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青葉城恋唄

仙台生まれ、仙台育ちの40代女性。
日々の生活で考えたことを記す雑記帳。

イッキ見ドラマ鑑賞記録「岸辺のアルバム」12~15話★★★★☆

2025年01月30日 | てれび
『岸辺のアルバム』
本放送:1977年6月24日から9月30日
脚本・原作:山田太一
出演:八千草薫 中田喜子 国広富之 竹脇無我 杉浦直樹

ようやく全話視聴完了。

13話の夫婦の会話がなんだか泣けてしまった。
12話で繁がぶちまけた家族の秘密のために家族は崩壊。
繁は出ていき、謙作は仕事に行ってしまう。

律子が気を使って出かけ、誰もいない家で向かい合う夫婦。
「許してもらえるならなんでもする」という則子に対し
「お前と一緒にいたい」
「でもそんな卑屈なお前じゃなくて以前のままのお前といたい」
と想いを吐露する謙作に泣いた。
妻に浮気されたとか、プライドを傷つけられたとかいう怒りではなく
これまで積み上げてきたものが失われてしまった、
もう昔の家族には戻れないという悔しさが伝わってきた。

前日は仕事と酒に逃げてしまった謙作。
この時も外から家を見つめながら泣くんだよー。
父にとって「家庭が平穏である」というのは何より大事だったんだな。

豪雨で家が流されてしまった田島家。
入れ物である家はなくなったけど家族の再構築ができた。
ラストは幸せな予感を漂わせて終わるけど
最後のテロップがなかなか不穏。

これが3年前の田島家の姿である
そして今
この4人がどんな幸せの中にいるか
どんな不幸せを抱えて生きているかは
みなさんのご想像にゆだねた方がいいだろう


「ノンポリ」「計算尺」と、時代を感じる言葉も聞けた。




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