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ドクターX~外科医・大門未知子~ 第8話

2013-12-14 23:58:53 | 2013秋ドラマ
第8話 「最終章!影武者オペの報酬!?」

帝都医科大学付属病院(本院)をクビになったフリーランスの外科医・大門未知子(米倉涼子)は、ある人物からのオファーにより帝都医大・高松第24分院で勤務することになる。
そこには、かつて第三病院で一緒だった外科医・加地英樹(勝村政信)が勤めており、未知子は加地から入院患者の少女・村田九留美(本田望結)が悪性筋繊維芽細胞腫を患っていて、本院でオペ不可能とされて九留美の故郷の高松に戻されていた事を聞く。
本院では、外科の主任教授選について、内科統括部長・馬淵一代(三田佳子)が推薦する教授・鷹野七起(浅野和之)が優勢となっていることから、外科統括部長・蛭間重勝(西田敏行)は第二外科教授の海老名敬(遠藤憲一)と近藤忍(藤木直人)に何としてでも票を集めるようとハッパを掛ける。
そんな中、蛭間の娘・裕華子(藤岡沙也香)が急患で運び込まれ、子供の頃のメラノーマが肝臓に転移した悪性黒色腫肝尾状葉転移と診断されるが、世界的にもアメリカで数例成功例があるのみの症例であった。
馬淵はコーデイト・ロベクトミー手術(尾状葉切除手術)に成功しているアメリカの病院への転院を進言するが、蛭間は「このオペはウチでやります。帝都医科大学付属病院の外科統括部長の娘のオペを『ウチじゃやれないから他にやらせます』なんてことが言えますか。そんな恥さらしなことが出来ますか!?」と言って、海老名や近藤に執刀するように話すが、二人とも返事が出来ない。
裕華子の様子を見に行った近藤は、裕華子から「あなたがやってくれるんでしょ、私のオペ。私、あなたに助けてほしい」と泣きながら言われ、返す言葉に迷っていたが、看護師・橋本理沙(水沢エレナ)は「近藤先生なら安心ですね」と声を掛けて去っていく。
近藤がコーデイト・ロベクトミー手術についてパソコンで調べていると、アメリカの病院で実質なリーダーシップを発揮して成功に導いた医師として「Doctor-X」という文字を見つける。
その頃、高松では九留美が「私も男の子やったら、お父さんの跡を継いで漁師になれたのに」と話すため、未知子が「なんで?女だってきっと漁師になれるよ」と声を掛けると、九留美が「でも大人になれなんだら、なれんよな」と寂しそうに話すのを聞いて、未知子は神原名医紹介所の神原晶(岸部一徳)に電話を掛ける。
ちょうどその時、紹介所には近藤が訪問しており、裕華子の手術をする自分の影武者になってほしいとお願いしていたため、晶は未知子に「極秘裏の仕事が舞い込んだの。今回の場合、通常料金の10倍でも出すってさ」と言って東京に戻って来るように話す。
未知子は最初断るが、晶が「前にアメリカでやったでしょ。コーデイト・ロベクトミーよ。アンタなら出来る」と話すため、未知子は九留美を見て思い立って東京へ帰る決意をし、九留美に「大人になって女の漁師になるんでしょ。だったら約束、絶対あきらめないって」と激励して帰って行く。
蛭間と妻・華子(藤真利子)は、近藤から影武者の存在を知らされ、「私たちはあずかり知らぬ事だわね?そのドクターなんだけれども私、会ったことあるかな?」と尋ね、近藤は「ありません。その人は失敗しません」と答え、未知子は蛭間の方向に向かって成功報酬の内容が入った封筒を放り出す。
蛭間夫妻が帰った後、近藤が「とにかくどんな手を使っても、主任教授選には勝ちたいんですよ」と話すのを聞いて、未知子が「何で?そんなことに何の意味があるの?」と尋ねると、近藤は「見てみたいんですよ、てっぺんからの景色を」と話す。
未知子が「アンタさ、一応外科医でしょ?自分でやろうって気にならないの?患者は婚約者でしょうが」と話すと、近藤が「失敗する訳にはいかないんですよ」と話すため、未知子は「そんなのどのオペだってそう。だから私は失敗しない。じゃあ聞くけど、この世に失敗が許される医者なんていていいの?医者は失敗しちゃいけないんだよ」と言い放つが、近藤が以前に裕華子と同じ症例のオペをして失敗して患者を死なせてしまったことを聞き、未知子は「私は失敗したくないから自分で切る。アンタは失敗したくないから自分で切らないって事ね」と言い残して帰って行く。
オペ当日、海老名は近藤に「本当にお前が出来ると思っているのか?」と尋ねると、近藤は「人生賭けなきゃいけない時は、賭ける主義なんで」と答え、海老名が「もし失敗したらどうするんだ?」と尋ねると、近藤は「失敗が許される医者なんていませんよ」と言い切る。
オペが始まり、未知子が執刀医、近藤が助手となって進んでいくが、肝静脈二股が引き裂き損傷をし、近藤が「3年前と同じだ…やっぱりこうなるんだ…」と言って焦っていると、未知子は「だから?言っとくけどこれ、失敗じゃないから。(止血縫合)致しません」と言って近藤に執刀医側になるよう促し、「この3年、寝てた訳じゃないんでしょ」と言って自分は助手側に回る。
近藤は、未知子に言われるとおりに損傷部位を谷から壁にして縫合して尾状葉切離を進め、未知子が見守る中で手術は無事に終わり、未知子は「お疲れ様でした」と声を掛けて手術室を出て行く。
その頃、蛭間の教授室では、晶が「大門未知子医師特別プロジェクト代として1,000万円」の請求書とメロンを持ってくるが、蛭間は「請求書だったら大門未知子ご本人から、もう受け取っているんですけど。いやいやいや、こういう吹っかけ方もあるんだな、と思って。ことごとく貪欲なドクターだね。こんな条件提示初めてだよ」と言って未知子の請求書を見せると、晶は血相を変えて手術室に向かう。
手術を終えた未知子と廊下で晶は会うが、未知子は晶を煙に巻いて入院病棟に向かう。
そこには、高松からやってきた九留美がいて、未知子は「アンタの手術、ここでするからね。絶対助ける」と声を掛ける。
晶は未知子を呼び出して「私はアンタ自身よりアンタの腕は分かってる。あの女の子のオペは無理。思い上がってるんじゃないわよ!あのオペはね、世界でもまだ二例しか成功例はないの。日本では前例がないのよ。今度ばかりは『失敗しないので』とは言えないはずよ。アンタを失いたくないの」と話す。
すると未知子は「あの子と出会って、あの子の病気を知ったこの私に、大門未知子に何もするなって言いたいの?逃げろとでも?あの子にとって、手術は最後のチャンスなの」と言って去っていく。
蛭間夫妻は、裕華子の手術が無事に終わったことを喜び、華子が「相当な腕をお持ちなのね、大門未知子って」と話すと、看護師・橋本は「あの…違います。お嬢様のオペ、途中から最後まで近藤先生が執刀医として、ご自分でやられました。(未知子は)助手として見ていただけです」と打ち明ける。
それを聞いた蛭間は激怒し・・・


というような内容でした。

大河ドラマ「平清盛」ファンとしては、近藤演じるフジッキーが「見てみたいんですよ、てっぺんからの景色を」と言った瞬間に即反応
大河では第34話で清盛と白河法皇が、第44話で清盛と祇園女御が、てっぺんからの景色について話していて、私の中では結構印象的なシーンだったので、OAから1年近く経っていたけど覚えていました(笑)
ツイッターでも「あの西行が、この言葉を言うなんて」なんて投稿している方が何人もいらっしゃって(私もつぶやいたw)、何だかとても嬉しかったです。
脚本家さん、大河から引用したんだろうか?たまたまだろうか??

・・・と、「ドクターX」とは関係のない所から感想を書きだしてスミマセン

看護師・橋本は、近藤のためを思って「途中から最後まで近藤先生が執刀医として」と話したのでしょうけど・・・。
私、初めは蛭間が激怒した意味が分からなかったのですが、「助手しかしていないのに法外な条件を出しやがって!」ということでいいのかな?
裕華子の手術中の経緯を見ていたら、近藤が執刀医で助手が未知子以外の人で手術をしていたら、絶対に助からない感じだったというのは分かると思うのですがね。
未知子がいたからこそ手術が成功し、近藤も過去のトラウマを乗り越えて新たな手術スキルを得ることが出来たのですが・・・。
未知子は、近藤に自信が無いことを見抜いていたけど、同時にコーデイト・ロベクトミー手術を成功する腕があるとも見抜いていたんですね。
自分で手術をする方が早くて安心なのだろうけど、あえて近藤に譲った所に、これまでの未知子になかった一面が見れたような気がしました。
そして、いつもは「手術が出来れば手柄は要らない(報酬だけは晶がもらう)」という立場だったけど、今回は自らが手柄(九留美の手術の受け入れ)を要求・・・
たぶん結末は・・・と思いますが(笑)、来週の最終回がどうなるのか楽しみですね。

今回は、未知子が大きくメインで取り上げられていましたね。
主役なので当たり前と言えば当たり前なのですが、私としては結構「主任教授選」を巡るドロドロな面を今までメインで観ていたので、「主任教授選」の行方がどうしても気になってしまい・・・
(その面では今回は物足りなかった 爆)
来週は30分拡大のようですが、やっぱり主任教授選の結果は出ますよね!?
いちおうまだ鷹野教授が優勢のままだとは思うのですが・・・
(海老名教授の事を「顔が濃いのに影が薄い」と御意三兄弟の弟たちが言っていたのにはウケました
あとは、「蛭間VS馬淵」の戦いは決着するのかなぁ??

OA当日はリアルタイムでとても楽しく観ていたのですが、その頃から風邪を引いていて、金・土曜と用事が結構入っていたこともあり、今回記事を書くのが遅れてしまいました
まだ鼻が詰まっているのですが、昨日耳鼻科でもらった薬が効いてきたのか、昨日よりは少しだけ良くなってきたかな?というところです
来週の最終回、とても楽しみです!!

________

最後に、今回の直人さんについてもう少し・・・

今回の一番のツボポイントは
 晶が未知子に電話で「コーデイト・ロベクトミーよ」と話した時に反応した顔!
です
キリッとした目つきは、やはりとても素敵です
今回、けっこうアップのカットがありましたよね~。
たくさんの目の動きがドアップで観ることが出来て、ひそかに嬉しかったです。
教授室でPCを眺める時のアップも良かったなぁ

蛭間が、カンファレンスで裕華子の執刀するように海老名に話して、海老名がダメで次は近藤…という時に「うつむいて待つ姿」も、なんだか新鮮に感じました

近藤の教授室が、今回から映っていましたね
もう少し教授としての姿、観たかったな~(来週で終わってしまうのが、こっちの意味でも残念

※これまでの感想
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