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東京バンドワゴン~下町大家族物語 最終話

2013-12-15 16:25:49 | 2013秋ドラマ
最終話(第10話) 「笑って!涙にサヨナラ!ありがとう!!」

堀田青(亀梨和也)の父・我南人(玉置浩二)が喉頭ガンを患っていると聞いて、青の祖父・勘一(平泉成)は「俺はな、アイツのやりてぇようにさせてやりてぇんだ」と話すが、堀田家のみんなは沈みがちになる。
そんな姿に見かねた青の妻・すずみ(多部未華子)は、我南人に「みなさんお義父さんが大好きで、だから言えないみたいで…だから私が言わせていただきます。お願いです、治療を受けてください。みんな本音では、ずっとお義父さんに生きていてほしいんです。そうに決まっています」と泣きながら話すが、我南人は「ありがとう」と答えるのみであった。
お正月が終わり、青の兄・紺(金子ノブアキ)が書いた下町に関する本が出版され、青がその本を読んでいると、勘一が「そういえばよ、ばあさんの親父さんも本書いてたんだぜ。子爵の五条辻家ってのは当時有名でよ。若い頃から海外駆けずり回っていて、その紀行文だそうだ。戦後のどさくさでな、他の蔵書と一緒にGHQに接収されてよ、全部行方不明だ。それでよ、ばあさんが一生懸命探したから、なんとか死ぬまでに見つけてやりてぇと思ったんだが、ダメだった」と話す。
すずみは、過去の新聞から「GHQ接収の古書発見」の記事を探し出し、城北大にその古書があることが分かったため、青が大学と連絡を取る。
すると、その中から「五条辻家蔵書」という印が押された本が見つかったため、探していた本もそこにあるかもしれない事が分かる。
しかし、過去に勘一と城北大の教授はケンカをしてしまっていたため、協力を得られるのが難しいと考えた青は、城北大の理事長の妻が我南人の大ファンであることから、我南人にその妻の誕生日パーティで歌を歌ってくれれば本の1~2冊を譲るという約束を取りつけて、我南人も応じることにする。
パーティ当日、我南人は家で発声練習をするが思うように声が出ず、パーティ会場にも現れなかった。
我南人は蔵に閉じこもっており、髪を坊主頭にして、みんなに「ごめんね」と力なく話す。
藤島直也(井ノ原快彦)は青の姉・藍子(ミムラ)を誘い出し、「落ち着いたらロンドンに行ってください。あなたはまだ若い。いつも家族のために頑張っているあなたが、美しい翼を見つけて羽ばたいていく…それは、ご家族みんなの願いでもあるんじゃないかな」と声を掛ける。
ある夜、青は我南人に「もう一回歌ってくんないかな?なんか新しい曲作ってるんでしょ?今度の(育てのお母さんの)七回忌にその曲歌ってくれないかな?母さんと俺たち家族のために」と頼むと、我南人は黙って首を縦に動かす。
2月になって、我南人の妻・秋実の七回忌の日になり、生前の秋実の意向からその日は毎年家族でパーティ形式で過ごすことにしていた。
パーティが始まり、我南人はみんなの前にギターを抱えて座り、「すずみちゃん、前にうち出て行った時さ、この手紙置いていってくれたよね。『ごめんなさい、さようなら ありがとう』これ、すごく良い言葉だと思ってさ。『さようなら ありがとう』って。真っ直ぐな言葉が俺のハートにビシッと入ってきたよ。それで作った曲」と言って、自分が作詞作曲した歌「サヨナラ☆ありがとう」を歌う。
パーティが終わり、青は我南人に「ありがとう。もう十分だよ。俺たち今日までいっぱいもらったよ、親父のLOVEも親父の歌も。俺たちだけじゃない、みんな。死んじゃったらさ、LOVEじゃないじゃんか。歌えなくなっても、声が出なくなっても、親父が親父でいてくれたら、それでいいんだからさ。辛かったら、今度は俺たちが親父にLOVEあげるからさ。精一杯のLOVEをちゃんとあげるからさ、だからさ…生きてくれよ、親父」と話し、我南人が答えようとすると、そこに刑事たちが入ってくる。
昨夜、都内で強盗殺人未遂事件が起こり、東京バンドワゴンの検印が押してある紙が現場に残されていたことから、堀田家は家宅捜索と事情聴取を受けることになってしまう。
勘一、我南人、紺、青は警察署内で事情聴取を受けるが、待ち時間に青は「こんな時にアレなんだけど、俺『東京バンドワゴン』ちゃんと手伝ってもいいかな?今から勉強するのは大変だと思うけど、でも覚悟はしている」と話し、みんな喜ぶ。
そんな中、紺の妻・亜美(平愛梨)が具合が悪くて倒れてしまい、病院で妊娠2ヶ月と診断される。
そして、すずみの妊娠も分かり、それらを知った我南人は泣きながら「なんてこったい!だってよ、こんなビックなプレゼントもらったらさ、もうちょっと生きてたいって思うじゃねぇかよ」と言って、青の顔を見て笑顔を見せながら頷く。
そして、我南人はまた堀田家を出て行くことになり、青は「ちゃんと帰って来いよ、『ただいま』って。そしたら俺が『おかえり』って抱きしめてやるからさ。いってらっしゃい」と声を掛け、我南人は「そりゃあいいね。行ってきます。LOVEだねぇ!」と言って、首に巻いていたバンダナを青に渡して出掛けて行く。
それから数か月が経ち、真奈美とコウは結婚し、藍子はロンドンの絵画展に出展し、青は添乗員の仕事を辞めて東京バンドワゴンで仕事を始める。
強盗殺人未遂事件は犯人が捕まり、東京バンドワゴンの検印が入った目録を持っていた持ち主が、本ごと引き取ってもらいたいと言ってきたため、青が本の鑑定に行くと、そこに五条辻家の本もあり、勘一は「こうやって見つかるとはよ、不思議な縁もあったもんだ。なんだか最近生きてるのが楽しくて仕方がねぇや」と仏壇の妻・サチ(加賀まりこ)に報告する。
すずみと亜美に子供が産まれ、青は娘・鈴花に「俺はどんなに大きくなっても抱きしめるよ。愛してるって!嫌がられても、うざったがられても、もういいってぐらい抱きしめるぞ!」と声を掛ける。
そんな中、我南人が帰ってきて、みんなが「おかえり」と声を掛けて・・・


というような話でした。

オープニング曲の「サヨナラ☆ありがとう」、良い曲だなぁと思っていたけど、こんなにドラマの内容にリンクしているとは思わず、とても感動しました!
そして、2番目の歌詞に、紺、藍、青の3色が、しっかり入っていたのですね~。
そしてそして、すずみちゃんの手紙は、ここに結びつく伏線でもあったとは!
こうしてラストに向けて色んな仕込があるドラマ、私はとても好きです
行き当たりばったりの脚本のドラマも結構ありますからね・・・

我南人は、しっかりとガン治療を受けて戻ってきたということでいいのかな?
「ただいま」と小さな声だけど声を発していましたからね。
途中、坊主頭になっていて、あまりもの綺麗な坊主頭に「本当に剃ったのか?でも、今のカツラは精巧だからカツラなのか!?」と気になって仕方がなかったのですが(笑)、ツイッターを見ていたらリアル坊主頭だったようで・・・。
本作は、玉置さんの体当たり演技も歌と共に素晴らしかったと思います。

青は、店を継いだのですね!
そして、やっぱりスケコマシだったか(お客さんにどうしても愛想を振りまいてしまう 笑)
そして、きっと我南人イズムを受け継いで、娘にLOVE連呼でいくのでしょうね~。

秋実さんの顔、観たかったなぁ。
上手い具合に照明を当てやがって・・・
遺影、いつもは我南人のギターケースに入っているようだから、我南人の意向で仏壇には置かないでいるのかな?(とでも思っておこうかな

登場人物が多すぎて、もう少し少なくして話の内容を濃く描いた方が良かったんじゃないかな?とは思ったのですが、土曜の夜にゆったりとした気持ちで楽しむことが出来る、温かいドラマだったと思います♪

全話を通じての感想は、年内に改めて「2013秋ドラマ 勝手に総括&各賞発表」という記事にして書きたいと思っています。
こんな記事ですが、コメントやトラックバック、ツイッター等で声を掛けていただき、ありがとうございました!

※これまでの感想
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