今日もテクテク散歩…

―月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也―
                              芭蕉

五泉の水芭蕉

2006-04-10 | Weblog
五泉市の名峰・菅名岳の麓に水芭蕉が可憐に群生していました。
「水芭蕉公園」の水芭蕉はもともと菅名岳の麓の湿原に自生していたのを誰でも散策できるよう木道を(水芭蕉の花を守るため?)設置・整備して平成8年に開園した。その数三万株もあり目を楽しませてくれる。

「水芭蕉」の名前の由来はバショウの花に似ていることから付けられた。また、真っ白な花びらのように見えるのは実は花を守る役割をする「仏炎苞」(ぶつえんほう)といわれ,本当の花は中心部の黄色いところについていると調べでわかった。
「仏炎苞」=広辞苑を引くと〔肉穂花序をつつむ大形の総苞〕とある。
それにしても仏炎苞とは面白い漢字で書くものだ。
直訳すると“仏の白い炎につつまれて”とはちょっと無理勝手な解釈?
分かりやすく言うと純白の花に見えるが仏炎苞は葉に変形して花を包んでいる。

まぁーあまり深く考えず可憐・清楚の気持ちで観賞すると身も心も洗われる。
桜の開花ももうそこまで、越後にも春がやってきた。