emitanの心にうつりゆくもの

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リスクの神様 第7話

2015-08-27 15:37:59 | 2015夏ドラマ
第7話 「お家騒動に潜む罠!?会社乗っ取りを救え」

呉服店からスタートし、百貨店、スーパー、ホテルと事業を拡大してきた烏丸屋ホールディングスは1年前、社長・岡崎竜太郎(小野武彦)を息子・大樹(中村俊介)が解任し、自ら新社長に就任したお家騒動があった。
しかし、買収した日陽ホテルがわずか3ヵ月で経営破たんしたこともあって烏丸屋の株価は下がり、投資会社・片山ファンド代表・片山収造(手塚とおる)は竜太郎と接触し、株価浮上のキッカケのために竜太郎が社長に復帰するべきだと持ちかける。
サンライズ物産は竜太郎と並んで烏丸屋の筆頭株主である事から、社長・坂手光輝(吉田鋼太郎)は危機対策室・西行寺智(堤真一)に親子喧嘩を収めて経営悪化を止めるようにと命じると、西行寺は「簡単におっしゃいますが、こじれてしまった血縁関係ほど難しいものはありませんよ。親を否定しなければ前に進めない子もいます。(自分の事ではなく)一般論を申し上げているだけです」と話しながらも対応に乗り出す。
西行寺は大樹の元を訪ね、烏丸屋の監査役・花村慶介(大谷亮介)が日陽ホテルの負債を意図的に見逃したのではないかと考えるが、花村は既に退職願を出して失踪してしまっており、3週間後の株主総会で何者かが会社を乗っ取ろうとしているのではないかと考え始める。
日陽ホテルの買収は元々は竜太郎が持ちかけた話で、竜太郎をなだめる意味合いもあって大樹も了承していたと聞き、西行寺は竜太郎の元を訪ねて誰から日陽ホテルを紹介されたのかを尋ねるが、竜太郎は「人生の全てを捧げてきた会社を、手塩にかけて育てた一人息子に追い出された。そんな父親の気持ちが想像できないかね?私に濡れ衣を着せようとしている君たちに、それを教える義務はあるのかね?」と言って話してくれないため、西行寺は「最後に一つだけお教えいただけませんか?もし息子さんがあなたに、もう一度経営者として復帰してほしいと言ってきたら、どうお答えになりますか?」と尋ねると、竜太郎は「株主と社員のためなら当然引き受けるよ」と答える。
片山が烏丸屋の株を10%購入したため前社長・竜太郎陣営の持ち株比率は35%となり、現社長・大樹陣営は35%である事から、残りの30%の一般株主の委任状争奪戦が繰り広げられる。
結城実(森田剛)の調査により、花村が片山と繋がっている事と、片山の背後には外資系のリバーファンドという、過去に経営が傾いた日本企業を安値で買いあさっては暴利をむさぼった「ハゲタカ」と呼ばれるファンドがいる事が分かり、西行寺はリバーファンドが今回の一件を仕掛けたのではないかと睨む。
リバーファンドがTOB(株式公開買い付け)を公告し、目標は株式全体の16%、買い取り価格は通常の2.5倍とした所、16%の株を取得してしまったため、竜太郎陣営の持ち株比率は51%となってしまう。
新たに大量の株式を発行して第三者割当増資をして持ち株比率を高めるために、大樹に資金力のある協力者はいないかを尋ねると、大樹はアジアグローバル証券の代表・フォー(木下ほうか)と連絡を取り、ちょうど来日していたため協力を申し出る。
しかし、フォーがタイミングよく日本にいた事に疑問を持った西行寺は、種子島敏夫(古田新太)に調べさせると、フォーも片山やリバーランドと繋がっていたことが分かり、フォーの持ち株を使って竜太郎の持ち株がなくても過半数越えをして竜太郎をも排除しようとしているのではないかという疑いを強める。
西行寺は大樹に「ここから我々が何か動いても、全て潰しに来るだろう。ファンドに付け入る隙があるとすれば、絶対的な戦略を用意してきた敵側の油断にある。フォーには敵だとは気付いてないフリを続けてください。助けてほしいのに役員会をまとめきれない愚鈍な経営者として振る舞い続けるんです。そうやって敵側の油断を増長させ、その裏で逆転の一打を画策する。あなたはまだ社長としては何もしていませんよ。逆風の中でも改革を貫く姿勢は立派だが、現状は経営打開も出来ず、老舗のブランド力で何とか生き延びてきただけです。いいですか?あなたの会社は乗っ取りの危機にさらされてるんですよ。あなたが社長としての責任を果たせる唯一の選択肢は、父親と手を組む事です」と言い放つ。
大樹は竜太郎の元へ行き、今の思いを書いた手紙と共同経営提案書を差し出すが、竜太郎は「嘘八百を並べて、1年前のように私を裏切るつもりだろう?もうあんな思いはたくさんだ。私に息子はいない」と言って突っぱねてしまう。
臨時株主総会の日になり、経営陣解任動議に対する賛成票は45%となり、解任動議は否決される。
竜太郎が反対の方に票を投じたためで、竜太郎は大樹に「(手紙を)西行寺さんに無理矢理渡された」と明かす。
西行寺は竜太郎に「あなたも経営に親子の情を持ち込むんですか?捨てきれていませんよ。だからこそ息子さんを憎む感情に支配されて、烏丸屋の危機が見えなくなっているんです。あなたのような百戦錬磨の経営者なら、たとえ憎い相手だろうが会社のために作り笑いで手を組むぐらい、平気でやってきたんじゃないんですか?しかし息子さんに対してはそれが出来ない。情を捨てきれてないからです。だったらそんなものは今すぐ捨ててください。仮にあなたが私に騙されていようが、我々と組めば烏丸屋がハゲタカに食い物にされる事は避けられます。しかしあなたがリバーファンドや片山に騙されていたのだとしたら、烏丸屋はハゲタカの餌食です。ご自覚ください。烏丸屋は今ギリギリの危機にあります。あなたにとって一番大切なものは何ですか?父親のプライドですか?息子さんへの情ですか?そうじゃない。あなたが生涯かけて大切にしてきたのは、烏丸屋とその社員達です。だとしたら、あなたが選ぶべき選択肢は一つです」と話していたのだった。
西行寺は坂手から、社内で自分の動きを探っている人物を調べるよう命じられる。
その頃、専務・白川誠一郎(小日向文世)は関連会社・サンエナジーに出向した橘由香(山口紗弥加)から、メタンハイドレード開発に参入して5年経つが2,000億円投資しても結果が出ていない事を聞き、坂手はそこに更に2,000億円を投資しようとしている事から、失敗すれば経営危機が起こって日本経済にも影響を与える事として問題視していた。
白川は神狩かおり(戸田恵梨香)を呼び出して「私も覚悟を決めて動き出すべき時が来たようだ。君の力も借りたいと考えている。西行寺君とも腹を割って話したい。今のサンライズには彼の力が必要だ」と話す。
一方、西行寺は種子島から、坂手とフォーが並んでいる写真を見せられて・・・


というような内容でした。

数か月前に某企業で話題になった「同族経営」「お家騒動」が、今回のテーマ。
某企業のお家騒動では、父親が新会社を設立したというニュースを先日聞いたので、今回の烏丸屋もてっきり「匠 烏丸屋」という会社を竜太郎氏が立ち上げるのかと思ったのですが、そこまでは乗っからなかったようで
10時50分過ぎまでこのドラマをリアルタイムで観て、11時にテレ東系の「ワールドビジネスサテライト(WBS)」を観始めたら、トップの特集が「同族経営」で、ものすごくタイムリーで笑ってしまいました(笑)

親子だと、やはり情が邪魔をするのですかね?
「かわいさ余って憎さが百倍」という言葉もありますが・・・。
ドラマでは、土壇場で父親がプロ意識を思い出して「烏丸屋と社員を守る」という選択をし、息子の事は許していないけど「会社のために作り笑いをした」という事のようですね
息子・大樹の方がヤリ手なのかどうかは判断がつかなかったけど、お家騒動に収まらないで、単なるマネーゲームが目的の他者に会社が乗っ取られてしまっては、あまりにも悲惨ですから、ここでは無事に収束して良かったです。

株式市場の事はあまり詳しくないので、ホワイトナイトだのハゲタカだの色々と言葉が出てきたけど、イマイチのめり込めませんでしたが(爆)、
「委任状争奪戦」とか「現社長陣営の持ち株比率○%」とかそういう言葉は数か月前に聞いていたので、ちょっとドキドキして楽しかったです
半沢直樹やルーズベルトゲームに出ていた俳優さんが多いように感じて、そんな所も少し笑ってしまいましたが


だんだん坂手のダークな部分が大きくなってきたように思いますが・・・
扱っている金額が大きすぎて、今回も2,000億円だの、合わせたら4,000億円だのと、出てくる出てくる
その金額を聞くと、国立競技場建設費を連想してしまいますが
巨大な金額の事業を扱って、こうしてずっと煽っているのだから、ラストが「えっ!?」というスケールの話で終わらないよう、切に願っています!


西行寺は、まだ学生の時に父・関口孝雄(田中泯)から
「お前はもっと自由に生きた方がいい。大きな組織にいれば色々ある」
と言われていたのですね。
関口一人が全ての責任を負って捕まったという事がだんだんと分かってきましたが、それについてどこまで西行寺は暴いていくのでしょうね。
今のところ坂手が一番悪役のように見えるけど、立場的に言ったら顧問・天童徳馬(平幹二朗)が一番黒いような気もするし、優しそうに見える白川が実は一番!?というのもあるのかもしれないし・・・
あと何話まであるのかな?
キャストの方の迫力・演技力には申し分がないので、あとは脚本と演出がついていけていますように!!
←web拍手です。
※これまでの感想
 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話
※公式HP(こちら
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