Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

夫婦の会話 その2

2006-05-01 20:33:33 | Weblog
夫婦のこれからについて、ちょっとタイムリーな本に出会いました。

弘兼憲史さんの「俺たちの老いじたく これからは好きなように生きる」です。

(40歳代以降の方には、ぜひお勧めですが
お若い方には、あんまり実感が湧かないかもしれません…)


子どもと入ったコンビニで偶然に見つけて、あっという間に読めました。

最近、団塊の世代の方のことがいろいろと取り上げられていますね。

弘兼さんは、その真っ只中にいらして

でも、あんなにカッコよくその世代のお手本になっている極意が
ご本を読んでよくわかりました。


夫が時々買って帰る漫画雑誌の中で「課長(部長?)島耕作」や
「人間交差点」など、読んだことがありますが

サラリーマンのご経験もあるその視点は、創作をする中にも生かされていて
おそらく、夫のようなサラリーマンにとって、同じ目線に立って描かれたお話に
多くの共感が寄せられるのでしょうね。

内容は、ここで書くのはもったいないくらいに面白くて、とても具体的で
夫には、すぐにでも読むように勧めるつもりです。


前回の「夫婦の会話」にオーヴァーラップする部分が多くて

「なるほど…そうだよね…」と納得することしきりでした。 


私の母親の年代の方たちを見ても思いますが

基本的に、女性のほうが歳を重ねても
何か自分のやりたいことを見つけて生き生きとしていらっしゃいますね。


夫の母も、マジックや、気功、フラダンス…以前は刺繍や日本画などなど

何かをやることに加えて、いろいろな人とおしゃべりしたり
お出かけしたりすることで、ほんとうに元気に活動的にしていられますね。

最近は父の介護もあって、気持ちが沈みがちになることもありますが

そんな時こそ、ヘルパーさんや私たちもできるだけ手伝って
気晴らしに外へ出るように勧めています。

一方、男性の方は、ウチの夫くらいの年代までの方は
どうしても、仕事が生活の主たる時間を占めているので

そういった、自分の趣味や、やりたいことを
なかなかできないままに、定年を迎えてしまうことが多いのでしょうか。

できれば、急に探すというよりは
10年くらい先を思い描いて、少しずついろいろなことを見つけていくのも
楽しいかもしれませんね。


もしかすると、最近の若い世代の方のほうが
生活の中で、仕事と楽しみを上手にバランスをとっているのかもしれません…

そのあたりに見習うものが、隠されているような気がしました。


歳をとっていても、何かを始めるのに遅いということはないと思いますし

若いからこそ、失敗しても取り返せる時間があるので
思い切って、何かにトライして欲しいなぁと、つくづく思いました。


生きることは、ほんとうにいろいろなことがあるとは思いますが
できるならば、そんな中にささやかでもいいので歓びや楽しみを見つけられたら

それが、もしかしたら青い鳥のように目には見えない

『しあわせ』のすがたなのかもしれません…

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2 コメント

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「島耕作シリーズ」は (虎右衛門)
2006-05-02 12:16:50
愛読書の一つです。始まりは「課長」だったのですが、その後「部長」「取締役」と進み、現在は「常務」となって活躍しております。番外編に「ヤング」もあります。(ちなみに弘兼氏の奥様(柴門ふみさんです)とは同郷で近くの高校でした。もちろん直接知っているわけではないのですが・・・)
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同年代の“星”でしょうか? (風待人)
2006-05-02 13:16:28
虎右衛門  さま



ようこそ、お越しくださいました。



先生は、お昼休みでいらっしゃいますか?



我が家は、各方面での夫の意識改革がたぶん大きな課題です!!



向こうも、家事をできない(しない?)妻の制御に

頭を悩ませているとは、思いますが・・・



それでも、どこか円の重なる部分で

共通理解(?)あるいは、コミュニケーションが保たれているのは



ある程度の時間を共に過ごした「同志」のような感覚によるものかもしれません。



虎右衛門 さまと奥様の、最強の夫婦善哉(?)は、私のあこがれです!!



弘兼さんも柴門ふみさんも、それぞれの個性が輝いているという点で



共通点がありますね!!
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