emitanの心にうつりゆくもの

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リスクの神様 第5話

2015-08-17 20:07:06 | 2015夏ドラマ
第5話 「誘拐事件を解決せよ 命かけた究極の選択」

西行寺智(堤真一)は父・関口孝雄(田中泯)の主治医から、孝雄は脳梗塞で脳血管性認知症が急速に進行していたが、今後も辛抱強く話しかけることで何か思い出すかもしれないと言われる。
危機対策室に、天然ゴムの産地であるマーレーンの駐在所から、所長の袴田明(桜井聖)と連絡が取れないという電話が入り、電話に出た神狩かおり(戸田恵梨香)は「何か問題が生じましたらまた連絡お願いします」と話す。
翌日、社長・坂手光輝(吉田鋼太郎)宛てに不審な国際郵便が届き、危機対策室で開けてみると、ひび割れたメガネと袴田の写真があり、写真の裏には日本時間に置き換えた撮影日時と「制限時間は72時間」と英語で書かれていた。
日本で暮らす袴田の妻・美沙(田中美里)を呼び出してメガネも袴田の物である事が分かるが、誘拐犯が共産ゲリラだった場合は現地警察は信用できない事、領事館が出来る事は情報収集で誘拐については何もできない事から、現地警察には知らせずに危機対策室で対応する事にし、西行寺は種子島敏夫(古田新太)を急いでマーレーンに派遣し、坂手はブラジル行きの機内にいてしばらく連絡が取れないため、京都出張中の専務・白川誠一郎(小日向文世)に戻ってきてもらう事にする。
誘拐犯から電話が入り、神狩が対応して袴田本人との会話に成功するが、すぐに切られてしまう。
そして犯人からメールが届き、そこでは身代金1000万ドル(日本円で約10億円)とマーレーン駐在所の撤退を要求していた。
西行寺は「悲観する必要はない。要求が来たからには対処のしようもある。出来る限り要求に応える意思がある事をメールで犯人に伝えておけ。ただし人質の無事が確認できなければ社としては動けない、そう書き添えて袴田所長の無事を確認できる映像を送ってもらえるよう交渉しろ」と神狩に命じる。
西行寺は帰社した白川に会いに行くと、白川は「他社や他国との競合の中で使命を果たすためには、危険な橋を渡る人間も必要だ。かつて我が社でも、天然ガス権確保のために罪に手を染めた人間もいた。それも商社の宿命だ。エコノミックアニマルと呼ばれようがね。でも私は、そういう社員を守るのも会社の仕事だと思っている。(袴田に関しては)もちろん救出に全力を尽くす」と言って、身代金10億円は出すがマーレーンからの撤退の判断は下せないと告げる。
犯人から電話が入り、神狩が対応するが、だんだん口調が熱くなってしまってかえって犯人を激昂させてしまい、犯人は銃声を聞かせて「次の電話に社長が寝なければ人質の命はない」と言い放って電話を切ってしまう。
犯人から犯行声明文と動画が添付されたメールが来て、結城実(森田剛)は動画映像の分析をし、マーレーンに着いた種子島は声明文にあった革命家の署名が間違っている事から駐在所絡みの人間によるものではないかと考え、過去の駐在所でのトラブルを洗い出す。
犯人から電話が入り、西行寺が坂手を名乗って電話に出ると、犯人は期限時刻までに記者会見を開いてマーレーンからの撤退を発表するよう要求してくる。
届いたメガネには指紋が2人分あり、犯人からの発音でフランス語圏の人間ではないかと神狩が言い出したことから、種子島にフランス語圏の関係者の指紋を採取させてデータを結城に送ってもらうと、指紋が照合する。
犯人は、過去に会社の備品を横流しして解雇された社員(2人は兄弟)で、引き続き働いていた妹が流産したのは会社の対応のせいだと逆恨みした事が引き金になったのではないかと推測され、筆跡鑑定でもその兄弟のものだと分かり、現地警察に捜索を依頼する。
兄弟はまだ見つからず、犯人が要求する期限が近づき、西行寺は白川に決断を迫ると、白川は「(マーレーンからの撤退は)本当にベストな選択なのか?ここで犯人の要求を飲めば、サンライズは誘拐犯に簡単に屈するという印象がついて、世界中にある支社が誘拐やテロの標的にされる恐れが出る。誘拐犯に屈するのは危機を広げる行為じゃないのかね?マーレーンは我が国の輸入ゴムの2割を担っている。それを失えば日本の経済にも影響が及ぶ。駐在所を撤退すれば現地にも失業者があふれる。それがどんな大変な事態を生むか、君だって分かってるだろ?」と話す。
すると神狩は「袴田所長は命の危機にあるんです。一度撤退を表明して人質の救出を確認してから、また改めて駐在所を立ち上げる事はできないでしょうか?社員を見殺しにしたとなれば、やはり世界からの批判の目にさらされます。それ以上に我が社の社員が失望するでしょう。この会社は、命がけで資源獲得に未開の地へ乗り込んだ社員を守らないんだと。駐在所がなくなってもゴムを確保する手立ては何かあるはずです。新たな道を探せないでしょうか?この会社は既に大きな危機の中にいます。その危機を脱出する決断ができるのは、専務しかいないんです」と言って説得をすると、白川は「ただし私にも要望がある。できればそれまでに事件を解決して、駐在所撤退会見を誘拐事件解決会見に変えてほしい」と言って記者会見に備える。
記者会見時刻の直前に犯人が捕まり、人質の無事が確認され、坂手の帰国が間に合った事から、坂手が誘拐事件解決会見を行い、その事件解決手法について世間からの称賛を浴びる。
白川は神狩に「いいさ、袴田君は無事だった。サンライズ物産もな。(西行寺は)正しい仕事をしている。それは認めざるを得ない。今回の件では、今更ながら商社の使命を思い知らされた。私もいずれ大きな仕事をしなければならない。その時は君の力も貸してほしい」と話して・・・


というような内容でした。

今回も、丁寧に描かれていて見ごたえがあったけど、ちょっとクドかったかも
セリフが多いのが、やや分かりにくいのかも?
裏のドラマも観ているのですが、あちらは多少目や耳をテレビから外しても分かりやすいですから・・・ね。
本作は、ツッコまれないように隙を与えないように作っているけど、もう少し手を抜いた方が逆にドキドキして観れるかも!?と、素人目でですがチラッとそう思った昨今です。

海外にいる商社マンが誘拐事件に巻き込まれた時、どのように解決していくのかが時々ニュースを観て気になっていたので、その一例が垣間見れて興味深かったです。
白川が言っていたけど、誘拐犯の要求通りにしていたら、テロの標的になる可能性もありますからね・・・。
一方で、人命は大事だし、神狩の言う通り見殺しにすれば「我が社の社員が失望する」し、海外赴任を希望する社員がますますいなくなって人材が流出する恐れもありますし・・・
今回は運よく犯人の手掛かりが出て解決できましたけど、なかなか企業内の危機対策室のみで対応するのって難しいのではないかな?とも思ったり。

数年前の西行寺と結城との出会いや、アメリカ?で2年前に西行寺が携わった誘拐死亡事件についても描かれていましたね。
これを並行して描いていた意味って、何だったのだろう?
その時の失敗(人命を失った)を経て、西行寺は誘拐事件により慎重に対応するようになったっていう事なのかな?

西行寺の父・関口孝雄の事を、
白川は、会社が守らなければならないという考えを持っていて、
顧問・天童徳馬(平幹二朗)は、時々お見舞いに行っているようだけど、
坂手はどうなのでしょうね?
わざわざ息子である西行寺をアメリカから呼んだのだから、何か思惑があるのでしょうけど・・・。
オジサマたちwのサイドストーリーも、とても気になります!
←web拍手です。
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