韓国関税庁(KCS)は、4月21日、中国企業が商品を「韓国製」と偽ってアメリカに輸出する違反事例が最近増加し、総額が2千万ドル(約28億円)を超えたと発表した。この動きは、米韓の高官が関税問題について会談を行う直前に発生し、外部の関心を集めている。
韓国関税庁によると、今年の第一四半期における関連する違反輸出額は295億ウォン(約29億円)に達し、その97%がアメリカ向けの貨物であった。これに対し、2024年全体の違反総額は348億ウォン(約34億円)で、その内アメリカ向けの輸出は62%を占めている。
調査によると、今回押収された事例の一つは、33億ウォン(約3億3千万円)相当の電池正極材料で、中国から輸入された後に韓国産と表示され、アメリカに再輸出されていた。これは、トランプ政権前に存在していた高額な関税を回避するためのものであった。
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韓国 中国企業による原産地偽装を厳しく取り締まり
韓国関税庁(KCS)は、4月21日、中国企業が商品を「韓国製」と偽ってアメリカに輸出する違反事例が最近増加し、総額が2000万ドルを超えたと発表した。この動きは、米韓の高官が関税問題について会談を行う直前に発生し、外部の関心を集めている。
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