Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

道端の菊・・・

2009-11-04 18:14:48 | 地域の暮し
先月、E先生の離任式に伺ってから、あっという間に一か月が経っていましたし

kirikouも「通級が経過観察」になっていますので

久しぶりに通級のある学校近くの風景を観ました。


広葉樹の葉っぱも、すっかり色づいて、落葉している木も目立ってきましたね。


その時々の「コチラの気の持ちよう…心のありよう」次第で

案外、風景自体に変わりはなくとも

「コチラの目に映る景色」の方に、大きな変化があるのかもしれません。


そういえば…

先日、保土ヶ谷の図書館で見つけた「2005年1月号の日経サイエンス」に

画家のモネが、晩年に白内障を患って、さらに水晶体が黄色みを帯びたことで

色覚認知が影響を受けていたという記事がありました。

(記事の主眼は、細胞死に関しての研究でしたが…)


今、観えている景色が、目の側の状態によっても違って観えるということですから

「私の感じていることや見ていること」について

他の方にお伝えする際には、どんなに、頑張っても…

そこには、かなりのズレが生じるということなんですね。


それは、視覚に限らないので「こんなに、一人ひとり違っていても」

ナントカ「一緒にお話をしたり、協働作業ができる」ということは…

案外、「ヒトというのは、厳密なルールに従っている」というよりは

「大まかな、けれど、大方の方々にとっては当たり前の規則」を共有していることで
上手く、機能できるような「やり方」を、身につけているのかもしれませんね。


なにやら、そんなことをアレコレと考えておりましたら…


急に、一人っきりの世界に放り出されたような気持ちになりましたけれど


だからこそ…道端にひっそりと咲いていた菊を見つけたことを、皆さまにお話して

ほんのささやかな小さな出来事を、共有できたように感じた時には

その嬉しさは、たとえようもなく「かけがえのないもの」に想えるのでしょうね。



こんな、小さなつぶやきが、皆さまのもとにも届きますように…



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