瞳が彼の心を映しています。
しゃんしゃんと鈴の音が近づいて来て、
「そこまで」
と誰かが割って入りました。
チロリと見る斑の眼がいいわね。

もやもやが晴れて、現れた巨体は三篠。

彼の頭上には見慣れない妖が乗っています。
「あ…」
「お頭様…」
猿面とは異なる白黒の面をしたその妖は、彼らのお頭様-六花(ろっか)らしい。
面をずらすと右半分には痣のような影…ただし眼の下には逆三角の白抜き。
左半分は白いけど、眼の下に逆三角の痣という顔です。
奇妙な顔ではありますが、微笑んでるような穏やかな顔で、
性格も温和そう。
壷の中の妖が夏目に言った、
『友人帳など持ち帰れば悲しい顔をなさるかもしれない』
がしっくりくる感じですね。

「-やれやれ、何をしているお前達。勝手なことを…」
猿面達をちょっと叱って、夏目に顔を近づける。
三篠の上では小さかったが、夏目に近づけた顔はかなりデカイ。
つまりは三篠が半端なくデカイってことなんだけどさ。
夏目がちょっと身体を固くしています。
妖慣れしていても、大妖が突然近づいてきたら、萎縮するよね。

「-どうやらうちの者が助けてもらったようだ。
こやつらの無礼をお許し頂きたい夏目殿」
六花、すんごいまとも。礼儀もあり人格者っぽい彼の下で、
なんで部下達はあんな無礼なんだよ。ぷんぷん。
「私の力不足がこやつらを不安にさせたのでしょう」
ち、違いますと慌てる猿面達。
「我々はただ、何とかお頭様のお力になりたくて…」
その言い訳にかぶるように、
「夏目様-」
知った声が夏目の名を呼びつつやって来ました。


「夏目様、ご無事ですか!?」
とは喧嘩上等ののぼりを背負った一つ目。

牛顔も怒ってますが、
ヒノエのぶち切れ顔は一番怖い。

手に鎌持ってるし…。

一つ目は命の水、酒をごきゅごきゅ飲み、鬼神となって助けると言う。
お前はちょっとこの状況を楽しんでるだけだろ。

牛顔はもちっと本気。もやし相手に集団とは卑怯だと吼えてます。
「いざいざ!尋常に勝負!!」
ヒノエは戦う気、満々ですね。
「わーよせ。ありがたいが丸くおさまりかけているんだ」
青くなった夏目は、怒り心頭なヒノエの身体を
冷や汗たらりとして押さえます。
そんな彼らの様子に、クスクスと笑う六花。
「夏目殿は、友人帳を使わずとも、動いてくれる妖がいるのですね」
そういわれた夏目は、かみ締めるように応える。
「-はい。友人なんです」
ここの夏目がまた、良い顔をしています。

そんな彼らを茂みから見ている者たちがいました。
追ってきた的場と部下です。
何を話してるかは聞こえないようですが、
「ありゃすごいですね」
と部下が驚いている。
そうだよね、三篠は上級妖怪、ヒノエも大物の類ですし、
六花も名のある妖、この部下は彼の事も知ってるかもしれません。
その六花が夏目と和んで話してるとくりゃ、驚くのも無理はない。
「騒ぐなお前ら、さっさと戻るぞ」
斑がヒノエ達を叱りつけ、夏目は三篠に触れて礼を言う。
「ありがとう。三篠がお頭様に知らせてくれたのか」
「ふふ、我が主はなかなか我が名を呼ばぬゆえ」
言われて微笑む夏目。
従えるつもりなど、夏目には無いものね。
でもこんな風に力を貸してくれるのは、嬉しいこと。
「友人帳など、いい加減くれてやれば良いのに」
そんな三篠に、夏目は「-ああ」と応える。
「おれに代わって、名を返してくれる相手にだったらね」
名を返せるのは、レイコの血縁者のみですから、
夏目が誰かと結婚して子供産んでもらわなきゃいけませんよ。

チラリと斑が夏目を見て、
「阿呆、私がもらう約束だぞ」
と言うのですが、その言葉が出るまでに一拍、あるんですよね。
そこに彼の気持ちが取れる気がして、切ないんですよ。
どうだろ、見る人によって感じるものは違うかもしれない。
私はね、勝手に解釈して、キュンと来ましたよ。
夏目は、
「あ、そうだった」
とけろりと言うのだけどね。
「ほら帰るぞ」
そう言ったのは誰か、描かれてはいないのだけど、
斑だろうと思います。
今の話題を、ちょっと散らす感じかな、と。
そこも勝手に想像しています。
見送る六花と壷や猿面が、空を仰いでる。
茂みから見てる的場達も顔を上げ、視線は上空に。
しゃんしゃんという鈴の音と共に一行は空を飛んで帰っていく。
ヒノエは元々空飛べるタイプみたいね。自力で飛んでる。
夏目は斑に乗り、中級二匹は雲に乗ってるみたいに見えるんですが…。
飛んでるトコ初めてみたよ。

それを見上げて眺めていた的場達。
的場の風に舞い上がる後ろ髪が、ちょっと良い感じです。(あ)
「-ありゃあ格が違いますね」
と部下が言い出します。
「うちの式を集めてかかっても、手が出ないかもしれませんよ的場」
同意する的場ですが、やり方は色々あると返します。
この人は手段を選びませんからね、恐ろしい。
夏目がバッグを気にしていた事も、ちゃんと見ていた。
中身はなんだったのかと訊ねる。
覗いたヤツの話だと、帳面のようなものだったと応える部下。
「-帳面…?」
「ええ確か…なんとか帳って書いてあったとか」

的場が友人帳に行き着くのも、そう時間掛からないでしょう。
嫌だ…彼らの関係が脅かされるのは。
夏目が傷つくのは。
この先読み進むのが、怖いなと思った瞬間です。
-こうして東方の森の事件は何とかおさまった。
後日、詫びを入れに来た猿面の話によると、
あの日以来祓い屋の山狩りはおさまったのだそうだ。
「お前がやった大パレードに祓い人がびびったのではないかと
いう噂だ」
「パレードなんかやってないし、おれがやったんじゃないぞ」
おもに馬と猫だと言う夏目が面白い。

横で「ねこ!?」と怒ってる先生の顔がちらりと見えます。
「-悪かったな。…学校とかいうお前の仲間の前で、妙な行動をとらせた」
おぉ殊勝だね。
そう、一緒に居た西村の眼にはさ、さぞ変な様子に映ったと思う。
だけど、
「ああ…大丈夫だよ」
夏目はそうはっきりと応える。
そこに、西村への信頼が見えて嬉しい。
あんな事で、西村が夏目を疑ったり避けたり気味悪がったりしないと
確信してるんだよね。
なんか…いいな。

夏目がおかしかったのは貧血のせいって事になってて、
西村も北本も心配し、レバー食え、なんて言ってる。
貧血でレバー食べなきゃいけないなんて、女の子だよ夏目。

うんでも、夏目の様子がおかしい時、彼らは心配こそすれ、
悪く取ることはない。
前の学校のように、噂が流れていないせいもあるかもしれないけど、
ここの人達、特に夏目をとりまく友人や藤原夫妻も、
自分の眼と耳で感じてることを信じる派のようですから、
仮に変な噂が流れたとしても、惑わされたりはしないだろうけどね。
-いつか、話せるだろうか-…
的場の言葉が蘇る。
『いや、ご立派なご親戚だ。災厄の種を抱えることにしたのだから-…』
本当の事を話したら、西村達はどんな顔をするだろうか。藤原夫妻は。
まだその勇気はない。巻き込みたくないし、心配もさせたくない。
でもいつか、彼らには本当のことを話したいと、
思っているように思えますね。
「まぁ!やっぱり似合う」
そんな嬉しそうな声を上げるのは塔子さん。
夏祭りにあわせて滋さんの浴衣を夏目用に直してくれたそうで。
愛情感じるなぁ。

塔子さんはきっと、そんな作業も楽しんでやってたんじゃないかな。
目に浮かびます。

でもちょっと大きめだったようですね。
夏目は照れ顔のまま、それを否定します。
「い、いえすごく着心地がいいです」
先生に煮干し上げてた滋さんが、そこで、
「そうだぞ」と続ける。
「体なんてすぐデカくなるさ。来年にはピッタリになる」
滋さんの言葉に夏目は恥ずかしそうな嬉しいようなビックリしたような顔。
こんな風に来年の話が当たり前のように滋さんの口から出る。
それは夏目にとっては、あまりに幸せなこと。
-厄介なこともあるけれど
目眩がする程あたたかな日々-…
目眩がする程、とはピッタリな表現だなと、つくづく思いました。
さっきの夏目の表情は、まさにそんな顔だったよ。
「くそうおくれた。走れ夏目。イカが売り切れたらどうする気だ!」
先を走るニャンコ先生は、イカのことしか頭にありません。

ぷぷぷ。心配しなくたって大丈夫だってば。
-ふと、レイコさんはどうだったのだろうかと-…
目をそらさず、そろそろちゃんと知るべきなのかもしれない…
友人帳を守っていくと決めたのだから。
「ぬぬー困った、出られぬぞ。ぬ~~~」
足元から声がするので、夏目が下を見ると、鳥面を付けた小さな妖が
穴ぼこにはまって出られなくなっていました。
「花火とやらを見ようとはしゃぐからだ」
もう一匹が叱ってますが、彼も助け出す事が出来ない様子。
夏目は穴に落ちた妖の着物の襟をひょいと指に引っ掛けて、
救い出してやります。
クスクス笑いながら、
「大丈夫か?」
と訊く夏目の表情は穏やか。
「ぎゃっ、人の子!?」
助けられてもギョッとする小さな妖二匹。
「夏目!また妖に関わりおって」
先生は怒ってますが、困ってる妖を放っておけないのが夏目です。
ドン…ドドンと花火の上がる音がし始めました。
「あっまずい。はじまったぞ先生」
「阿呆め。走れ夏目」
-聞こえるもの、目に映るものを受けとめて
生きていこうと決めたのだから
最後は先生を肩に乗せて走っていく夏目の後姿で終わりです。
本誌はここで終わりですが、コミックスではペラリとめくると、
田沼達と合流できたらしい場面が載ってる。
本編が左ページで終わり、次の話も左始まりだと右ページが空いてしまいますよね。
その右ページにカットが入ってるのです。これは…描き下ろしなのかな。
多分、そうだよね。…ってまた違ってたらゴメンなさい。
このカットですが、笑顔で迎えてる田沼と北本とは違い、
西村は「あ!」って顔してる。それは、
「遅いぞ!夏目」
かな?
「なんだ夏目、着物汚れてるぞ」
とか?
ショートカットする為に藪でも抜けて来たのか、
夏目の髪や体に絡んだ木の葉もしくは草が、ふわりと落ちようとしています。
着物も袖や裾が汚れている。誰か一人くらい突っ込みそうだよね。
田沼も北本も着物姿似合うな。そんで大人っぽい。
なんか着慣れた感じなんですよねぇ。
田沼は襟が多めに開いていてなんだか色っぽいよ。

的場編は毎回、ドキドキハラハラですね。
彼が絡むとロクな事がないと思うから。心臓に悪いです。
そんな的場ですが…私の中ではすっかり声が出来ています。
って話を前回しましたよね。
そう、それも夏目がアニメ化になる全然前からですよ確か。
聞こえてきたのは、吉野裕行さんの声でした。
今は丁度、鋼錬でキンブリー演じてるじゃないですか。
鋼錬は前作からの大幅キャスト変更にブーイングしたクチですが、
キンブリー役は、吉野さん、とてもハマっていますし

ここは納得してるところ。
そのキンブリーと的場、ちょっと共通点ありますよね。
長い黒髪を後ろで縛ってるけど、髪が細くて量がないところとか。
(そんなところかよ

冷めた眼や、目的の為には手段選ばない所や、孤高な所、歪んでる所。
キンプリーがハマってるから的場…と思ったわけじゃないですよ。
全然、もっと前から決めてたんですから(って勝手にね)。
でもあれ見てるとますます、的場を吉野さんで演じて欲しくなりますね。
でも吉野さんは、既に夏目友人帳アニメに出てしまってる。
玄役でね。だから望み薄かもしれません。

それで第二候補も考えてる所です。(おい

吉野さんなら、こんな声でこんな感じに演じるだろう…なんて
勝手な想像が出来ていたのだけど、
違う表現で、もう少しクール度高く大人な的場ってのも、
良いかもしれないと思っています。
名取が石田さんですからねぇ。

名取と絡むことも多いから、そのバランスも考えなきゃ
(ってお前が考えることじゃないぞ

あ、吉野さんだとバランス悪いって言ってるわけじゃないですよ。
ユダとガイだしな。(そういう問題か…)
また何か閃いたら、なにか夏目関連記事の時にでもお知らせしますね。
他にイメージお持ちの方が居たら、教えて頂けると嬉しいです。
他の方はどんな声を想像してるのか、知るのは面白いので。
9巻感想はあと短編の特別編が掲載されてますので、
その感想もまた後日書きますね。
だらだらと一ヵ月半くらいかけて1冊のコミックスの感想書くなんて
前代未聞ですな…。
お付き合いくださってる方々、ほんとありがとうございます。
またしばらくしてから、覗いてやってください。
感想書いてるアニメの放送がある日は、そっち優先となりますので、
ご容赦を…。
★今回も、夏目キャラアイコンを使用してます。
カゼノウタ様で配布されていたのを頂きました。
製作者は卯月ユエ様、各話の妖怪たちのアイコンも作られていて感動です。
ほしい方は、カゼノウタさまを訪問してください。
長文感想、お疲れ様です!
ここは本当にシビレたところなので、全部書きたいって気持ちわかります。
読んでても、自分は嬉しいです!
> 夏目が本当に傷つくポイントを知っている。
> 先生が夏目を護るというのは、こういうことなのかもしれないとふと思ったりしました。
ここ、やられましたねえ。
「役に立たない用心棒」って散々言われてますが、真に必要な時にはちゃんと護ってくれるんですね。
後編-1の部分で、的場の式にやられそうになった時も。
夏目が守ろうとしていたものを踏みにじろうとしてましたからね。
的場相手の時は、ちゃんと本気モード見せてくれるなあ・・・
なんて書いてると、的場待望論になりそうで怖い(汗)
> 一つ目は命の水、酒をごきゅごきゅ飲み、鬼神となって助けると言う。
> お前はちょっとこの状況を楽しんでるだけだろ。
可笑しかったですね~ 一つ目の空気の読めなさ加減が。
でも助けには駆けつけているんだし、いい奴ですね。
・・・それをコマの片隅でやってるんだから、ホント楽しいです。
> 「-はい。友人なんです」
> ここの夏目がまた、良い顔をしています。
以前の漫画と比べて最近は格段に絵が綺麗になっていると思っても、それでも他のと比べると・・・
なのに、こういう場面でハッと思うような良い顔が入ってくるので、とても印象的です。
この絵が好きだと、本当に思える瞬間。
> そこに彼の気持ちが取れる気がして、切ないんですよ。
自分もここは切なかったなあ。
間に置かれた斑のコマが、夏目の言葉によって彼の頭をよぎった思いを表しているようで。
普段意識しない、人と妖の時間の流れの違いに強く気付いてしまった、ような。
冗談っぽく誤魔化してるみたいに見えましたが。
パレードは爽快でしたね~
> この先読み進むのが、怖いなと思った瞬間です。
この章は、物語の終結に向けて伏線がいろいろ張られているように思えてしまって。
アニメのこともあるし、きっちりと終わらせてくるんじゃないかとか、勝手に妄想中です(汗)
アニメ3期があると前提の上でですが。
一番くじやフィギュアまで出る予定してて、3期なかったら涙です。
短くまとめようとしても、なりませんでした(汗)
長文でスミマセン・・・
それでは、失礼いたします!
お忙しい中、コメありがとうございます~♪
>ここは本当にシビレたところなので、全部書きたいって気持ちわかります。
うううっありがとうございますっ。
後編を更に2分割ってなんだよ、と自分でも突っ込みまくったんですが…
なんか飛ばせないんですよね。
どの台詞も細かな表情も、そこから伝わってくるものも全部。
長文になっちやったけど、別に苦労して搾り出すわけじゃなく、
自然と沸いてくる感想なので、やはりそれは書き留めないわけにいかない感じで。
まぁここに見に来てくれる夏目ファンの方なら許してくれるかなと、
そんな甘えで書かせて頂きました。
>読んでても、自分は嬉しいです!
少なくとも一人は喜んで下さると思うと、それだけで書けます(笑)
部長さまさま。
>ここ、やられましたねえ。
やられましたとも。じわぁ…と自然と眼が潤みましたね。
>なんて書いてると、的場待望論になりそうで怖い(汗)
部長ったらぁ。(笑)
でも私もそれはちょっとあるかな。(おい)
怖いし、会いたくないし、夏目に近づいて欲しくないのですけどね。
>・・・それをコマの片隅でやってるんだから、ホント楽しいです。
コマの片隅でやってるとこがまた良いですよね。
噴出しからはみ出してる呟きもよくありますが、
あれも全部見逃せない。
アニメでもそういうトコまでちゃんと拾ってましたよね。
>なのに、こういう場面でハッと思うような良い顔が入ってくるので、とても印象的です。
そう、私も最初の印象は「絵が苦手」でしたからね。
今でもそんなに絵がお上手な方とは思っていない(御免なさい緑川先生)。
だけどほんと、時々ハッとさせられる表情とか、見せてくれるんですよね。
作品の良さは絵の技術じゃないなって、「夏目友人帳」見てるとつくづく思う。
…ってこれまた失礼な話かもしれんが。(御免なさい緑川先生、再び)
>自分もここは切なかったなあ。
>間に置かれた斑のコマが、夏目の言葉によって彼の頭をよぎった思いを表しているようで。
>普段意識しない、人と妖の時間の流れの違いに強く気付いてしまった、ような。
>冗談っぽく誤魔化してるみたいに見えましたが。
確か部長、連載時にチラッと書いてましたよね。
以前、私もここで書きましたが、ほんと空気で感じ取らせるのがねぇ、
緑川先生ほんとお上手で。
描かれてないコマとコマの間まで想像がつく、想像が膨らむ。
>パレードは爽快でしたね~
気持ち良かったですね~。
>この章は、物語の終結に向けて伏線がいろいろ張られているように思えてしまって。
>アニメのこともあるし、きっちりと終わらせてくるんじゃないかとか、勝手に妄想中です(汗)
>アニメ3期があると前提の上でですが。
部長のトコの記事読みましたよ。
原作終わらせてからアニメになるっぽいですかね…。
確かに今の展開から想像して、そろそろ色んな事に決着が付きそうだなと
感じてはいます。
緑川先生のことだから、もし悲しい結末だとしても、
悲しいだけにはならないと思うので、信頼して最後までついていくよ。
>一番くじやフィギュアまで出る予定してて、3期なかったら涙です。
いやもぉ私は絶対あると思ってますよ。
ダーカーは二年も掛かったけど、私、ブログで叫んで叶わなかったことないし。(笑)
>短くまとめようとしても、なりませんでした(汗)
>長文でスミマセン・・・
長文大歓迎ですよ。本人がコレなんだし(笑)
いつも感謝してます。
色々と危なっかしくて(勘違いして変なこと書いたりしてて)
世話の焼ける部下ですが、今後とも宜しくです。