揚水発電の利用率はたったの３％、再生可能エネルギーを拒否する言い訳が消滅（怒）

九州電力をはじめ、電力会社が再生可能エネルギーを拒否した言い訳が完全に消滅しました。原発２６基分もの容量を持つ揚水発電の利用率がたったの３％だと判明したのです。要するに、「原発を再稼働するための言い訳に再生可能エネルギーを利用した」ことが世界中にバレてしまったのです。もっとも、官僚や電力会社の「嘘が丸わかりの言い訳」を信じる国民など存在しませんけどね。元々は原発のバッファとして用意された過剰設備なのですが、原発が全て停止しているにも関わらず、再生可能エネルギーのバッファとしては全く機能していないことが分かります。つまり、「原発を再稼働するために、最初から再生可能エネルギーを潰すのが目的だった」のです。原発を再稼働するには、電力不足を演出する必要があります。しかし、東日本大震災後は省エネで１０％以上も電力需要が減っているので、「電力不足だから原発を再稼働させろ」という言い訳が成立しなかったのです。それどころか、FIT制度で再生可能エネルギーが原発換算で７０基分に達したため、危機感を感じた官僚や電力会社が「再生可能エネルギーは変動するから受け入れられない」と意味不明な言い訳を始めたのです。揚水発電という十分なバッファが現存するにも関わらず、変動を抑えられないという矛盾する言い訳に全国民が「またか」と呆れたのも無理はありません。福島原発の爆発事件で、東京電力の矛盾する発言を聞かされ続けた国民が、東京電力の社員や家族を非難し、白い眼で見続けた結果、東京電力から優秀な社員が次々と辞めていったように、九州電力や他の電力会社も同じ目にあい、衰退していくことになります。まさに「自爆テロ」というわけですね。


相次ぐ太陽光発電の買い取り拒否　関西電力があの黒部に小水力発電所を建設したワケ
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40980
「関西電力」が「40年超老朽原発」運転延長へ　経産省はなぜこの暴挙を止めないのか
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41112
川内・高浜原発再稼働、今春以降に　手続きに遅れ
http://www.nikkei.com/article/DGXKASFS06H66_W5A100C1EE8000/
自由化後の電力取引監視　経産省、年内にも第三者機関
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF06H0V_W5A100C1PP8000/?n_cid=TPRN0006
原発再稼働、今春以降に　認可手続きに遅れ
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS06H66_W5A100C1EE8000/?dg=1