Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

書初め 「白いはと」

2007-01-04 13:28:19 | Weblog
今年のお正月は、いよいよ書初めに挑戦です!

3年生になって、絵の具セットと一緒に、習字セットもそろえました。

けれど、学校の授業で習字を練習したのは
通級の指導と重なってしまうこともあって、せいぜい3~4回だったと思います。

私の子どもの頃は、何年生から習字があったのかも、記憶にはありません。

私がお習字を習いに行っていたのは、おそらく1年か2年の頃で
もともと、きれいに字を書くことに意識をおいていないタイプだったのか?
ただ単に向いていなかったのか、落ち着いてやる気が出なかったのか?
(そのときの、指導する先生が、うるさくおっしゃらなかったのか…
きれいに書こうと思っても、不器用だったのか、書くのが好きではなかったのか?etc)

理由はともかく、大人になるまで「字をきれいに書く」ということに
気づかないでいるようなところがあって、気づいたときには、ときすでに遅く…
「ペン習字の通信講座」をやろうとも思いましたが、続かないまま、現在に至っています。

kirikouが字をきれいに書こうとしないのを見た私の母が

「kirikouのお母さんも、字はきれいではなかったね~」などと
ウッカリつぶやいていたところをみると、私もkirikouに通ずるところがあったのかもしれませんね…

kirikouはというと、漢字ドリルの宿題は、どうにも滞ったままですが
「書初め」に対しては、意欲を示しておりました。

そこで、夫のほうがきちんと習っていたこともあって
毛筆には、少し自信があるらしく
「お父さんに一緒に見てもらって、やってね~。」ということになりましたが
結局、3日の午後になって、ようやく取り掛かることになりました。

お題は「白いはと」で、清書用の半紙は3枚いいただいてきました。

新聞紙を広げたり、墨をすったり、
練習用に新聞紙を半紙の大きさに切ったりして、準備をしてから…

いざ!挑戦です。

私は台所のほうから、あえて遠巻きにして観ることにしました。

夫も、はじめは穏やかに、やさしく言ってみたり、上手に声かけしていました。

筆の運び方や形のとり方、「墨で手を汚さないことも大切だぞ~」とか言っていました。

あまり練習ばかりしていても、飽きてしまったり、集中が途切れてしまうだろうといって
「そろそろ、白い半紙に書いてみよう!」ということになりました。

kirikouも、深呼吸したりしてから、一気に一枚書き上げました。

「白」と「い」の位置とバランスが、チョッとずれていましたけれど
「はと」は、とっても上手に書けました。

すかさず、夫も私も「この『はと』は、スッゴクよく書けたね~~!!」などと
最大級のホメ言葉で、ただしさりげなく(しつこくないように)ほめました。

夫はkirikouに、「立って全体を見てごらん。字のバランスはどうかなぁ~?」と声をかけながら

「では、もう一枚書こう!」と言いました。けれど…

そこで、kirikouのほうが、エネルギーを使い果たしてしまったのか

私のところに来て「テレビをみていい?」と小声で聞いてきました。

「あともう少しだから、やってしまったほうがいいよ。
お父さんは明日からお仕事だし…。」となだめてみましたが
床に横になって、ゴロゴロしはじめてしまいました。

こんな時、うまく立ち直れるかどうか…

まだ、これといって、確実なよい方法が見つかってはおりませんので、
試行錯誤のリストをめくりながら、アレコレすることになります。

今回は…「まず氷を食べてみて、一息いれてみたら~」とか

「角砂糖を食べていい?」と聞いてきたので、

「エネルギーを入れたら、もう一回挑戦するんだよ~。」ということで

「気分転換」や「飴作戦」を試してみて、それでもまだゴロゴロしていました。

そうなると、最後の手段ということで

思いつく限りの言葉を駆使して、言い過ぎると逆効果になるので
その辺りを見極めながら、ダメな時は、潔くひくつもりで、話しかけていきます。

夫のほうは「もう、やる気がないなら止めよう。」という感じになっていましたが

私のどの声かけがよかったのか、あまり思い出せないのですけれど

「もう一回やってみる。」ということで、残りの2枚をどうにか書き上げました。

出来のほうは、3枚目の最後の「と」で、さすがに気力が途切れてしまいましたが
ほんとうに最後まであきらめずに、ガンバッテ書き上げました。

お父さんの声かけも適切で、kirikouも、はじめて間もないのに
ほんとうに、一生懸命に書くことができました。

残りの「学年と名前」は、お父さんがお休みの今度の土日に書くことにして…


さてさて「書初め」の巻きのお話は、これでひとまず終わりといたしましょう。


一見、当たり前のように見える出来事ですが、我が家にとっては
結構、大きなイベントをひとつやり終えたような…気がしております。

皆さまのお家での「書初め」や子どもの頃のお習字の想い出は、
いかがでいらっしゃいましたでしょうか?

最後まで、お付き合いいただきまして、ほんとうにありがとうございました!!

そろそろ、お仕事はじめの方もおいでのことと存じます。

私も、明日あさってと、今期最後のスクーリングに出かけます。

あとは、レポートのまとめがいくつか残っていますけれど
こんな風に、ブログに何かを書いていくことは、
どこかで、いろいろなところにつなっがっているような気がしております。

そして、kirikouの冬休みも、あと5日ほどです~

今年も、いよいよ始動するゾ~!!という感じがしてきましたね!!


はじめは、ゆっくり少しずつでも…

前を見ながら、マイペースを保ちつつ、まわりも視野に入れながら…

また、歩き出すことにいたしましょう!!


『はじまりの風よ~♪ 届けメッセージ 


   いつでもあなたを信じているから~♪  はばたけ  未来へ ♪ 』    

       
           …平原綾香さんの、のびやかな歌声に乗せて…

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2 コメント

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Unknown (双子の母)
2007-01-04 18:09:56
書初め・・・。双子にとって鬼門ですねえ。
11日に体育館で5年生総勢170名でいっせいに本番があります。
練習分の提出もありません。
ので、あんまりはやく書くと教育効果が薄いかなんて考え、学校開始日の前日あたりになんて(実は後延ばしにしているだけで・・とほほ)。

風待人さんのかよう大学の「特別支援教育専門コース」に興味をもちました。
ま、腰をすえて学校と連携する上で親もある程度は分析力がないと具体的な支援が難しいかなとも考え始めました。
(実際、学校との支援案作成に親が関わることになってみて書面に適切な案をあげる難しさを考えています)

初級コース全部は難しいですが、科目履修の形で4月からはじめてみようかとも思っています。でも、これ以上の多忙さは耐えられないかなとも。正直迷っています。
(スクーリングの場所は近所なんですよね)

実際に通われてみていかがな感じですか?(正科生との違いもあるでしょうが)
有効な実際の支援を手にするには、結構親が大変だなと痛感しています。


返信する
スクーリングは青葉台です。 (風待人)
2007-01-04 21:59:30
双子の母 さま

書初め・・・やはり鬼門ですか?

全校でいっせいにやるとなると・・・その雰囲気だけでも
慣れないと、きつそうですし、書くこと自体、
特別に上手なことを求めないにしろ、タイヘンですよね・・・

正課生でも科目履修でも授業やその他、(もしかしたら料金くらいで)
変わりはないはずです。

何を目指すかを、絞っていけば、内容的には
軽度発達障害関連には、カナリ特化していると思います。

学校や幼稚園の先生や、養護関係の先生など
現場の方々も、たくさんいらっしゃるので
いろいろな意味で、勉強になります。

学んだことだけで、すぐに何かに結びつくとはいえないかもしれませんけれど
知識を得ることで、少しずつ自分自身の得意不得意が見えてきたり
実際に、対応していく上でのささやかな自信につながるような気がしています。

それから、ステップアップしていくことも可能でしょうし・・・

会場は、最近は主に青葉台駅から歩いて15分くらいの
松風台というところで行っています。

一月にIDOBATAがあったら、詳しくお話できるかもしれませんね。
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