今年の台風の目となるのかな？

WRC第2戦、スウェディッシュラリー。フォードのNo2ドライバー、ヤリ・マティ・ラトバラが見事に優勝しました。
グロンホルムの引退で、フォードのエースはヒルボネンが努めていますが、今年からNo2として参加しているラトバラ。第2戦で、早くも初優勝を飾りました。
このラトバラ、若干22歳とWRC優勝最年少記録・24歳という記録を塗り変えました。
この24歳という記録は、'80年にヘンリ・トイボネンが出した記録です。その記録を2年も更新とは、ひょっとしてなかなか凄いドライバーとなるのでしょうか。
確かに今回のラリーは、速い段階からシトロエンのローブがリタイヤしていました。
雪のラリーでは、圧倒的に北欧勢が有利となります。ラトバラはフィンランド出身、条件にもぴったりでした。
北欧勢は、グラベルラリーに強い事が知られています。前回のモンテカルロはターマック。ローブには有利な環境でした。
今回は雪中のラリー。北欧勢に有利とはいえ、エースのヒルボネンを押さえての優勝。これは、今年の目玉となるかもしれませんよ。
今月末に行われるメキシコラリー。路面はグラベル。果たして、ラトバラは活躍するのか。ヒルボネンが盛り返すのか、あるいはローブなのか・・・
今年の台風の目となるのか、ラトバラ。今年のWRCの見方が決まってきそうな予感がしますね。