第4話 「汚染から海を救え!危機対策に潜む罠!」
サンライズ物産のグループ企業・波丘樹脂の工業薬品倉庫で火災が発生し、死傷者は出なかったものの、社長・坂手光輝(吉田鋼太郎)は危機対策室を派遣する。
波丘樹脂社長・塚原典雄(浅野和之)は、危機対策のプロと言われており、過去に重役時代に会社の危機を2回救っていた。
塚原は、会社を訪れた西行寺智(堤真一)らに対し、出火の原因は出入り業者のタバコの不始末である事、工業薬品が河川や海に流出していないか直ちに調査して数値等を公表する事を話し、「過ちを真摯に認めて、それを繰り返さないようにする事で企業を成長させるしかない。私は危機はチャンスだと考えるようにしています」と話し、西行寺は「危機対策の初手としては完璧です」と話す。
塚原は、水質調査結果が判明するまで漁業や遊泳の禁止を漁業者や近隣住民に申し入れ、波丘樹脂の社員数が多いこの町の住民はすぐにこの提案を受け入れる。
翌日、西行寺らは、海岸で小学生の男児・有田剛(藤本哉汰)が苦しそうに倒れているのを発見し、救急車を呼んで病院に行かせると、剛は海岸の貝を食べたことによる食中毒と診断される。
水質調査では微量の薬品が検出されるも健康被害の恐れのない程度と判明し、剛の食べた貝から工業薬品は検出されなかったとする保健所の結果が出たものの、塚原は念のため浄化作業を行うため禁漁期間は3か月とするよう漁業者に申し入れて了承される。
しかし西行寺は、全てが完璧に運ばれている事に疑問を感じ、波丘樹脂について更に調べる事にし、別の機関に水質調査を依頼し、神狩かおり(戸田恵梨香)には剛を東京の病院で再検査を受けさせるように命じる。
神狩は剛の母・水江(西尾まり)に転院を勧めるものの、剛の父・俊介(坂田聡)は波丘樹脂に働いているなど会社に対して荒波は立てたくないという思いから、水江は転院を拒否する。
危機対策室が水質調査を依頼していた機関からこれ以上調査は出来ないという連絡が入るなどした事から、西行寺はますます疑念を深め、剛の転院について再びアプローチするよう神狩に話す。
西行寺は、波丘樹脂の後ろ盾となっていた専務・白川誠一郎(小日向文世)の元を訪ね、波丘樹脂が事実を隠ぺいしている可能性があると告げると、白川は「徹底的に調査してください。誰であろうと不正はいけない。企業の経営者たる人間は、常に清廉潔白であるべきだ。私も自分にそれを課してやってきた。それで波丘樹脂の信頼が揺らぐなら、私なりに立て直す手立てを考えます。私も経営者の端くれだ。責任を取る覚悟ぐらいありますよ」と話す。
結城実(森田剛)は、剛の入院している病院の看護師と仲良くなって剛に処方されている薬を入手して検査機関に回し、工場に潜入して事故の前後に何かなかったかを調べる。
火災の報告書を書いた担当責任者・山田一郎が直後に消防署を退職して実家で農業を継いでいる事が分かり、西行寺は山形に行って問い詰めると、カードローンの借金の肩代わりと引き換えに火事の出火原因の偽装に協力した事を打ち明ける。
剛の処方薬は工業薬品の中毒症毒を緩和するものである事が分かり、神狩は剛の両親に「あなたたちが一番守りたいものは何ですか?剛君じゃないんですか?」と言って説得し、転院させる。
西行寺と神狩は塚原の元へ行って、事故の10日前に排水濾過装置が故障していたのに気付かず、何日も汚染水を流し続けていて対応に困っている所に火災が起きた事から、一連の対応を思いついて汚染水流出自体を隠蔽した事が分かった事を告げると、塚原はこのままでいかせてほしいと懇願する。
しかし西行寺は「たとえ会社のためだったとしても、一線を越えるのは許される事ではありません。この際、膿を全て吐き出して、ゼロから起業を立て直すべきです。10年前の事故を本気で反省していたなら、整備業務を徹底して故障も防げたはずです。過去に起きた不祥事がそのまま繰り返されてしまった。あなたにとって危機対策は、自分の地位を上げるための手段でしかなかったんじゃありませんか?あなたの危機対策は、見せかけにすぎません。その場をやり過ごすだけでは、企業の危機は何も解決しない。あなたは決して危機対策のプロではありません」と言い放つ。
塚原は逮捕され、波丘樹脂には白川の片腕が派遣されるが、その後任の化学本部長は坂手社長が決める事になり、坂手は白川に「私は反省しているんですよ。あなたが優秀だからと、ついつい大きな負担をかけすぎてしまっていた。この際、科学木行本部の担当は誰か他の役員に譲って、少し身軽になってみてはどうでしょう?これからも頼りにしていますよ。何せ我々は、あの事件のどん底からサンライズをここまで立て直した同士じゃありませんか」と声を掛け・・・
というような内容でした。
「危機対策のプロ」が偽装した事実を、「危機対策のプロ」が暴く回・・・
見応えがありました!
でも、ちょっとクドかったかな
最後の謎解きの部分、もう少し簡潔にしても良かったかな~と少し思ってしまいました。
丁寧に作られているとは思ったのですけどね。
サンライズ物産の30年前の事も少し分かってきましたね。
上に書くとゴチャゴチャしそうだったので書きませんでしたが、
「30年前、サンライズ物産はロシアの天然ガス採掘利権に関して贈賄事件があり、西行寺の父で資源開発部長だった関口孝雄(田中泯)が逮捕されていた。
謝罪会見に臨んだ当時のエネルギー本部長・天童徳馬(平幹二朗)は、その後副社長を務め、今も顧問役員。
当時の部下・坂手は現在の社長、白川は専務で、社内を二分する勢力争いを繰り広げている。」
というような事のようで・・・。
関口は、会社のためにあえて全ての罪を被ったという事なのかしら?
坂手と白川のソリが合わないというのはこれまでで分かっていたけど、それは30年前の事も絡んでいるのかなぁ?
このドラマでの小日向さんは良い人のようですね~。
出世のためには・・・という人間かと思いきや、部下の失敗を部下だけに押し付けるという事はせず、「企業の経営者たる人間は、常に清廉潔白であるべき」という考えの持ち主のようで。
だから残念ながら専務止まりで、老獪な感じの坂手が社長なのかな
30年前、小日向さんの頭だけ足されている!?
このドラマは、結構好きなのですが、このOA日は関東旅行に出かけていて、先週は風邪を引くなどしてしまったため後回しにしてしまい、ほぼ2週間遅れで視聴・感想となってしまいました
次の第5話、視聴は終了しているので、今日か明日には記事を書くことが出来ると思います。
←web拍手です。
※これまでの感想
第1話 第2話 第3話
※公式HP(こちら)
サンライズ物産のグループ企業・波丘樹脂の工業薬品倉庫で火災が発生し、死傷者は出なかったものの、社長・坂手光輝(吉田鋼太郎)は危機対策室を派遣する。
波丘樹脂社長・塚原典雄(浅野和之)は、危機対策のプロと言われており、過去に重役時代に会社の危機を2回救っていた。
塚原は、会社を訪れた西行寺智(堤真一)らに対し、出火の原因は出入り業者のタバコの不始末である事、工業薬品が河川や海に流出していないか直ちに調査して数値等を公表する事を話し、「過ちを真摯に認めて、それを繰り返さないようにする事で企業を成長させるしかない。私は危機はチャンスだと考えるようにしています」と話し、西行寺は「危機対策の初手としては完璧です」と話す。
塚原は、水質調査結果が判明するまで漁業や遊泳の禁止を漁業者や近隣住民に申し入れ、波丘樹脂の社員数が多いこの町の住民はすぐにこの提案を受け入れる。
翌日、西行寺らは、海岸で小学生の男児・有田剛(藤本哉汰)が苦しそうに倒れているのを発見し、救急車を呼んで病院に行かせると、剛は海岸の貝を食べたことによる食中毒と診断される。
水質調査では微量の薬品が検出されるも健康被害の恐れのない程度と判明し、剛の食べた貝から工業薬品は検出されなかったとする保健所の結果が出たものの、塚原は念のため浄化作業を行うため禁漁期間は3か月とするよう漁業者に申し入れて了承される。
しかし西行寺は、全てが完璧に運ばれている事に疑問を感じ、波丘樹脂について更に調べる事にし、別の機関に水質調査を依頼し、神狩かおり(戸田恵梨香)には剛を東京の病院で再検査を受けさせるように命じる。
神狩は剛の母・水江(西尾まり)に転院を勧めるものの、剛の父・俊介(坂田聡)は波丘樹脂に働いているなど会社に対して荒波は立てたくないという思いから、水江は転院を拒否する。
危機対策室が水質調査を依頼していた機関からこれ以上調査は出来ないという連絡が入るなどした事から、西行寺はますます疑念を深め、剛の転院について再びアプローチするよう神狩に話す。
西行寺は、波丘樹脂の後ろ盾となっていた専務・白川誠一郎(小日向文世)の元を訪ね、波丘樹脂が事実を隠ぺいしている可能性があると告げると、白川は「徹底的に調査してください。誰であろうと不正はいけない。企業の経営者たる人間は、常に清廉潔白であるべきだ。私も自分にそれを課してやってきた。それで波丘樹脂の信頼が揺らぐなら、私なりに立て直す手立てを考えます。私も経営者の端くれだ。責任を取る覚悟ぐらいありますよ」と話す。
結城実(森田剛)は、剛の入院している病院の看護師と仲良くなって剛に処方されている薬を入手して検査機関に回し、工場に潜入して事故の前後に何かなかったかを調べる。
火災の報告書を書いた担当責任者・山田一郎が直後に消防署を退職して実家で農業を継いでいる事が分かり、西行寺は山形に行って問い詰めると、カードローンの借金の肩代わりと引き換えに火事の出火原因の偽装に協力した事を打ち明ける。
剛の処方薬は工業薬品の中毒症毒を緩和するものである事が分かり、神狩は剛の両親に「あなたたちが一番守りたいものは何ですか?剛君じゃないんですか?」と言って説得し、転院させる。
西行寺と神狩は塚原の元へ行って、事故の10日前に排水濾過装置が故障していたのに気付かず、何日も汚染水を流し続けていて対応に困っている所に火災が起きた事から、一連の対応を思いついて汚染水流出自体を隠蔽した事が分かった事を告げると、塚原はこのままでいかせてほしいと懇願する。
しかし西行寺は「たとえ会社のためだったとしても、一線を越えるのは許される事ではありません。この際、膿を全て吐き出して、ゼロから起業を立て直すべきです。10年前の事故を本気で反省していたなら、整備業務を徹底して故障も防げたはずです。過去に起きた不祥事がそのまま繰り返されてしまった。あなたにとって危機対策は、自分の地位を上げるための手段でしかなかったんじゃありませんか?あなたの危機対策は、見せかけにすぎません。その場をやり過ごすだけでは、企業の危機は何も解決しない。あなたは決して危機対策のプロではありません」と言い放つ。
塚原は逮捕され、波丘樹脂には白川の片腕が派遣されるが、その後任の化学本部長は坂手社長が決める事になり、坂手は白川に「私は反省しているんですよ。あなたが優秀だからと、ついつい大きな負担をかけすぎてしまっていた。この際、科学木行本部の担当は誰か他の役員に譲って、少し身軽になってみてはどうでしょう?これからも頼りにしていますよ。何せ我々は、あの事件のどん底からサンライズをここまで立て直した同士じゃありませんか」と声を掛け・・・
というような内容でした。
「危機対策のプロ」が偽装した事実を、「危機対策のプロ」が暴く回・・・
見応えがありました!
でも、ちょっとクドかったかな
最後の謎解きの部分、もう少し簡潔にしても良かったかな~と少し思ってしまいました。
丁寧に作られているとは思ったのですけどね。
サンライズ物産の30年前の事も少し分かってきましたね。
上に書くとゴチャゴチャしそうだったので書きませんでしたが、
「30年前、サンライズ物産はロシアの天然ガス採掘利権に関して贈賄事件があり、西行寺の父で資源開発部長だった関口孝雄(田中泯)が逮捕されていた。
謝罪会見に臨んだ当時のエネルギー本部長・天童徳馬(平幹二朗)は、その後副社長を務め、今も顧問役員。
当時の部下・坂手は現在の社長、白川は専務で、社内を二分する勢力争いを繰り広げている。」
というような事のようで・・・。
関口は、会社のためにあえて全ての罪を被ったという事なのかしら?
坂手と白川のソリが合わないというのはこれまでで分かっていたけど、それは30年前の事も絡んでいるのかなぁ?
このドラマでの小日向さんは良い人のようですね~。
出世のためには・・・という人間かと思いきや、部下の失敗を部下だけに押し付けるという事はせず、「企業の経営者たる人間は、常に清廉潔白であるべき」という考えの持ち主のようで。
だから残念ながら専務止まりで、老獪な感じの坂手が社長なのかな
30年前、小日向さんの頭だけ足されている!?
このドラマは、結構好きなのですが、このOA日は関東旅行に出かけていて、先週は風邪を引くなどしてしまったため後回しにしてしまい、ほぼ2週間遅れで視聴・感想となってしまいました
次の第5話、視聴は終了しているので、今日か明日には記事を書くことが出来ると思います。
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