アメリカ:闇の支配構造と略奪戦争

社会構造を分析しています。

ウォール街金融資本が、アメリカ権力中枢と結びついたのは、第一次大戦頃

2012年10月10日 | 記事
ウォール街が、現在のようにアメリカを動かすようになったのは、第一次大戦頃のようだ。この頃ウォール街の闇の勢力と、権力を仲介する各種「シンクタンク」や「回転ドア」が作られている。
※回転ドアとは、政権中枢と国際金融資本の主要人物が頻繁に行き来するシステム。

田中宇氏から引用ですが、
(以下 http://tanakanews.com/g0714Paulson.htm より引用)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ウォール街がアメリカの外交政策を動かすのは、今に始まったことではない。古くは、1910年代の第一次大戦に際し、アメリカをヨーロッパ戦線に参加させたのが、ウォール街の画策の成果である。

 それまでアメリカの政治経済体制は、各州などの地方政府の力が大きく、連邦政府の権力が小さかったが、第一次大戦への参戦に際し、アメリカの経済力を連邦政府(大統領)のもとに中央集権化することが行われ、連邦政府のドルの発行力を増すため、中央銀行にあたる連邦準備制度が作られたりしたが、これらを画策したのはウォール街である。ウォール街は、大統領に大きな権限を持たせてやった報酬として、その後の歴代大統領の外交政策を自分たちに都合の良いように動かす「政治献金」「回転ドア」「ロビー団体」「シンクタンク」などのメカニズムを作り続け、今日に至っている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その手口は、
①ウォール街は、アメリカを戦争に巻き込むことで、世論を背景に大統領へと権限を集中させた。(アメリカの中央集権化、それまではアメリカは分権的だった。)

②その見返りに大統領と密室で取引しながら、自らの勢力が政権内に組み込まれるシステムを作り出してきた。

※連邦準備制度はその過程で作られた。(連邦準備制度理事会:FRBはなんと、ウォール街大資本家の私有銀行)

第二次大戦では、世界中を市場化するためIMF・世界銀行を作ったが、戦争などの混乱を誘発させては、次の制度設計をする狡猾さ・頭の良さは一貫している。今も何か企んでいるに違いない。

南風小僧☆