美と知

 美術・教育・成長するということを考える
( by HIGASHIURA Tetsuya )

クラス通信 2011年6月21日

2011年06月22日 | クラス通信Ⅳ(A組高2~高3)

 教育実習、遠足も終わりました。学部説明会も終盤です。1学期も残りわずかです。自分の心に問いかけて目の前のことに全力で向かっていこう。

自分自身に問いかける言葉、心を正す言葉を高校時代に見つけてください。

 

 

◆チャンスの女神は後ろ髪が禿げている。

 

◆幸運の女神は謙虚さを好む。(米長邦雄)

 

◆賢い人は自分の経験から学ぶ、もっと賢い人は他人の経験から学ぶ。

 

◆人生は心がけと努力次第。(安岡正篤

 

◆若いとき流さなかった汗は、老いてから涙となって返ってくる。

  

◆艱難は忍耐を生じ、忍耐は練達を生じ、練達は希望を生ず。(聖書)

 

◆海より広いのは空、空より広いのは心。 心あるところに宝あり。(手島郁郎)

 

◆小人は自分の能力のすべてを直接自分のためだけに使ってしまう。大人は能力の大半を世の中のために使う。

 

◆掃除をする心の広さと深さが、その人の人格に比例する。(鍵山秀三郎)

 

中途半端だと愚痴が出る。いい加減だと言い訳が出る。一生懸命だと知恵が出る。

 

◆目は美しいものを見よ。口は正しいことを伝えよ。手はよいことを行え。(前川原良)

 

◆何事も雑にやると雑事になってしまう。何事も丁寧にやると人間を鍛える。

 

◆人生に失敗がないと、人生を失敗する。(斉藤茂太)

 

◆できるかできないかではなく、望むか望まないか。(イチロー)

 

◆心の井戸を深く掘り、そこに沸き出る水を清めるような生き方とは・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クラス通信 2011年5月10日

2011年05月10日 | クラス通信Ⅳ(A組高2~高3)

“およそ計画を立てて実行するということはすべて経営である”
と松下幸之助は言っています。
「起業」という言葉が大学の学部名にまで使われるような時代。マネジメント流行の時代ですが、「起業~経営・マネジメント」ということの根本は、実は自分のライフデザイン、ライフマネジメントそのものにあるということです。

“一人一人の行動”、“一生をどう生きるのか”ということも経営・マネジメントと言えます。

マネジメントの基本といわれる、PDCA (Plan―Do―Check―Action)のサイクル。
(*その出発点は「志」・・・このことについてはまたの機会にふれます)

物事を深く考えず、Planを持たずにActionしている人・・・
Planばかりで、なかなかDoにも結びつかない人・・・
 
Planしたら失敗を恐れずにDoに移せるか・・・もし、失敗してもその失敗をCheckし、新たなロジックを組み立ててふたたび強いActionにうつせるか・・・

まず最初のDoがなければ、Planそのものが強いものになりません。


Plan―Do―Check―Action このサイクルを自然に取り入れている人は、自分をどこまでも高めていける人です。

さて、中間試験、期末試験・・・中学・高校と今まで何回受けてきましたか? 
あと4回の定期試験を残すのみです。定期試験(物事)に取り組む(Do)自分の姿勢(生き方)をCheckし、自分のAction能力を試すチャンスも残りわずかです。このチャンスを大切にしようではありませんか。

 自分では気がついていないかもしれませんが、一人一人の生き方、人生の型が実は既に形成されつつあるのですよ。二十歳頃までに固まったその型から人は抜け出せなくなります・・・
 
自分のライフデザイン、ライフマネジメントを真剣に見つめ、真剣に考えるチャンスを見失わないようにしよう!
 
毎日の生活の中にそれがあるのですよ!!
毎日の生活の中にしかそれはありません!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クラス通信 2011年4月19日

2011年04月22日 | クラス通信Ⅳ(A組高2~高3)
◆高等部でのしっかりとした生活、学びを構築しよう。
何事も物事の本質をつかむことが大切です。表面的なわかりやすいところで止まり、物事の核心に迫りきれない人が沢山います。何のために学ぶのか・・・学びによって得られるものを大切に、枝葉末節に振り回されず、骨太な思考ができる男になってほしいです。高校時代の最大の課題は、自分の生き方、自分の進路を見つめることです。これなくして高校時代の意義を見つけ出すことはできません。
今の自分が何に向いているかなんて結論は出せません。しかし、今自分の興味は何に向いているのか・・・ということは、自分と真剣に向き合う中で見つかります。しっかりとした進路選択ができるように毎日の生活にアンテナを張り巡らせてください。
自分の生き方を真剣に考え、大切にできる人こそが(Mastery)、社会や他者への深い思いやりの心を発揮できる(Service)のです。 

大人になるということは、甘え心を取り払っていくことです。「みんなもしてるし、このぐらいのことは許してもらえるだろう・・・」「何とかしてもらえるだろう・・・」「自分ひとりぐらい大丈夫だろう・・・」といろんな甘えがあります。そこを自分で自分に厳しくできなければ、精神的に子どもだということです。
まだまだ、「甘え」の心が抜けてない人がいます。子どもから大人になるということはこの甘えを取り去っていくことです。大勢の中に逃げ込むのではなく、一人の男としての判断(自分からすすんで考えて、決める)をしっかりとしていこうではありませんか。

「人と比べるのではなく、自分自身の本気との勝負を!」



◆「がんばっている人には、きっと奇跡が起こる。」
私はこの言葉を信じたいと思います。誰のためでもない、自分に嘘をつかない、自分をごまかさない生き方を大切にしたいと思います。

人は誰でも、つらいことより楽しいこと、しんどいことより楽なことを選択したいと考えます。でも、心の深いところで自分が本当に望んでいるものは何なのかをしっかりとみつめて、そこに誠実にありたいと考えます。

二度とない自分の人生。人生の乗り換え切符はありません。今乗っているレールをどういう方向に向けていくか、少しずつ、少しずつしか歩めません。しかし、確実に自分の人生の方向が決まりつつあるのです。

高校時代は、クラブ活動も勉強も、つらいことも楽しいことも、後で、あの時にやっておけばよかった、という後悔をしないために、存分に生きてほしいと願います。

「自分の流す汗には嘘はないのです。」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クラス通信 2011年4月12日

2011年04月12日 | クラス通信Ⅳ(A組高2~高3)
◆3年生となりました。今、「学ぶ」ということをもう一度考えてみよう。

学習をすることにより、二つのものを身に付けます。

一つは、学習した内容の「知識や技能」。
もう一つは、学習するという行為そのものにより得られる「人格成長」です。

「知識や技能」は、習得された場合、目に見える成果となって現れます。しかし、もう一つの「人格成長」は、何かを習得しようとする過程で自分自身が体験することでしか習得できないもので、他人からは成果として見えにくいものです。

 たとえば、頑張ることで得られる「忍耐」や「感動」はその人自身を成長させるもので、何かを学んだ際の知識や技能習得の成果とは別に、自分なりにがんばったということが力になって、次の機会に役に立つかもしれない能力になります。これは、自分が努力をするという経験を積んだ人にしか蓄積されない「力」で、知識のように決して他人に伝授されることもありません。同様に、なにかを学ぶ「喜び」そのものも、いくら面白いからと人から説明をうけても、聞いた人が面白いと感じることは出来ません。

効果的な学習ということがよく言われます。これは短時間で少ない努力で学習できるような内容を連想しますが、これによって習得できるものは、ほとんどが上記の「知識や技能」で、本来人間の成長過程で大切にされなくてはならない後者の何かを学習するときに得るべきものがどこかに忘れ去られているような気がします。

社会においては、多くの知識や技能がものをいいます。社会で生き抜くとき、有利か不利かを考えると、大方は知識も技能も多くある方が有利に決まっています。しかし、学校や教師や保護者、あるいは学ぶ生徒本人がその効率よさを大切にするあまり、ゆっくりと身につく「人格成長に関わる変化」の部分を見過ごすならば、これは大きな問題です。

学校で効率よく学べる類の内容は、全生涯に渡って必要とされる知識や技能ではありません。それよりも大切なことは、卒業してからも社会の変化に対応して、一人で深く的確に学習し続ける能力であり、努力し続ける能力です。

暗記したり、自分の手で書き写したり、辞書を引いたり、ノートにまとめてみたり…時間がかかって、面倒くさいことの中に一人一人の忍耐や努力、工夫や方法が生まれてきます。その実感、経験の積み重ねが、社会に出たときの大切な能力に結びついていくのではないでしょうか。

自分の学習姿勢が、単に目先の点数のためだけのものになっていないか・・・学ぶとは自分を鍛えることです。自分自身が変わることにつながるものです。
3年生の歩みを始めるにあたって、厚みのある深い学びをしっかりと考えていこう!

担任は君たちの人格成長を見ています!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クラス通信 2011年2月15日

2011年02月15日 | クラス通信Ⅳ(A組高2~高3)
◆2011年度高等部A方式入試が終わりました。
入試期間中の休みがありましたが、みんなどんな過ごし方をして、どんなことを考えたのでしょうか。

◆君たちは入試の日のことを覚えていますか・・・?

毎年、入試の時期になると私は感動がこみ上げてきます。
入試に向けて様々なことを思い、いろんな我慢もして必死に勉強してきた中学3年生。
今年から掲示による合格発表はなくなり、郵送のみとなりましたが、合格を確認できて喜びの涙する者がイメージできます。不合格を知りがっくり肩を落とし涙する者がイメージできます。現実を受け止めなければならない瞬間です。
私自身彼らのその姿を忘れずにいる教師でありたいと気持ちが引き締まります。

合格、不合格の現実の中に一人一人の受験生のドラマがあります。
その家族の涙があります。
合格者も不合格者も結果をしっかりと受け止めて次の自分の人生を歩みだす出発点にしてほしいと心から願います。

2Aの君たちにも、合格した時の感動をぜひ思い出してもらいたいです。
君たちは中学入試、高校入試にチャレンジしてきました。そして2Aの全員が、合格という大きな感動を経験した人たちです。
自分が経験してきたドラマをぜひ思い出してください。

毎日の生活の中で常に新たな感動を生み出すということはなかなか難しいことですが、感動した経験を思い起こすことはできます。

人はその感動の数だけ成長すると私は信じています。

毎日の学校生活の中にも自分が経験してきたさまざまな感動を思い起こす場面がきっといくつもあります。それに気づき、そのことを大切にできる感性をもつことができるか、それとも鈍感になってしまい全く何にも感じなくなり、気づかなくなった自分がいるのか・・・
両者の人生はきっとずいぶん違ったものになるでしょう。

素直な気持ちで、自分の心を開こう
忘れかけている大事なものを失わないように・・・


◆それから、自分が、関学を受験する受験生から憧れの眼差しで見つめられていることをぜひ覚えておいてください。

今週木曜日にはB方式入試があります。
チャレンジしている受験生のことを憶えましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする