emitanの心にうつりゆくもの

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東京バンドワゴン~下町大家族物語 第6話

2013-11-16 23:58:21 | 2013秋ドラマ
第6話 「突然のプロポーズ!ずっと一緒に!」

堀田青(亀梨和也)と一緒の部屋になった槙野すずみ(多部未華子)は、青が小学生の時の文集に「僕の将来の夢は、東京バンドワゴンの四代目になって、日本一立派な古本屋を作ることです。古本屋とは、良い本に再び光を当てて、さらにより多くの人に読んでもらう本屋のことです」と書いていたのを見つけ、青に継ぐ気はないのかを尋ねるが、青は今は全くそんな気はないと話す。
堀田家では朝食の時に恋(LOVE)の話で盛り上がるが、青の姉・藍子(ミムラ)の娘・花陽(尾澤ルナ)は「恋とか気持ち悪い。だって恋愛してる人って、みんなどっかおかしいじゃん。思い込み激しいし、すごい迷惑。正直バカみたいって思っちゃう」と言い捨てて食卓を離れてしまう。
東京バンドワゴンに京都から「六波羅探書」という古書店同士の懇親会の案内が届き、青の祖父で三代目店主・勘一(平泉成)は、青とすずみが二人で旅行をすれば関係が深まるのではないかと考え、自分は風邪を引いて調子が悪いからと嘘をついて、二人を会合に出席させることにする。
そんな中、青とすずみが買い取った本の整理をしていると、本の中にテープが張ってあり、そのテープを剥がすと「ほったこんひとごろし」という字が赤い字で書かれており、その文字を読んだ青の兄・紺(金子ノブアキ)の息子・研人(君野夢真)は大きなショックを受ける。
青の父・我南人(玉置浩二)は紺に「お前、あったじゃないか一回だけ。はるか昔にLOVEの問題がよ」と話すと、紺は高校生の時に告白されて断った同級生の女性が自殺未遂をしたことを思い出す。
我南人は、花陽と研人と一緒に紺の高校時代のアルバムを探し、紺に告白した同級生・三迫貴恵の顔を確認して、この女性を探してみようと話す。
そして我南人は花陽に「確かにLOVEはすごいパワーがあってさ、もうこれ以上ないって位大きなパワー。だから、そのLOVEのせいでLOVEを壊しちゃうこともある。それをLOVEじゃないって言っちゃうと、もうホントにLOVEじゃなくなっちゃうから、それさえもLOVEだと受け止めて、大きなLOVEで包むハートが人には必要なんだな」と声を掛ける。
京都に着いた青とすずみは、京都の古書界を牛耳っている「六波羅探書」の相談役・重松(篠井英介)から年季の入った古書を見せられ、すずみはそれを見て「ドドネウス草木志」という江戸時代のとても希少な植物図鑑であることを見抜く。
すると重松は、すずみに「東の代表」としてこの古書に値を付けないかと言い出し、「西の代表」として重松の孫・阿曾(田中幸太朗)が相手となって勝負するとけしかける。
青は丁重に断るが、重松が「こんな素人はんを会に送り込むやなんて、勘一はんもボケはりましたな」と勘一を侮辱する発言をしたため、すずみは怒って「やらせていただきます」と言い出す。
すると重松は、もし勝負に負けたら東京バンドワゴンの目録を重松がもらうことになっている事を告げ、青は「あれは命を懸けても渡す訳にはいきません」と慌てて話すが、重松は勘一も承知していると告げる。
青は勘一に電話を掛けるが繋がらず、すずみに「目録を守ることが『東京バンドワゴン』を継ぐ者の使命だって、昔から爺ちゃんが言ってた。ただの本のリストじゃないんだ。森鷗外とか樋口一葉とか二葉亭四迷とか、うちの店を贔屓にしているそういう当時のスターがエッセーや短編を寄稿している、この世でたった一つの目録なんだ。あれをもし取られたら…」と言って、東京バンドワゴンが東の雄でなくなってしまうことを懸念する。
翌日、すずみと阿曾は順番に本を鑑定していき、阿曾は280万円の値を付けるが、すずみは12万円と値を付ける。
すずみは、この本は偽物であると言い、「12万円というお値段は、これほどの技術で偽物を作り上げた職人の技に対するお値段です。それでも偽物は偽物です。ですから、これは私が12万円で買い取らせていただきます」と話す。
すると重松は、我々が本物と言っている物を偽物だと言って12万円で持ち帰るのはおかしいと怒り、「東京バンドワゴンはんもここまでやな。勘一はんも気の毒になあ」と話し、会場の他の人達も同意するため、すずみは「てやんでぇ!べらぼうめ!いいか、よく聞け、この古だぬき。古本屋ってのはな、ただ本を売ってるだけじゃないんだよ。本と、本を愛する読者の、大事な大事な出会いの場所なんだよ!そこにあるのは愛なんだよ!だから、ただ儲ける為だけに作られた偽物は許せません!それは本や読者に対する冒涜です!」と言って泣き出す。
青は、なおも話そうとするすずみを止め、重松に「僕たち古本屋は、時代に流されて埋もれてしまいそうな良き本にまた再び光を当てて、より多くの皆さんにご覧いただくことに誇りを持って商売している本屋ですよね?出版社は本を出すのが商売、本屋は本を売るのが商売、古本屋はそこからこぼれ落ちた石の中から玉を見つけて磨きにかけてまた世に出すのが商売です。そうやってたくさんの人の手を経て、また世に出た本の価値は唯一無二です。少なくとも我が東京バンドワゴンは、明治の時代からそうやって商売をしてきました。彼女も先ほどの言葉の通り、そんな当店の精神を受け継いでくれています。ですから僕は、彼女が偽物であると言うのであれば、その言葉を信じます。目録は渡せません。ただ、この図鑑は責任を持って、そちらの言う280万で買い取らさせていただきます。すぐには用意できませんが、必ず耳を揃えてお支払するということを約束させていただきます。ですから、どうか今日はご容赦ください」と言って頭を下げる。
すると重松は「お見それしました」と言って頭を下げ、「紺君は知恵のある若者やった。青ちゃんはなかなか商売の才に溢れた男や。それに古本屋の事もそこまで愛を持って語ってくださる。立派な心がけや」と言い、偽物であるとしたすずみの目と覚悟を褒め称え、みんなで示し合わせたことだったことを打ち明ける。
花陽と研人は三迫貴恵と会い、「ほったこんひとごろし」という文字は貴恵の自殺未遂を知った当時5歳の妹が書いたものだったが、書いてあることを知らずに売ってしまったことが分かる。
貴恵が「全部私が悪いのよ。恥ずかしくてもう死ぬしかないと思ってた。でも、飛び降りようとした時、急に歌が聴こえてきて」と話すと、我南人の歌声が聞こえ、貴恵は「あの時もあんな風に、堀田君のお父さんが歌ってくれたのよ。私ね、ホントに恋が下手なの。その後も色んな恋をして、たくさん失敗した。でも、その度にこの歌を思い出した。お父さんに伝えてくれる?あの時は本当にゴメンナサイって」と研人に話していると紺が現れたため、貴恵と紺は頭を下げ合う。
その夜、居酒屋「はる」にサングラスをかけた刃物を持った男が現れ、女将・真奈美(片桐はいり)をじっと見つめる。
その頃京都では、青がすずみに「僕はホントにすずみが大好きだ!今日もまた惚れ直したというか…僕にも東京バンドワゴンにも、すずみが必要なんだ。僕と結婚してください!結婚なんてまだまだって思ってたけど、でも、すずみとずっと一緒にいたい。僕と結婚して、あの家であの店で、ずっとずっと一生一緒にいたい」と言って頭を下げる。
するとすずみは「ありがとう。でも…今日私があんな風に勇気を出せたのは、隣に青さんがいてくれたからです。私を信じて支えてくれていた青さんがいてくれたからです。私、やっぱり青さんは東京バンドワゴンを引き継ぐべき人間だと思う。青さん、4代目を継いでください。そして、私と結婚してください」と話し・・・


というような話でした。

青とすずみのプロポーズ合戦・・・観ているこちらが照れまくってしまいました(笑)
でも、すずみから4代目になることを条件に結婚するような事を言われてしまったけど・・・。
それでも4代目を断るとしたら、どういう理由なのでしょうね。
青の東京バンドワゴンに対する思いはとても深くて、愛していることが今回で更によく分かったけど、それでも継げないと言い張るとしたら・・・
そこまで強い過去(母親の事?)があるのかと思うと、来週がとても気になります。

朝ドラで「上方のイケズ」をここ2週間たんまりと観ていたので、まさか本作でも「イケズ」が・・・と思い、途中まではかなり耐え難かったのですが、とても良い話にまとまっていて良かったです
(1話完結で良かったぁ・・・朝ドラはまだまだ続きそうだから
勘一は、どこまでこの話に噛んでいたのかなぁ??
さすが古書店の店長たちだけあって、筋書きに手が込みすぎ!(笑)
でも、あんな風にして、古書を見抜く技術をみんな磨いてきているってことなのかな?
(今回はかなり意地悪だったけど
すずみ演じる多部ちゃんの啖呵が久しぶりに聞けて嬉しかったです
そして、すずみを庇い、東京バンドワゴンの精神を熱く語る青のセリフは、とても素敵でした

今回は、この「六波羅探書」の話だけ描いても良かったんじゃないかなぁ?
我南人の歌が聞けたのは良かったですけどね
でもまぁ、どちらも「LOVE」満載のお話で良かったです。

真奈美さんって、この界隈の「みんなのアイドル」だったのね
最初の方でケン(光石研)がそう話しているのを聞いて、すごく引っかかってしまいました
安部ちゃん、じゃなくて片桐さん、ゴメンナサイ!!)

来週は、とうとう青のお母さんの真相が分かるのかな?
楽しみです!!

※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話
※公式HP(こちら
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4 コメント

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>ゆきさんへ (emi)
2013-11-21 20:13:47
ゆきさん、コメントありがとうございました!

篠井さん、いけずでしたね
あのまま終わったら、「関西は実は怖すぎる!」感が植えつけられてしまったかもです(笑)
最終的にはとても良い話でしたね!

青ちゃんとすずみちゃんのプロポーズシーン、私はダンナが隣にいるのにキャーキャーと声が出てしまい、クッションを握り締めていました(笑)

ダンナさんの所は「俵形」が「当たり前」なのですね!
やはり(「三角」もあるけど)「俵」の方が多いということなんですかね?(笑)
実は北海道人にとっては、「俵形」という言葉自体が馴染みがないのかも、です。
この間、サークル仲間に「関西はお握りが俵形だ、って説があるみたいなんだけど…」と話すと、結構な人が「俵形って何?」と最初に聞いてきました(こっちでは「丸型」という言い方をする人が多い)。
地域によって色々ありますね。
教えていただき、ありがとうございました!!
返信する
イケず~ (ゆき)
2013-11-21 15:30:43
今回はこちらにお邪魔しました!

いや~イケずでしたね(笑)
篠井さん、めっちゃ上手い!と思いながら観てました。でも最後はいい人で終わって、関西人としてはホォとしました。

亀梨くんの青ちゃんも好青年でハマってるんじゃないでしょうか?
青ちゃんとすずみちゃんを観てるとニヤけるので、いつも一人で観てます~

今回は二本立てで、詰め込みすぎかな?とも思ったけど、いろんな「恋」があって「love 」があって、なんか昔を振り返ったりして、なかなか充実した1時間でした!

そうそう、旦那のおばあちゃんのおにぎりは俵形だったそうです。「当たり前やん」と言われました(笑)

返信する
>youkoさんへ (emi)
2013-11-17 12:05:54
youkoさん、コメントありがとうございます!
初めまして♪声を掛けていただき、とても嬉しいです(*^_^*)

私は亀梨君のドラマは「妖怪人間ベム」以来2作目(少なくてゴメンナサイ!)なのですが、どちらも亀梨君にとても合っているなぁと思い観ていました。
どちらも主人公が、過去の事で葛藤しながらも、人間が本来持つ愛情というものを信じて進んでいこうとする、という難しい役どころだと思うのですが、いつもジーンとしながら観させていただいています。

青ちゃんとすずみちゃんのシーンは初々しくていいですね♪
プロポーズの言葉は直球がバンバンきた感じだったので、観ながら思わずキャーキャー言ってしまいました(笑)

初めは何となく見始めたドラマだったのですが、この温かい雰囲気がとても好きです。
今後の展開が、ますます楽しみですね。

こんなブログですが、またお時間がある時にお立ち寄りいただけると嬉しいです!
またお気軽に声を掛けてくださいね。
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Unknown (youko)
2013-11-17 10:36:42
はじめまして☆ 東京バンドワゴン6話すごく内容が、まとまっていて感動しましたね(*^^*) 実は私、野ブタから亀梨くんファンなんですが、こんなに褒めていただいて感想を読んで、とても嬉しくなりました☆ 青ちゃんとすずみちゃんのシーンは照れまくりになりますね(笑)これからも色々気になるとこあって、展開が楽しみです(((o(*゜▽゜*)o))) これからも感想楽しみに読みますねU+2661
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