演劇集団「大河」

鶴ヶ島市を拠点に活動する市民劇団大河の稽古や公演のご案内をするブログです。

元禄馬の物言い 挿入歌がぐるぐる回ってるー!!!!!

2022-12-08 20:26:11 | 日記

演劇集団大河の座付カメラマン兼小間使いのPです。

終演後、ロビーで耳を澄ましていると、公演に満足してお帰りになるお客さんから「ああ、劇の中の挿入歌が頭の中をぐるぐる繰り返し回っている感じ!」という声が聞こえてきました。

かくいう私もその一人。劇中歌は4つありますが、井戸端のおしゃべりから展開が一気にサスペンス化していく時に歌われるのは『馬は口きく 人はだんまリ』です。

歌詞は脚本家の篠原久美子さんによるもので韻を踏んでいてリズムを作っています。元禄期の将軍徳川綱吉政権時の生類憐れみの令について蚊も殺してはいけないという御触れに対する庶民のうっぷんめいたものと、お上による隠密捜査への恐怖を表しているのでしょうか。

曲は2019年に大河が埼玉県鶴ヶ島市で4公演を行うにあたり、作曲家の日高哲英さんが書き下ろしてくださったものです。

劇が展開を見せる中で、とても印象的です。

篠原さんのつくられた歌詞を紹介します。

これで公演を見にきてくださった方はますます、曲が脳内でぐるぐる強化されること間違いなしです。

日高さんによる大河役者陣への熱心な歌唱指導があったことを付け加えておきます。

 

馬は口きく 人はだんまり

犬は道往く 人は隠れる

薮蚊の腹は血でいっぱい 人は刺されて腫れいっぱい

命あるもの生類を 憐れみ打つな殺すなと

お偉い方は言いなさる。

それでもあたしら人間を 憐れみ打つな殺すなと

お偉い方は言いません 

それじゃあたしら人間は

命あるもの生類じゃ ないということらしいわな

 

みざるいわざるきかざると お偉い方の言うとおり

みざるいわざるきかざるだ お偉い方が見てござる

みざるいわざるきかざるさ お偉い方は耳すます

 


当日パンフも制作中です

2022-11-21 10:21:46 | 日記

演劇集団大河の座付カメラマン兼小間使いのPです。

小間使いの一環として2019年12月の「元禄 馬の物言い」公演から公演当日用のパンフの制作もさせてもらっています。2020年2月にはときがわ公演のために作ってあった500部のパンフはコロナ禍での中止で使われじまいに・・・。悲しい思い出ですね。

今回のときがわ公演では、役者やスタッフ、協力者なども変わっており、当日公演パンフもリニューアルという塩梅に。3年経つと、当時使用していたプロフィール写真を新しくしたいという役者さんらもいますので、これらも一部更新したり、レタッチしたり。

昨日は素案を劇団員にチェックしていただきましたよ。仕上がりはA3巻三つ折りになります。元禄期に実際に「馬の物言い事件」はあったなど、公演を観るためのミニ「トリビア」も読み応えあり(自画自賛)。

印刷の入稿締切を2日後に控え、かなり焦っています。