鴨川シーワールド その１

-ホテル編-

千葉県は鴨川市にある、
鴨川シーワールドに行って来ました。
子兄が水族館ブームなもので。

ついでに水族館併設のホテルに泊まりました。
泊りがけで水族館
なんて
若い頃の私なら
「つまらん！もっと色々足のばそうや！」と
思うところですが、
お年頃のせいか、価値観が変わってきました。

着いた！見た！撮った！ハイ次いってみよ～！
的な旅行はご卒業でございます。

滞在して、しみじみと、じっくりと、
その土地の空気に馴染んでこそ
大切なものが心にぷっかりと浮かび上がってくる
そんな気ぃがするんです。

　お部屋から見た海

ま、旅行論は置いといて、

車であと１０分も行けば
会社の保養所があり、安く泊まれるにも関わらず
水族館のホテルに決めたのは、

①イルカとタッチできる！
②食事処に子供のプレイルーム（係員付）がある！
③ホテルのプールで泳げる！
④部屋があれば子供のお昼寝場所を確保できる！
⑤夜の水族館探検ができる！（別料金）
⑥お土産に新米4キロもらえる！（佃煮付き）

というのが理由でした。
　お部屋から見たプール

まじ、おすすめです！
シーワールドホテルが完全に
ファミリーをターゲットにしてくれちゃってるので
居心地よすぎます。ハイ。

子供だってね、旅行先では
テンション上がっちゃうわけですよ。
じっとしてるわけないんです。
人前で叱ってみたり、おおめに見てみたり、
親も色々です。

そこへもってきて
ファミリーを扱い慣れているスタッフ。
どこ見てもお互い様なファミリー御一行。
なにもかもファミリー仕様のお部屋グッズ。
安堵感満点なわけです。シーワールドホテルさま。

こんなものまでありました。

　読みにくいですが
「[ベビーカー]や[靴]置き場として御利用ください。」と書いてあるカゴです。

いやあ。快適快適！
旅行っていいねぇ。水族館は楽しいねぇ。
お約束のバイキングお夕食
揚げたてあつあつのキスの天ぷらにハフハフしながら
一泊目の夜にご満悦の私。

の背後で、気分を壊す耳障りな音

カシャカシャードサーッ。

一瞬、周囲がシーン・・・。

振り向くと、子兄のあしもとに
「兄ちゃん、よおここまで持てたなぁ」と感心したくなる
見た目１０本以上のアイス散乱
バイキングにはアイスコーナーまであったんです。

げ。

唖然として動けない私。

すかさずフォローする旦那。

旦那　「アイスは１本にしようね」
子兄　「あのね。ボクお昼にカキ氷食べたいの我慢したとき、ママが
　　　　”お夕食に出るアイス何本食べてもいいから”って言ったの」
旦那　「言ったの？」
私　　「・・・言ったねぇ」
旦那　「ダメじゃん」
私　　「それにしたってこの量、食べさせてないみたいじゃんねぇ」
旦那　「カキ氷とかアイスって食べさせたことあるっけ？」
私　　「・・・ない」

よく言うじゃあないですか、ガッつく子供に周りへの照れ隠し文句として
「んもー○○ちゃん、家で食べてないみたいじゃなあい（笑）」
って。

アレ。本当ですよっ！
油断してると、思いもよらないところで
生活がにじみ出ちゃうんですねぇ。
私の　「ダタんとき食べなァ」と
子兄の「今しか食べられへん」が
旅先で見事なコラボレーションを披露してしまったのであります。

その後、アイスを散乱させた子の親として、いかにも恥ずかしく、
揚げたてあつあつハフハフのおかわりに立てなかったことが
今でも心残り・・・。