Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

「ぼくは うみがみたくなりました」

2006-04-13 02:11:06 | Weblog
これは、山下 久仁明さんのお書きになった自閉症の少年が
主人公の小説のタイトルです。


山下さんは、自閉症の大輝くんを育てながら
レインボーおやじさんとして皆さんから慕われていらして
しょうがい児のための放課後活動の場「フリースペースつくしんぼ」
代表として町田市で、活動をしていらっしゃいました。

わたしは、HPでしか存じ上げませんでしたが

お父さんとして、一生懸命やっていらっしゃることに感動して
比較的、近くに住んでおりますので、
いつかお話を伺ってみたいと、ひそかに思っておりました。

ところが・・・

3月28日、大輝くんが散歩中に電車に轢かれてしまい
ほんとうに残念なことに、亡くなられました。

私は、4月2日にそのことを知って
ほんとうに大きなショックを受けて
心が痛み、身体の震えがなかなか止まりませんでした。

(そのときのことを「心を見つめて・・・」の記事に書きました)

言葉にも、上手く表せませんでしたが
大輝くんのご冥福をお祈りし
ご家族の皆さまが心安らかになられることを想うばかりでした。

そして何かできることがあれば、したいと思っておりました。



脚本家でいらっしゃる山下さんは「もっと自閉症のことを知って欲しいから・・・」

描いたという、「ぼくは うみがみたくなりました」を映画にしたいという
お気持ちを持ち続けていらっしゃいました。

『今回、「ぼくはうみがみたくなりました」を映画にすることだけは決めました。
自主制作映画になると思います。』とご決心なさったそうです。

私もささやかですが、何か応援させていただきたいと思っています。

私の記事を読んでくださる方に、お願いいたします。

どんな形でもかまいませんので、
レインボーおやじさんのお志を応援してください!!


こんな、お父さんとお子さんのお話があることを知っていただいて

こんなに、自閉症の人のことをあたたかく真剣に思いながら
生きていらっしゃる人がいることを

ぜひ多くの皆さんに知っていただきたいと、私も想っております。

映画が、完成したらまたお知らせしますので

多くの皆さまに見ていただけるように、ぜひお知り合いにもお知らせしてください。


辛いことを乗り越えるためにも、
何かできることがあるような気がしています・・・



「ぼくはうみがみたくなりました」制作準備実行委員会ホームページ

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12 コメント

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自閉症理解の為に!是非 (銀鏡反応)
2006-04-13 19:59:44
主人公の少年が電車の事故で亡くなったというのは本当に辛い話ですが、こういう親子がいたということを知ってもらうためにと、あと自閉症という障害が如何なるものかということをしってもらうためにも、レインボーおやじさんの願いが叶うと好いと思います。

私も同じ障害を抱えて生まれてきた者のひとりとして、陰ながら映画化へむけてのエールをこの場をお借りして送らせていただきます。
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ありがとうございます。 (風待人)
2006-04-13 20:17:44
銀鏡反応 さま



読んでくださってありがとうございます。



私には、ここに書いたりいろいろな人にお話しするくらいしかできません。



でも、何もしないではいられない気持ちでおります。





それから「PAY IT  FORWARD」という小説を



映画化した、邦題 「ペイ・フォワード 〔可能の王国〕」をご存知でしょうか?



私は、自閉症児のお父さんのカイパパさんのブログで、この映画のことを知り

借りて見ましたが、とても良かったし、困難に対して何とかしようという勇気が出ます。



そのうちに、このお話のことも記事にしてみたいと思っています。



多くの方の善意が寄せられて、志が実現するように祈っております!

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念のため・・・ (風待人)
2006-04-13 20:26:28
少し、内容の補足をいたします。



小説は、大輝くんが、ご存命中に出版されていて

彼が、直接の主人公ということではないように思います。



映画化を考えていらっしゃる矢先に、事故で息子さんを亡くされて



でも、映画にしようというお気持ちを奮い起こして

レインボーおやじさんが、がんばろうとなさっているのだと思います。



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Unknown (ぴーまん)
2006-04-14 10:55:58
うっでぃが、注文していて、すぐに届きました。読み始めようと思います。余談ですが、校長先生のブログを見に行ったら・・・だいぶ前からいらしていたのですね。勉強家ですね^^!
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コメント有り難うございます。 (河村隆夫)
2006-04-14 11:41:13
TOMOははさま、コメント有り難うございます。

お茶畑にかこまれた山間の地で暮らしております。

東京でお暮らしなのでしょうけれども、

どうぞ私のブログで田舎暮らしを楽しんで下さい。
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自分の興味のままに・・・ (風待人)
2006-04-15 09:40:39
ぴーまん  さま



私も本は、これから読むところです。



私の希望としては、できれば自閉症についてあまりご存じない方にも

前向きな意味で、かれらの良さや、困難さを知っていただく機会になるといいなぁと

心ひそかに、願っています。



私の中では、自分の興味に任せて

気になること、面白そうなことに首を突っ込んでいるうちに



いまの自分にとても大切な、方々にめぐり合えるような気がしています。



princip (校長)先生は、とても熱心ですばらしい先生です!!



princip 先生とはネットを通じてでなければ

あれほどいろいろなことを真剣に、かつザックバランに

お話しすることはできなかったと思うほど

とてもいい経験をさせていただきました。



また、先生が何かおはじめになるのを楽しみにしています!



ぴーまん様も、お仲間の世界だけでなく、いろいろな広い世界を

覗きに行ってみてください!



ほんとうに面白くて素敵な世界がたくさんありますよ!



河村隆夫 さま



こちらこそ、ありがとうございます。



私にとって、静岡の風景は

両親のDNAを通じても、また4年間の多感な子ども時代の記憶と共に



欠くことのできない意識の基本にあると、近頃感じております。



ノンビリとしたさわやかな風が、富士山の方から吹いてくるのを

想像しただけで

とてもしあわせな気持ちになれます。



そして、こちらの横浜の風も何だかすこし新しいいろが見えてくるようで

なかなかに面白いですよ・・・



また良かったら、お越しください!
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大切なめぐり合い (ぴーまん)
2006-04-15 14:01:06
>お仲間の世界だけでなく、いろいろな広い世界を、覗きに行ってみてください!

ヨコハマの・・・様のところから、盛岡心情に出会い、お邪魔させていただいてました。これも、風待人様の、風に乗って~♪なのでしょうね^^!この時期、保護者がハイになっているのを感じ、公務員の立場を記事にしたところ^^;そこで、校長先生のところを読みあさったわけです。何と言いますか、何と言いますか。。。ですわっ^^;

返信する
はじめまして (羽月美弥 )
2006-04-15 21:14:08
あちこち検索していたら、こちらに着きました。

昨春のありすでアンフィニを教えてくださった方ではありませんか?

違っていたらごめんなさい。



私は今年小5になった高機能自閉の息子と

小1になったアスペの娘を育てています。

先日やっぱりあちこち放浪していて、

「ぼくはうみがみたくなりました」に出会いました。

世の中、残酷ですよね。

でも、お父様(レインボーおやじさん)がとても前向きで、

私ごときがめげてちゃいけないという気にさせられました。



今年度から2人で通級通いです。

普通であるはずの長女は思春期真っ只中で

彼らと違った意味で大変です。

でも、生きているのだから、それが幸せと思ってがんばろうっと。

またお邪魔させていただきます。
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視点を変えると・・・ (風待人)
2006-04-16 11:57:52
ぴーまん さま



princip 先生と、いろいろお話できたことで

先生もいろいろタイヘンでいらっしゃることを知ることができました。



お互いにタイヘンな中で



「子どもが安心して成長できること」という目的について

共通の理解を探していこうという姿勢を教えられたと思います。



お互いに、できないこともあるけれど

そのちがう視点が、子どもを見ていくうえで

プラスに働くといいなぁと感じています。



かっこいい言葉に聞こえるかもしれませんが

信頼関係があれば、お互いに要求するだけではなく

「こんなとき、今できることは何か?」という風に

折り合いをつけながらやっていけるような気がします。



実際の手立ては、オニオン様にうかがうといいかもしれませんが



最終的に、選んだり実行するのは、結局自分らしいやり方でやるしかないと思います・・・





羽月美弥 さま



たぶん、あたりです!



今年は、ありんこの役員もすることになり

普段のことも、まだバタバタで、どうなることやら・・・という感じです。



ウチはひとりでも、てんやわんや・・・ですが

3人のお子さんの子育ては、ほんとうに素晴らしいです!



先ほどのぴーまん様も3人でしたね!



まだまだ自分のこともままなりませんが

できることを、前向きにやっていくことで



何か少しずつでも、進んでいくお役にたてればいいなぁ

と思っています。



また、お目にかかることもあると思いますので

お声をおかけしますね!!

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その通りだと思います^^! (ぴーまん)
2006-04-16 12:31:50
>子供が安心して・・・

その通りだと思います。

常に、「このことは子供が必要としているか?子供は安心しているか?」を、考えています。オニオン様のご意見も取り入れつつ、虎様の専門家のご意見を大事にしつつ、当事者の方々の意見も踏まえて生活していま~す。

でも、一番大事なのは、息子の意思です^^!

虎様の過去記事も、お勉強になります。

うちは、三番目の入園式は行きませんでした。子供が、安心しない所には、行かせない。それも選択肢の一つだと思っています^^

最終的に選ぶのは、親で、最終的に責任があるのは、親だと思っています^^!

題名と話が脱線してすみません。

我が家は、「ぼくうみ」は、相方のところで宣伝中です^^!
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