橘の部屋

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「テガミバチ」#15【愛の逃避行】いくらなんでも、勿体無いだろ(泣)

2010-01-17 20:48:37 | テガミバチ
ええ~っと…。
ぶっちゃけ今回の話、主軸部分はあまり面白くありませんでした。
14話とのこのギャップはなんでしょう。
先週めためたテンション上がったのになぁ。
まぁ石川さん効果もあったんですけど、博士自身とっても気に入ってしまったし、
ゴーシュも出たしね。嬉しかったし、面白かったよなぁ14話。

オリジナルでも、サンタ回(12話)はけっこう良かったのに。
あれはザジ回でもあったしね。ああいう作り方してくれるなら良いのにな。
ゲストキャラ中心で終わるんじゃなくて、メインキャラの誰かが、
深く関わってそのキャラを知る事にもなるような作り、ね。

簡易感想ですまそう…と昨夜は思ったのに、
感想書くために見直してたら、ニッチが可愛くて、
突っ込みどころも満載だった事も手伝い、結局長くなっちゃったわ。

テレビ東京 あにてれ 「テガミバチ」公式HP

原作の公式HPはこちら「テガミバチ」

あらすじ 第十五話 「愛の逃避行」
配達を終えたラグとニッチが、乗り合い馬車で一緒になったボニーと
モスの熱愛カップル。ふたりは結婚の約束をしていたが、そのために
彼らは、ボニーが結婚を拒んだ男、フランク率いるごろつき集団に追
われていた。「結婚とは好きな人とずっと一緒にいることだ。」と
きいたニッチは、ボニーとモスが無事、結婚できるようにとフランク
たちを追い払う。だが実は、ふたりがフランクたちに追われる理由は
ほかにあった。


乗合馬車の中でニッチとラグの様子が変です。
どうもニッチが怒ってるようで、ラグは深々と溜息。

その理由は…って事で回想。

配達先の町で、ニッチが見入ってしまった大道芸。
炎を扱う大道芸人の名はピサロ…は良いけど、なんで大阪弁?
ラグが配達~とニッチを呼んだので、顔を向けたら、
芸やってる最中に余所見したら大損すると
ピサロに叱られちゃいました。
そして芸に魅せられたニッチは、尚も配達~と呼ぶラグに、

こんな顔を向ける。ステーキも
「ヌニヌ、ヌニニ~」
となにやら抗議してる?…うーんと、訳しますと、
「今これ見てるんだから、そんなの後!」(ほんとかよ)
まぁとにかく、これを見終わるまでは一歩も動きそうにない。

ニッチとステーキに睨まれて恐れ入ったラグは、
配達はこれが終わってからにしようと引きつった顔で返し、
彼らはこっくり頷く。

と、ここでまず「はぁ?」と思ってしまったのよね。
仕事優先でしょー?期日指定じゃない配達なら、
早く届けてあげた方が良いわけですし。
ニッチはディンゴなんだから、そこはちゃんとしなきゃだし、
彼女がもしまだそういう事が分かってないのなら、
ラグが教え込む必要があると思うの。
ここでラグは後にしようなんて言っちゃダメだと思いますよ。

ニッチとステーキがあまりに喜んで大道芸を見ているので、
ラグにしてみたら、ここは見させておいてやるかと思ったんだろうね。
それで一人で配達に行ったわけですが、
大道芸が終わって誰も居なくなり、
ニッチとステーキはキョロキョロとラグの姿を探しています。
ステーキがラグの姿をいち早く見つけて、「ヌニッ」(訳:来たぞ)と報告。

「ラグ、配達は?」
「もう済ませてきたよ」
いわれてがびーん!なニッチ。わなわなと震え出し、
「ラグはニッチに嘘をついた!」
ちゅうことで、お怒りなわけだ。

思い出して再び溜息…なラグがふと気付くとニッチが居ない。
乗り合わせている男が、その窓から出て行ったと教えてくれました…がっ!!
ちょっと!えええっ!声、杉田さんっ!?こんな役に?
…あ、すいません。一応今回の話の主役ですよね、
こんな役と言っては失礼かも。
でもでもでもーっ!

これですよ、これ。
こんなどこにでもいそうなモブキャラ顔な男に(ホント失礼だな)
なんで杉田さんっ!
…ちょっと脱力した。
これはええーって叫んだ人、けっこう居るのでは?

男の名はモス。モス?
あ~新しいバーガーのCM、最近ビシバシやってるよね。
ちょっと気になってるけど、バーガーはやっぱり魚系より肉系が好き。
モスは大好きなんだよねぇ。CM見たり、名前聞いただけで食べたくなるよ。

モスの連れてる巨乳の女はボニー。
こちらも田中敦子さんだなんて勿体無さすぎな軽そうな女。
敦子さんには、体つきや見た目は色っぽくても
性格男前で腕っ節強い役が良いよぉ~。
カルラ(うたわれるもの)の印象強いしな。
あ、ニャムサス(にゃんこい)は、けっこうおもろかったけど。
こんな女は嫌だよぉ。(んなこと言ったってね…)

…脱線しまくってるがな。
いやもぉ今回、突っ込みどころ満載なもので、突っ込みだけで
終わりそう(あ)

モスの胸にはボニーの顔の刺青まで入ってる。
らぶらぶな様ですけど、どうにもボニーは振りをしてるだけに
見えるなぁと最初から思いました。ちょっとわざとらしいというか嘘っぽくてさ。

国家公務員がなんで仕事中に女の子と一緒に?とモスに突っ込まれたラグ。
横からボニーが勝手な想像で説明してくれるのが笑えた。
ステーキがディンゴでニッチが調教師なんだってよ。
えぇぇぇ~?調教師の同行って可能なのか?
そもそも自分が使いこなせないようなディンゴ、連れてちゃだめでしょ?
まぁよくBEEの事を知らない一般市民の想像なんだから、良いですけどね。

馬に水を飲ませる為の休憩時、
ラグが馬車の屋根に登りながら、ニッチに謝っていると、
下でモスとボニーがイチャイチャし始めました。
「大好きよ。だから絶対にあたしを連れて行ってね」
首に両手を回してしなだれかかるボニー。
その為にこいつを手に入れたんだとモスが手にしているのは皮袋。
中にはちょっと重いものが入ってる音がする。
お金の擦れる音じゃない。宝石の原石って感じかな?とこの時は思った。
多分、盗んだんだよねぇそれ、とも思った。
非常に分かりやすいですよね。

-なんだろう…この感じ

その時ラグの左目が疼いた。
一回目見た時、それにピンとこなかったのはイカンね。
まだまだ読みが浅いですわー。

「大好きよ、モス」
そう甘くこぼす唇がアップになる。だからこそ余計、嘘なんだなと思った。
で、恋人達はキスをする。
「み、見ちゃいけませ~ん」
ちょっと小声でそう言って、ニッチの眼を手で隠すラグ。
くふっ。やっぱり毎回ラグの「いけませ~ん」はあるわけね。

「あの男は…唇が痛いか?」
あぁ…ニッチ的にはそうなるよね。
しどろもどろで説明するラグが可愛いねぇ。
あれは好きのしるしだと言うラグに、
「ラグもニッチに好きなしるしして欲しいか?」
「えっ!いやっ!でも、そ、それは…」
ラグったら、声裏返ってら~。にひひ。
「でもニッチは怒っているのでそれはナシだ」
も~可愛いなぁニッチってば。
この言い方とか大好きだ。

休憩を終えて馬車は再び走り出しましたが、馬に乗った多勢の男達が
追ってきました。
先頭の男が馬車に止まれと叫び、銃を空に向けて威嚇射撃します。
「連中だわ」
「ここまでか」
彼らを追って来ているわけですね。
ボニーは銃で御者を脅して急がせる。
この必死さ加減も、やっぱりねって感じですよね。

追われてるのかと訊くラグに、ボニーは事情を説明。
先頭の男、フランクに結婚を申し込まれたがボニーは
モスと一緒になりたいから断った。
そしたらフランクはモスを殺そうとして、追っている、と。
「私は絶対にこの人と一緒になる。この人と結婚するんだ」
「けっぽん?」
「結婚だよ、お嬢ちゃん。好きな人と一緒になることさ」
「好きな人と一緒…」
…なぜそこでラグを見る。
ニッチがラグを大好きなのは分かるが、
そういう好きにはまだ早い…と思うけど、
ニッチの感覚は動物に近いからな。もっと単純かもしれません。
いつもストレートですよね。彼女は。

ついにフランクが追いつきました。もうダメだとモスが諦めの言葉を漏らした時、
「ダメちがう」
ニッチが窓から飛び出しました。
「けっぽんの…じゃまをするな」
ほんとニッチはまっすぐですねぇ。
「ニッチ!人は、いけませぇぇぇん」
ラグの警告を考慮して、髪の毛を剣からグローブ素材に変えたようで、
フランクの両頬をサンドバッグのように、べちっと殴る…殴る…べちべぢべぢべちっ。
あはははは。
尚も人はいけませんと言うラグの叫びに、殺しはせず落馬させて
たたきのめす程度にしたもよう。

ありがとうと跪きラグの手を握るモス。
…なんか田舎者設定のくせに紳士?とビックリした。
ボニーはニッチの髪をふわりと手に取り、彼女がディンゴだったかと再認識してますが、
そんなボニーをちろりと見るニッチとステーキの眼がお揃いで笑えました。
でも見ず知らずの自分達に何故?とモスは疑問。
「ニッチはきっと…お二人に幸せになって欲しいんだと思います」
照れるモスに抱きつくボニー。
その時、岩山の上でキラーンと光るものが…。
銃声が響いて馬が嘶く。馬を狙った…んだよね?よくわかんなかったけど。
馬が暴れて車の動きは乱れ、乗っていたラグ達は、後ろのドアから外に投げ出された。

ニッチが髪でラグとモス達を掴み、余った髪は地面についてブレーキ代わりにして
無事救出。う~ん、これニッチじゃなかったら全員救うの無理だったよね。
お…馬と御者はどうした…あ、迷走中。…頑張れ。
ああ~ラグの鞄が吹っ飛んで行ってしまった。
言われずともニッチがちゃんと追いかけていく。
ほんと、ニッチがディンゴで良かったよ。

馬車に発砲したのはフランクの仲間だったようです。
事前に、あちこちに仲間を配備してたって事ですよね。
それにしてもフランク、到着早いな。
どうして先回りが出来たんだとボニーも突っ込みますが、
このガンロク峠に関しては誰より土地勘があるそうで。
ん~でもこんな見渡す限りの荒野で先回り出来る近道も何も
あるように見えませんがね…。

銃を向けられ、例のブツを返せと言われたモスは観念します。
モスが持っていたあの皮袋の中身は精霊琥珀の原石。
馬車の休憩時にラグの左目が反応したのは、そのせいでした。
取り戻したフランクは、ラグがBEEだと見るや、彼の琥珀まで
取り上げようとする。
いやいや、ラグの場合は目ん玉だから、えぐらなきゃイカンぞ。

BEEに支給される琥珀は、フランク達が扱うものより大層な稼ぎに
なるらしい。価値が高いってことですな。純度が良いとかそんな感じ?
フランク達は精霊琥珀の盗掘団でした。
「それ、禁止されてるはずです」
とラグが言えば、盗人の片棒担ぎに言われたくないと返される。
モスはフランクから琥珀を盗んだわけです。
フランクがボニーに結婚迫ってるって話も嘘。
ボニーは名うての詐欺師だそうで。

その琥珀があれば一緒になれたのにとボニーの流す涙に、
モスが男を見せました。フランクにしがみつき、琥珀を返せと迫ります。
いや…返せは変でしょう。こいつらも悪党だけど、その悪党から
アナタ、盗んだのよね。
「俺らには…それが必要なんだ…よっ…」
殴られて地に倒れても、フランクの足を掴むモス。
根性あるなぁ。さすがモブでも杉田さん(違います)。
命までは取らないつもりだったフランクですが、モスのしつこさに辟易し、
銃口を彼に向けます。

あわやと思ったところへ…
「けっぽんの…じゃまをするなぁぁぁ」
あ、やっぱり来ましたかニッチ。
ライフルの先を小刻みにカットされちゃったフランクは、
仲間達にニッチを撃つよう指示。
でもニッチは髪で全部受けたみたいで、

ぱらりと髪を開いて皆の撃った弾丸を落とす。
これはビビるよねぇ。

ボニーはフランクから琥珀を取り上げる。
フランクもニッチが恐くて、もうそれは諦めて逃げていきました。
これで一緒になれる。
「ありがとな、不思議な嬢ちゃん」
と言われて赤くなるニッチが可愛かったです。

一件落着みたいに見えますが、この件は根本から間違ってるわけで…
「待ってください」
ラグがやはり止めました。
琥珀は盗んだものだろう、と。
でもこれはそもそもフランク達が盗掘したものだから、
盗難届けが出せるものでもない。
モスも盗みが悪いことだと分かっているが、
どうしても金が必要なのだという。
アカツキに渡るために。

へ?金があるだけじゃ、アカツキへは行けないだろ?
この世界をよく分かってない私でもそれは分かるんだけど、
住人達でも分かってなかったりするものなの?
ほら、ラグが突っ込んだ。でもスルーされた…はは。

「色々ありがとうな、少年」
モスは礼をいい、二人は去っていきますが、
ラグはどうしても納得出来ません。
二人を追って行き、琥珀を奪う。
二人には幸せになって欲しいけど、
盗んだもので一緒になろうなんて間違ってる。
琥珀を手に持ってるから、ラグの左目がちらちらと反応し始めます。

「誰にも私の邪魔はさせやしない」
脅しだけだからとモスに言ったくせにボニーがラグに向けて発砲。
皮袋に当たって琥珀が散らばる。
その中の一つが発光し…あれ?赤針撃ったわけじゃないのに、
心弾がボニーの銃に当たって、記憶見えちゃいました。
ラグの左目の琥珀は確かに反応してましたけどね。
でも撃ったわけじゃないもんね…。うーん。
ちょっとここ、変な感じだよ。

ボニーにはクライドという名の好きな男が居た。
この銃はお守り代わりにその男がボニーに渡したもの。
アカツキに渡って成功したらボニーを呼ぶ、
彼とそんな約束を交わしていたのでした。
モスを騙し、琥珀を盗むのを手伝わせ、
これでやっとアカツキに渡れると歓喜したボニー。
一緒になろうぜと寝言で呟くモスに、


「あぁ。なってみせるさ…クライドとね」
悪い女の顔だなぁ。

「そうか…アカツキに渡り、音信の途絶えた恋人の元を訪ねるために
俺を騙したのか」
ええっとぉ~…モスのくせに声がカッコ良すぎますよ杉田さん。

一度はボニーに銃を向けたモスですが、撃てる筈もありません。
涙を流して呟く。ボニーが嘘をついていると分かっていたと。

ボニーは怒りをラグに向ける。
ラグが余計な事をしなければアカツキに渡れたのに、と。
あーあ、ラグにそんなモン向けるからぁ。
ボニーの銃口もニッチに刻まれちゃいましたよ。

切り口が見事だわー。
ニッチが悲しそうな顔で一言。
「嘘を…付いていた」

今回のテーマは「嘘」だったんですね。(今頃かよ)

ちくしょうちくしょうと醜い顔で叫びながら緩やかな崖を降りていくボニー。
落ちていった琥珀を拾うつもりかしらね。
本当の気持ちを伝えてくれてありがとうとモスはラグに礼を言う。
嘘をつかれたままよりもマシだった、そういい残して一人去っていく。

って、ええーっこれで終わりっ?
なんか後味悪いままの最後ですねぇ。
今までの話は色々あっても最後はちゃんと納得した終わりだったのに。

次回もオリジナルのようですが…ちょっと不安になってきました。
これだけは言っておこう。
いくら人気の声優さん使ったって、
話が面白くなかったらダメなんだからねっ!!

(なんでツンデレ?)


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