『岸辺のアルバム』
本放送:1977年6月24日から9月30日
脚本・原作:山田太一
出演:八千草薫 中田喜子 国広富之 竹脇無我 杉浦直樹
ようやく全話視聴完了。
13話の夫婦の会話がなんだか泣けてしまった。
12話で繁がぶちまけた家族の秘密のために家族は崩壊。
繁は出ていき、謙作は仕事に行ってしまう。
律子が気を使って出かけ、誰もいない家で向かい合う夫婦。
「許してもらえるならなんでもする」という則子に対し
「お前と一緒にいたい」
「でもそんな卑屈なお前じゃなくて以前のままのお前といたい」
と想いを吐露する謙作に泣いた。
妻に浮気されたとか、プライドを傷つけられたとかいう怒りではなく
これまで積み上げてきたものが失われてしまった、
もう昔の家族には戻れないという悔しさが伝わってきた。
前日は仕事と酒に逃げてしまった謙作。
この時も外から家を見つめながら泣くんだよー。
父にとって「家庭が平穏である」というのは何より大事だったんだな。
豪雨で家が流されてしまった田島家。
入れ物である家はなくなったけど家族の再構築ができた。
ラストは幸せな予感を漂わせて終わるけど
最後のテロップがなかなか不穏。
これが3年前の田島家の姿である
そして今
この4人がどんな幸せの中にいるか
どんな不幸せを抱えて生きているかは
みなさんのご想像にゆだねた方がいいだろう
「ノンポリ」「計算尺」と、時代を感じる言葉も聞けた。
本放送:1977年6月24日から9月30日
脚本・原作:山田太一
出演:八千草薫 中田喜子 国広富之 竹脇無我 杉浦直樹
ようやく全話視聴完了。
13話の夫婦の会話がなんだか泣けてしまった。
12話で繁がぶちまけた家族の秘密のために家族は崩壊。
繁は出ていき、謙作は仕事に行ってしまう。
律子が気を使って出かけ、誰もいない家で向かい合う夫婦。
「許してもらえるならなんでもする」という則子に対し
「お前と一緒にいたい」
「でもそんな卑屈なお前じゃなくて以前のままのお前といたい」
と想いを吐露する謙作に泣いた。
妻に浮気されたとか、プライドを傷つけられたとかいう怒りではなく
これまで積み上げてきたものが失われてしまった、
もう昔の家族には戻れないという悔しさが伝わってきた。
前日は仕事と酒に逃げてしまった謙作。
この時も外から家を見つめながら泣くんだよー。
父にとって「家庭が平穏である」というのは何より大事だったんだな。
豪雨で家が流されてしまった田島家。
入れ物である家はなくなったけど家族の再構築ができた。
ラストは幸せな予感を漂わせて終わるけど
最後のテロップがなかなか不穏。
これが3年前の田島家の姿である
そして今
この4人がどんな幸せの中にいるか
どんな不幸せを抱えて生きているかは
みなさんのご想像にゆだねた方がいいだろう
「ノンポリ」「計算尺」と、時代を感じる言葉も聞けた。
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