emitanの心にうつりゆくもの

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リスクの神様 第8話

2015-09-03 15:59:48 | 2015夏ドラマ
第8話 「カリスマ女社長の嘘 赤字隠しの罪を暴け」

サンライズ物産の危機対策室室長・西行寺智(堤真一)は、専務・白川誠一郎(小日向文世)に呼び出され、神狩かおり(戸田恵梨香)を希望する部署に戻してあげたいと言われる。
そして、メタンハイドレート開発プロジェクトの資料を渡され、社長・坂手光輝(吉田鋼太郎)の独断的な経営がこれ以上続けば会社にとって大きな危機かもしれないからと協力を要請される。
そんな中、サンライズ物産と創設期から取引があり筆頭株主として280億円出資している総合衣料メーカー・トウセンが不正会計を行って黒字を計上しているという内部告発のメールが届く。
10日後の決算発表の前に真相を確かめる必要があるため、西行寺らは証拠隠滅を防ぐために内密に調査を始めるが、トウセン側に知られてしまう。
トウセンの社長・高中桐子(高橋ひとみ)と経理部長・小松史郎(阿南健治)に会ったところ、粉飾決算の事実を否定し、異常に高い広告費についてはハリウッドのトップスターを使っているためとし、人件費や福利厚生費を削減しているのはニューヨーク出店の資金を留保するためだと説明される。
提出された経理資料には問題がなかったが、海外のリスクの高い株式に投資をして失敗している事が分かり、それは会計資料には記載されていなかった。
結城実(森田剛)は、トウセンの子会社に潜入して各倉庫への納入伝票を入手しようとするが警備員に見つかって逃げるが、何者かに投げ飛ばされて階段から落ちて重傷を負ってしまう。
神狩の提案で、高中と小松に「取引先であるオールエー社が、週末に倒産する恐れがあります。もし倒産後の調査で帳簿に疑問があれば、こちらに調査が入る事態もあり得る」という嘘の情報を流して小松の動きを見張っていると、小松が所有している裏帳簿の在りかが分かり、小松を呼び出す。
小松は全て自分が独断した事だと主張するため、神狩は「社長をかばえば、あなたの地位が守ってもらえるとでもお思いですか?いざとなれば、あなた一人が粉飾の責任を押し付けられて切り捨てられますよ。そんな例をいくつも見てきました。自覚してください、会社存続の危機なんです。社員が路頭に迷わない策を講じるためにあなたに残された選択肢は、真実をすべて明らかにする事だけです」と言って説得しようとするが、それでも小松は自分一人がやった事だと話す。
次に高中に会って、小松が粉飾を認めた事を話すと、高中は自分が指示したものではないと言って、小松には辞めてもらうしかないと話す。
西行寺は高中に「あなたが罪を免れたとしても、粉飾に気づけなかった時点で経営者失格です。筆頭株主であるサンライズ物産としては、あなたにも退任を要求するしかないでしょう」と言い放つと、高中は去っていく。
それを物陰から聞いていた小松は、西行寺らに一連の粉飾の経緯を全て打ち明け、粉飾を続けてその額が膨らみ過ぎたため押しつぶされそうになって、誰かに止めてほしくて内部告発メールを送った事を話し、西行寺は「あなたはやってはいけない罪を犯しました。しかし唯一の救いは、自らそれを告発した事です。それで粉飾が発見され、社員を救う道が開ける可能性が残りました」と声を掛ける。
神狩が白川専務に今回の経緯を報告すると、白川はメタンハイドレートに関連する会社の危機のために神狩の力が必要だと声を掛ける。
その頃、西行寺は結城と種子島敏夫(古田新太)に、結城に重傷を負わせたのは高中でも小松でもない事とトーセンには毎年5億円の使途不明金がある事を話すと、種子島は小松にハイリスクの投資を持ちかけたのはアジアグローバル証券の代表・フォー(木下ほうか)であることを報告する。
神狩は西行寺が出かけていくのを見かけたため後をつけていくと、西行寺は顧問・天童徳馬(平幹二朗)と関口孝雄(田中泯)と会っていた。
西行寺が天童に「知っていたんですね、エネルギー開発を巡ってサンライズが大きな火種を抱えている事を。だからあなたは私を呼んだ」と話すと、天童は「石油の一滴は血の一滴。エネルギーに窮した国家は戦争に走り、商社は罪に走る。30年前もそうだった。あの頃2度のオイルショックを経て、世界の石油資源はもう20年分しかないと思われていた。燃料資源確保は我が国にとって最大の使命であり、繊維商社から出発した我が社にとっても、エネルギー事業の確立は悲願だったのだ。だが、関口君の贈賄罪が発覚した事で、社運を賭けた旧ソ連の天然ガス採掘権も放棄せざるを得なくなった」と話す。
西行寺は「それは違うんじゃないですか?天然ガスはカモフラージュだった。徹底的に調べたんです。本当の目的は旧ソ連・モニフスタンの油田開発事業の利権だった。そして父一人に罪を押し付けた後、それを獲得し、エネルギー事業の飛躍が始まった。しかしその契約は30年。間もなく終わります。だから今、エネルギー開発を巡る火種がくすぶっている。なのに今もあなたは真相を語ろうとしない」と話すと、天童は「私も知らないんだ。分かっているのは、真相が明らかになればサンライズは崩壊するという事だ。会社を潰す気か?それを選択したのは彼だ。30年前の真相に答える事ができるのは、関口君だけだよ」と話して帰っていく。
そのやり取りを物陰で聞いていた神狩が30年前の事件について会社に戻って書庫で調べていると、西行寺が止めたため、神狩は「今、この会社に大きな危機が訪れているのだとしたら、あなたはそれをどうしようとしているんですか?私は危機対策室に留まります。会社の危機を解決しなければ、どこにも行けません。私は知りたいんです。あなたが何を考え、何をしようとしているのか」と話して・・・


というような内容でした。

※今回は辛口です。悪しからず・・・

うーーーん、今回の粉飾会計の話自体は、特に面白みがなかったような・・・。
危機対策室が、もう少し「おぉ!」と驚くような手腕で解決していったら面白かったかもしれないけど、潜入捜査をして資料を手に入れたものの、結局は小松の独白で解決という事で・・・
まぁ、資金難に陥って困っていたトーセンの小松にフォーが近づいていたという事や、そのフォーと坂手は黒い繋がりがあるかもしれないという事、そして結城を襲ったのは誰!?という、今後への伏線は張っていたようでしたが・・・
それなら、もう粉飾事件の話はもう少し短く脇の方にしておいて、そういう裏で動いている話をフォーカスして描いた方が面白かったのではないかな?なんて思いながら観ていました。

急に神狩が危機対策室を「去る/去らない」という話も盛り込んできて・・・
神狩を西行寺父子の話に絡ませるためだろうけど、神狩が白川側についた所でどういう戦力になるの?という事がよく分からないから、急に神狩のアップが増えても・・・って思ってしまい
まぁ、色々盛り込み過ぎなのでは?という事で

神狩の「また騙されました」というセリフ、気付けば毎回のように終盤にあるけど、これをもう少し効果的に使えばいいのになぁ。
もっと神狩が西行寺に振り回されている感があった方が、面白かったのかも?

西行寺の父・関口の記憶がだんだんと戻ってきているようですが、30年前の真相は天童も知らないそうですね。
でも、関口一人で旧ソ連と大きな交渉をする訳はないでしょうし。
だとすると真相を知っているのは関口と坂手で、坂手がラスボスという事なのかしら?
まぁ、坂手のラスボス感はプンプンしていますけどね(笑)
それが明らかになると、サンライズは潰れる・・・どれだけすごい事が隠されているのでしょうね~。
30年も暴かれなかった真実が何なのか?
震えるような結末であることを期待したいし、キャストの顔ぶれを見たらそれだけで震えそうなのですが、肝心のストーリーがどうなるのか・・・


余談ですが、西行寺が「天堂顧問」って呼びかけている時に、「天堂君」って言っているように聞こえて、西行寺ってどれだけ凄い人物なんだ!?とビックリしたのですが、
字幕をつけて録画を再生していたら「天堂顧問」って書いてあって、ホッとしました
←web拍手です。
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