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青葉城恋唄

仙台生まれ、仙台育ちの40代女性。
日々の生活で考えたことを記す雑記帳。

ドラマ鑑賞記録「この世界の片隅に」第8話★★★☆☆

2018年09月09日 | てれび
『この世界の片隅に』
日曜21時~・TBS
出演:松本穂香 松坂桃李

とうとう広島に原爆が落とされた。
そして終戦。

映画「TOMORROW 明日」では、たしか長崎の人々が
「広島で新型爆弾が落とされたらしい」と話していた。
でもこのドラマの世界では誰も長崎の原爆について語らない。
広島が先に壊滅的な状況になったので情報も入らなかったということ?


おそらく広島から飛んできて?木にかかっていた障子枠。
すずはこれに自分を重ねていたのか?
ドラマでは出てこなかったけど、
呉にはなかったタンポポ黄色いタンポポも、
同じように遠くから来たということで自分と重ねている。
遠い呉の土地で力強く生きている物に。

すずが伝単投げて周作が全然打てないというシーン、
マンガでも大好きだったから映像になってて良かった。
でも径子の「下手じゃねえ」は余計かな。
見てりゃわかる。


終戦(日本の敗戦)を知って怒りをあらわにするすずの描写は
アニメでも原作でも表現が難しいなあと思ったんだよな。
単純に「まだ戦えるのに」ということでもないだろうし、
敗戦によってこれまで隠されてきた日本の本当の姿に怒った
ということだけでもないような。
晴美や自分の右手、もしかしたら自分の実家の家族、
たくさんのものを失ったあの戦争が無意味だったのか、
という怒りが近い気もするけど、それだけではない。
ひとつのシーンであの時のすずの複雑な感情を描くのは難しい。

晴美の遺骨の前で泣く径子の
「もっと早く終わっていれば」という嘆きは納得できる。
糸子に一瞬でも見えると今にも「お昼にしよけ」と
言い出すんじゃないかと思ったけど、もちろん言わない。


「まるで人間のような」という刈谷さんの言葉と
それを聞いたときの周囲の人間の反応。
こういう表現はなかなか見たことがなく、新鮮だった。
もっと前だと天皇陛下について描くというのも難しかったのかな。
たしか「日本のいちばん長い日」も、
戦後すぐの映画化では天皇陛下をはっきり描かなかったらしいし。


リンさんもいなくなってしまった。
「綺麗な遺体から片付けてもらえる」と言っていたリンさん。
あの花見が最後の姿だったのか・・・。


来週最終回!早い!

そして結局・・・現代パートはいるのかな?
現代のすずさんのビジュアルはいらないよ~。
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