花楸樹つづり

漫画の感想、日々の出来事など。
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D.gray-man第202夜「変わる世界」その1

2011-01-15 10:29:46 | D.Gray-man
8日にはUPできる予定だったんですが、だいぶ遅くなってしまいました。
この1週間のアクセス数があわわわなことに(汗)
待っててくださった方々ごめんなさい。


Dグレ202夜感想、ネタバレ注意!
長くなったので2つに分けました。


その2はこちら




暗闇でベッドに横たわる千年伯爵。泣き疲れて人の姿で眠る彼を、レロとロードが見守っていた。
そこへティキが訪ねてくる。


ロード「さっきまでずっと泣いてたよぉ。やっぱり『14番目』に会うの怖かったんだねぇ」
ティキ「なんで。『14番目(やつ)』のそばにイタイvってデレてたじゃん?」



何も答えず、黙って微笑むロード。


ティキ「妬けるね。さすが、うん十年一緒にいると千年公のキモチ、何でもわかんだ?」


35年前の事件で生き残り、その後もずっと伯爵と共にいたロード。
最近目覚めたばかりのティキ達若いノアは、伯爵と14番目の関係も、伯爵の複雑な心情もよく解らない。


ティキ「なぁロード、俺らは千年公に忠誠を誓ってる。だからどんな命令も従うし、その役目を疑ったりしない。でもやっぱどうしても感情ってもんがあるからさ。『理解』したくなっちゃうんだよ」




うん十年…ロードって何歳なんだろうなぁ。
35年前の事件の時ロードが生き残れたのって、例の“正体を知らないと倒せない”ってのと関係があるんだろうか。



一人がけのソファ(?)のような椅子に座っているブックマンとラビ。
ラビの椅子の背もたれにはフィードラが寄りかかっている。


ブックマン「…伯爵の招待ではないようだな」


彼らと向かい合っているのはシェリルだった。


シェリル「お待たせしてすみません、千年公がなかなか眠らなくて。おひさしぶり、といったほうがいいのかなぁ?」


ロードによると、ブックマンは35年前までは先代のノアと懇意にしていたらしい。


シェリル「なんと彼の『14番目』とも因縁があるそうで」




フィードラってこんなねっとりした顔つきしてたっけ…(汗)

ブックマン師弟の蒸発は、彼らの意志による離脱ではない模様。
この件にはシェリルとフィードラの他に誰が絡んでるんだろう?ティキは…ロードに直に聞いてたしなぁ…微妙なところ。
ワイズリーやロードは能力的に気づいてそうだけど…ああ、伯爵もか。確かアクマだけじゃなくてノアの行動も伯爵には筒抜けなんだよな。伯爵が眠るまでブックマンとの話を始めなかったのはそういうことか。
伯爵には何と説明してあるんだろう?「ブックマンなら情報もいっぱい持ってそうだしいいんじゃない?」とか…??

にしてもブックマン一族が過去にノア側にいたことがあるのは方舟編で匂わされてたけど、ついに出てきたか。しかも14番目とブックマンの間に因縁が…これは楽しみだ。ブックマンとクロスが旧知の間柄っぽい(江戸編まではアクマ改造のことはブックマンしか知らなかった)のもそれ絡みだろうか?



ブックマン「ふ…なるほど。伯爵に反逆者の『14番目』を迎え入れろといわれて実は恟恟としとるわけだな」


14番目の弱点でも聞きたいのか、との問いを笑って躱すシェリル。本気で迎え入れなどしない、14番目は必ず殺す、と。


シェリル「だがハートからは死んでも守れといわれた。なぜ? しかも千年公てば奴の前で『そばにイタイv』ってデレたんだよ!!!」
ブックマン「しるかいな」



ブックマンを呼んだのは、14番目のことを調べ、伯爵の真意を知りたいからだった。
シェリルはラビとチャオジーを人質に、ブックマンが保持する全記録の提供を要求する。ラビとチャオジーの体内には、フィードラの持つ寄生蟲(ポワズ)が入れられていた。


シェリル「その年でまた後継者を失うなんて、嫌でしょう?」
ラビ(!?)




若いノア達は14番目に関する伯爵の言動・行動に困惑している模様。
まあそうだよな…当時のことは詳しくないみたいだし。

「ハートからは死んでも守れ」か。ハートが14番目を壊すとまずいことになるのか、単に14番目大好きだから他の奴に壊されたくないのかどっちだろう?
とりあえず、「ハートからは死んでも守れ」に傍点が振られてるので「ハートからは『死んでも守れ』といわれた」とかいう区切りではなさそうだ。

チャオジーの様子が変だったのはフィードラの能力によるものだった模様。
フィードラの舌が目玉だらけでキモいです。目玉が2つ飛び出たけどあれどうなるんだろう。チャオジーとラビの体内に入ってるのってもしかしてもしかしなくてもあの目玉?目玉親父に侵食されてるの?そのうちラビの髪のアンテナが復活して「じじい、妖気だ!」とか言い出(待て;

あー、現ブックマンの歳の割に後継者が若いとは思ってたけど、前の後継者失ってたのね。
35年前の事件絡みだろうか。…ノアだったとか?流石にないか。いや、師弟揃ってエクソシストになれるぐらいだしノアになれてもおかしくないような気も…。
てかラビ知らんかったんかいな。35年前の事件のことはどうなんだろう。まあブックマンもその辺は教えてなかったんかもな…。



一方、本部に帰還したチャオジーの容態は重かった。


マオサ「治せないってどうゆうことだよドクター!!」


ドクターに詰め寄るマオサ。

治療法は解らない上、ノアが関係しているとすれば(実際フィードラの能力なのだが)、下手に手を出せば事態を悪化させるおそれもある。


ドクター「二班と連携して努力はする…」
マオサ「そんな…」



ショックを受けるマオサ、キエ、マリ。
帰還したばかりのリナリーも、仲間達の状況にショックを受けていた。




ラビよりチャオジーのほうが容態重そうだ。
てかもし寄生蟲で相手を操るとかできたらヤバいな。
あ、でも目玉ならむしろ偵察用か?

シリアスなノリでも「どうゆう」とかの表記使うのか…そうか…。なんか気になるけど、しゃーないか…。

てか医師の説明にショック受けてる場面、マオサとキエの仕草がチャオジーの両親ぽく見える。



アレン『リンク、あと少し…少しだけでよかったから、僕を信じてほしかった…。トクサ、ごめん。ほんとにごめん…』


北米支部で伯爵が去った後、アレンが呟いた言葉を回想するリンク。


「ハワード・リンク監査官!?」
リンク「は、はいっ。すみません」
「報告を。アレン・ウォーカーの様態。第2使徒の所在はまだ吐かないのですか?」



小さな会議室のような部屋で、コムイやルベリエを含む7名が席についている。また、壁際にはズゥ、バク、レニーが立っていた。


リンク「!? あ、あなた方は……」




初登場(?)の中央庁幹部らしき5名は神父服。うち4名とルベリエは目の前の聖書に右手を置いている。上座の人物は手を顎の下で組んでて、コムイは両手とも膝の上。リンクに話しかけてる人はともかく、コムイが聖書に手を置いてないのがなんか気になる。ささやかな反抗…違うか(笑)単に中央庁の人間のほうが聖職者としての意識が強いだけかな。

てか話しかけられて初めて「あなた方は…」って、相当ぼーっとしてたなリンク。



ルベリエ「報告なさいリンク監査官」

リンク「か、完全黙秘です。この数日…ウォーカーは尋問に一切答えません。覚醒の進行も定かにできず、自白剤が入ってるのを恐れてか食事も水以外口にしない状態です」

「狡賢いサタンめ」



言葉を失うリンク。


「己の立場を理解させるべきではないのか。腹を貫かれても平然としているのだろう、多少手荒いことでも…」
ズゥ「お言葉ですが」



上座の人物の言葉を遮り、「神田はアルマと共に死んだ」「もう戻らない」と主張するズゥ。異様な錆で覆いつくされた六幻を見せ、適合者を失った証だろうと語る。


ズゥ「ウォーカーはただ、仲間の意志を守ろうとしているだけです。何卒…、何卒彼にご慈悲を…」
「ズゥ・メイ・チャン」
ズゥ「は、はっ!」
「黙れ」



黙りこむズゥ。リンクも思わず息を呑む。
外では雨が降り出していた。




バクやコムイはかなり苦々しげな顔をしてます。アレンを助けたくても、事が事だけに立場上難しいだろうからなー。

てか“手荒いこと”まだしてないんだ。
奏者の件が判明した時点で異端審問とか言い出すぐらいだから、“拷問に近い尋問”ぐらい普通にやってるかと思った。

あのアレンが水以外口にしない…アレンが水以外…アレンが…おい死ぬぞ(汗)
てか水は自白剤警戒しないのか。単に、最低でも水分ぐらいは取らんと…ってことかな。

錆が適合者を失った証も何も、へブラスカに見せれば一発なんじゃ…;
神田死んだっぽい感じになってるけど、実際どうなんだろう?
クロスの“断罪者”も適合切れてるらしいけど、クロスの生死自体は未だ不明だしなぁ…。いや、「適合を失う」のと「適合者を失う」のとじゃちと違うけども。



食堂では、ジェリーがエクソシストと科学班第一班の皆(と、ボネール)に異様な量の料理を振舞っていた。


ジェリー「食いなさい!!! こうゆう時こそ食って食って食って元気出すのよ!!! メソメソしてる時間あったらね、腹を動かすの!!! 人間そっからよ!!」


こんな時に食欲なんか…と呟いたクロウリーは無理矢理口に饅頭を突っ込まれる。
同じく食欲がなく俯いていたリナリーに、リーバーが饅頭を差し出す。彼やジョニーも饅頭を頬張っており、隣ではジジが酒をがぶ飲みしている。


リナリー「……ケガ増えてない? みんなも」


一班の主なメンバーは、アレンの件でルベリエに直訴しに行って警備員に叩き返されたらしい。


ジョニー「だってアレンを幽閉するなんてあんまりだよ!!」
ジジ「そうだ食え!もっかい行くぞオラ」
リーバー「あいつが覚醒しちまったのは俺達にも責任があるんだ。今度は俺達が何とかしてやんねぇと」
ジジ「そのとーり!!」




ちょっと警備員!一般人に何してんの!ヾ(`Д´)ノ
一班の皆、いい人達だ…。
そうか、ジョニーとリーバーは北米支部の襲撃現場にもいたんだよな…。余計に庇いたくなるよな…。

でも…アレンが投獄された理由は、覚醒の件以上に「第2使徒2名(特にアルマ)を逃がして第3使徒計画を潰した」ことのほうがデカいような…。

てかボネール姐さん地味に馴染んでるなww



キャッシュ「アレンを科学班に診せてほしいって頼んでるんだよ」
リナリー「え…」
キャッシュ「よく調べればもしかしたら『14番目』の記憶(メモリー)を取り除く方法が見つかるかも知れないってさ。おかげで一班は非難の的だけどね」



憎々しげに一班のメンバーを睨む団員達。
アレンと親交の深くない者にとっては、ノアを身の内に飼う彼を庇うなど、考えられない行為だった。

姿を消した友の姿を思い浮かべながら、饅頭を食べ始めるリナリー。




ノアメモリー除去……無理そうな気が(汗)

リナリーが思い浮かべた日常…取っ組み合いの喧嘩をするアレンと神田。止めるラビ。呆れるマリ。見物するブックマン。
…もう見ることはないんだろうなぁ、この光景。



突然どこからか卵が飛んできて、ジョニーと通りすがりの誰かに当たって割れた。


ジョニー「え…、タマゴ……?」

「冗談じゃねぇ、ノアは処刑すべきなんだよ」



ジョニーとジジは思わず振り返るが、声の主は判らない。
憤るジジ。


「あのぉーー、ワタシは、ただ通りがかっただけなのですが……」
ジョニー&リーバー「!!」



とばっちりを食った人物は、顔も服も料理も割れた卵で滅茶苦茶になっていた。慌てて彼に謝り、駄目になった料理の代わりにと自分達の食卓に誘うリーバー。
その人は「もう行かねば」と断った後、ふと思い出したようにリーバー達に告げた。


「ああ、そうだ。アレンを処刑したりなんてしませんから、大丈夫ですよ


見知らぬ人の思わぬ言葉にぽかんとする一同だったが、ツキカミが彼に反応を示す。


ツキカミ「あン人…
ティモシー「どした?ツキカミ」
ツキカミ「いやなんでも




普段交流の少ない団員達がノア化したアレンに冷たいのはまあ一応解るとして、ジョニーに卵投げたって仕方ないだろうがよ…。
とばっちりの人に謝らにゃならんのはリーバーじゃなくて投げた奴だ!!ヾ(`Д´)ノ

にしても重要情報ダダ漏れだな。
アレンが14番目の宿主と判明した時点では、その事実を知らされたのは教団幹部とエクソシストだけだったはず。北米支部で覚醒した時だって、見ていたのはルベリエ、バク、レニー、ズゥ、本部科学班研究員6名、鴉数名だけだったはずだ(神田、アルマ、トクサは今は教団にいないので除外)。当然箝口令だって布かれただろう。
どっから漏れたんだ。他の襲撃現場で生き残ったファインダーあたりか?ノア達が何か色々言ってたし…。
まさかルル=ベルの時みたいに誰か潜入してるんじゃないだろうな。
アレンのこと、どの程度の情報が流れてるんだろう…?

てかとばっちりの人誰だ。コートの下さっきの幹部達の服に似てるんだけど…。
「アレン」って呼び方も気になる。
ツキカミが反応してるのも気になる。



続きます。その2はこちら

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4 コメント

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Unknown (パコ)
2011-01-15 21:21:34

全然音沙汰なかったので 戻ってきて
くださらないかと思いました‐泣

本誌をしっかり読んだ上で、
いつも楽しみにしております。
返信する
パコさんへ (ジュウ)
2011-01-16 21:36:59
すみません、ご心配おかけしましたm(_ _)m
祖父が急に亡くなって、しばらくバタバタしてたもので…(汗)

>いつも楽しみにしております。
ありがとうございます!
返信する
ジュウさんへ (雹雨)
2011-01-19 20:08:57
この前返信してくださったのに、御返事返せなくてすいません!
>色々と大変だったんですね。
これからも頑張ってください!
返信する
雹雨さんへ (ジュウ)
2011-01-24 01:06:13
ありがとうございますm(_ _)m
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