・ピロリ菌対策Helicobacter pylori countermeasure ぴろりきんたいさく
ピロリ菌によっては、胃炎により潰瘍ができさらに胃がんへ進行しやすいといわれています。ピロリ菌感染を防ぐために、生水、生物に注意することが必要とされ衛生状態をよくすることが重要です。
アリルイソチオネートの含硫配糖体シニグリンを含む黒からし、くれそん、大根などのアブラナ科植物が殺菌、抗がん、活性酸素除去作用を示めし わさび、にんにく(蒸し焼き・から揚げ等加熱して利用)などの香辛料にピロリ菌を減少させるといいます。
またフラボノイドを含むプロポリス、ココア、紅茶>烏龍茶>緑茶の順で、カテキン、フコイダン、マヌカハニー、スプラウト(新芽)などもあります。ヨーグルトの乳酸菌がピロリ菌を抑制、感染症の予防に役立っています。
梅干の新たなピロリ菌を抑制する成分が見つかっていますのでご紹介します。
南高梅(なんこううめ)の産地みなべ町の2001~2004年の和歌山県立医大研究で、梅干しには、胃ガンの原因となるピロリ菌を抑制するシリンガレシノールという梅リグナンの梅干に含まれる「ヘリコバクターピロリの運動能阻害剤」をみなべ町の特許と認める特許証が、平成20年2月22日付で認められています。
2004年、農林水産省で富士食研の協力のもと加熱して作成された梅肉エキス水溶液が、血流に改善、ピロリ菌の抑制作用がみられることがわかっています。生梅に含まれる糖質「5ーヒドロキシメチルフルフラール(HMF)」とクエン酸がエステル結合した化合物の出現が認められ「ムメフラール」と命名されています。
生の梅、減圧濃縮のみには見られず、生梅を加熱してエキスを製造する過程で生梅の酵素活性が失われ糖とクエン酸とで化学反応により生成されたものと考えられています。
さらにココアに含む遊離脂肪酸がピロリ菌を抑制することが解っています。
森永製菓は平成13年に埼玉医大などとの共同研究で、ココアに含まれる遊離脂肪酸(FAA)のピロリ菌殺菌効果を確認したとしています。特にオレイン酸とリノール酸に殺菌効果があるといわれています。さらにFAAを強化したココア「カカオFAAパワー」が通信販売されているようです。
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