値上げ競争 の時代？

値上げ競争って言葉、ネットのニュースで目にした。

昨年大手宅配業者が、人手不足を理由に相次いで値上げ。
値上げを先延ばししたゆうパックに年末の荷物が集中。
どこの郵便局も、パンク状態に陥っていた。

宅配大手も、値上げしたからと言って減収になった訳ではなくて、
さばききれない多量の荷物を、より安く引き受ける他社に押し付ける事で、
自社の経営を安定させた様だ。

これからも荷物の総量は増える分でも減らない。
こうなれば、少しでも先に値上げした方が、結果としてより有利という事に。

そうして得た利益は、実際に働いている従業員に還元。
そうすることで、士気も上がり、より優秀な人材が集まることが期待され、
働く人の可処分所得も増え、それが消費に回り、経済の活性化に…。　という事に。

何と興味深い事だろう…　って感じた。
これまでの常識を打ち破る考えじゃないか！

バブル以降のこの何十年、好景気を実感できない私たち。
この動きが、社会の閉塞感を打破してくれるのだろうか？

通販や個人売買が身近なものになってしまった現代。
値上げの負担は痛いけど、実は、これって、いい事なのかもしれない。

3月にはゆうパックも値上げするんだ。
さて、最後に笑うのは、誰かなあ…？
とっても気になるニュースでありますねえ。