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日本人として日々の暮らしの中で思うこと、知りたかったこと

米朝首脳会談中止は予想通りの結末

2019-03-11 22:39:10 | 韓国・北朝鮮
2018/5/25(金) 午前 9:22

来月12日に予定されていた米朝首脳会談が中止となった。文在寅韓国大統領の訪米でワシントンで行われた米韓首脳会談後、訪米日程をこなして文大統領が帰国の途についた矢先の米側の正式発表だった。直接の理由は、首脳会談に先立ってシンガポールで行われる予定だった米朝高官の準備会合を、北朝鮮側が「無断欠席」したことなど「深刻な信頼関係の欠如」が挙げられている。


22日に最後の望みをかけて、「是非、米朝首脳会談という偉業をトランプ大統領に行ってもらいたい」という意味の発言を記者団の前で話した文在寅大統領の発言を「(自分にわかるように)訳さなくていい」とトランプ大統領に切り捨てられたことが暗示していた結末であった。記者からの質疑応答が34分で、30分の予定の米韓首脳会談がたったの21分だったそうだ。


そもそも北朝鮮は「専軍政治」というイデオロギーの下、核開発と大陸間弾道ミサイル開発を他のことを犠牲にして国を挙げて行ってきたのであり、「核保有国宣言」と同時に「アメリカ本土に届くICBMを手に入れた」ことを示すことで、「対等な立場」で米朝の国交を結び、周辺国からの経済支援を引き出すことを狙ってきたのである。


最初から、リビアのカダフィ大佐の轍を踏むことを恐れている北朝鮮が、「リビア方式」での核放棄を飲むはずもなく、板門店での南北会談の場でも、金正恩自らは「一言も」核放棄ということは口に出して発言しておらず、むしろ「朝鮮半島の非核化」という「核戦力も含めた在韓米軍の朝鮮半島からの撤退」を意味するような表現で、親北の文在寅大統領が「腹話術」のように「板門店宣言」なるものを行ったのであった。


平昌五輪での南北合同チームなどによる平和ムードの演出に始まり、五輪会期中の米韓軍事演習(定例のもの)を延期させ、北朝鮮に対する米軍など国連軍からの軍事行動を、文在寅大統領が必死で阻止してきただけのものだったのだ。


それはそれで、かつて韓国単独開催のソウル五輪を妨害するために「大韓航空機爆発事件」まで起こした北朝鮮を、「五輪期間中に懐柔する効果」はあったわけで、五輪を無事に行いたいホスト国の韓国にしてみれば、38度線に近い平昌での五輪を無事に終えることが出来ただけでも全く無駄だったともいいきれないが、実に予想通りの展開。


元々専門家らは、既に北朝鮮の完全非核化そのものがもはや不可能に近いと指摘しており、仮に米朝会談が行われたとしても、米側の拘る「リビア方式」であろうが「トランプ方式」であろうが合意に至ることは難しく、恐らく決裂する以外にないものだったのだ。


「板門店宣言」のあとで、金正恩朝鮮労働党委員長は急遽、中国の習近平国家主席と二度目の会談を行うために5月7~8日に大連を訪れ、北朝鮮にとって「後ろ盾」である中国の指示を仰いでいる。その後、定期的に行われている米韓軍事演習に対して難癖をつけて、予定されていた板門店での南北の高官会談を突如キャンセルし、再び韓国に対して高圧的な態度をとりはじめていたのだ。


つい先日まで「ノーベル平和賞はトランプ大統領に」などの発言で持ち上げて、韓国文在寅大統領が米トランプ政権をも引きこむ形で繰り広げてきた「茶番劇」が終焉したのだ。


23日にワシントンで河野外相とポンペオ国務長官との会談に先立ち、記者団に対して河野外相が「条件が整わないなら米朝首脳会談をする意味がない」と発言したことにまで触れて、米朝首脳会談中止を日本が望んでいたかのように、韓国「中央日報」が八つ当たりしていた。「日本は官房副長官の談話の中でも『核とミサイル』よりも先に『拉致問題』を挙げている」などと非難がましく言われる筋合いではない。


日本の立場で、「核、ミサイル、そして日本人の拉致問題の解決がない限り、日朝国交正常化はない」といい続けることで、北朝鮮の思惑通りに行かないことを見せつける狙いがあり、今後もこの姿勢を貫いて、「迷惑で厚かましく嘘つきの」隣人達とはなるべく距離を置き続けたいものだ。



コメント

いやぁ「恐れ入谷の鬼子母神」

______________実は【拉致問題も終焉】だった事実をご存知ですか。
_____________2002年9月17日【平壌宣言に署名】とはこれでした。

拉致被害者に関する北朝鮮の説明は、
▶︎【両首脳の間で「事実」として決着】
▶︎【両首脳の間で「拉致問題はこの時点で終わった」】ということでした。
▶︎【福田官房長官が外務省飯倉公館で、拉致家族へ、翌日発表しています。】
2018/5/25(金) 午前 9:35 1082001(紫音)


小泉純一郎氏が「報道陣の発表を停止」させただけです。
_________________________

▶︎【金正日】は、日朝首脳会談を機に拉致を
▶︎【国家犯罪として認め】
▶︎【主席の立場で正式に謝罪した】のです。

その上で【小泉と金正日は平壌宣言に署名】しました。


よって
▶︎【国際社会から客観的に見た場合】、
▶︎【両首脳の合意によって事実を確認】した上で
▶︎【拉致問題は決着した】
ということになりました。
2018/5/25(金) 午前 9:39 1082001(紫音)


> 1082001(紫音)さん
小泉元総理は日朝国交正常化を自分の業績にしたかったのですよね、そのとき随行した当時の官房副長官の安倍総理が「拉致問題はまだ解決していない」と釘を刺して、北が「一時帰国」といっていた5人の拉致被害者を北に戻さなかったという経緯でしたね。「日朝平壌宣言」てまだ有効なんでしょうかね。

小泉元総理という人がどういう人物かこのことからもわかりますね。
2018/5/25(金) 午前 9:42 kamakuraboy


> 1082001(紫音)さん
その辺は、日本側の事務レベルでの「議事録」も見なければどの程度、日本側が了解してのものだったか、わかりませんが、当時の福田官房長官が、拉致被害者家族の横田めぐみさんの両親に「死亡です」とだけ告げたということでした。他の家族の方々にも「○○さんは死亡です」「○○さんも死亡です」を連発して怒りを買ってました
ね。本当にこの連中は「親中派」といわれる自民党内の売国勢力です。
2018/5/25(金) 午前 9:48 kamakuraboy

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