Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

「その人」を、創るモノ・・・?

2009-10-08 12:12:19 | お気に入り
相変わらず、つよい風が音を立てて吹いていますけれど…

明るく眩しい陽射しが、ベランダ越しに光っています。


まずは、昨日届いた本の写真を貼りつけておきましょう!


先日の「こころの時代」のアーカイブでお話を伺った『角偉三郎の漆と書』と

(同じく、DVDを借りて観た)

映画『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』の原作者アリス・マンローの

『林檎の木の下で』です。

裏表紙には『人生のすべてを凝縮したような12の自伝的短編小説』と書かれています。


かたや、日本の伝統工芸である「輪島塗の漆器」を創る方であり

もう一方は、『17世紀、エジンバラの寒村に暮らしていた遠い祖先。やがて19世紀前半、一家三代でカナダへ―。無名の人々の、幸福と不幸が等分に降り注ぐ、ごくありふれた人生。暮らしの移ろい、愛と憎しみ、野望と失意を、当代きっての天才的筆捌きで描きだす。連綿と連なるその血脈の果てに、マンロー自身の人生があり、同じくわたしたち自身の人生がある。三世紀の時を貫く芳醇な短編小説。

(The View from Castle Rock)』と賞される、カナダ在住の女性の小説家です。


お作りになるものも、過ごしていらした環境も全く違う分野のお二人ですけれど…


目には見えないかもしれないけれど、代々「受け継がれてきたモノ」や

ご自身が生まれ育っていらした環境や風土、「出会った人たちとの関わり」によって

「その人そのもの」や「その人の世界」が、創られてきたのでしょう…



それは、おそらく「ささやかな暮らしを営んでいるわたし」も

わたしの小さなお話を聴いてくださっている「あなた」も

それぞれに違う人生を送りながらも、同じなのではないでしょうか?



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