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[胆汁]食生活について語ろう

2022年05月30日 | 美容ダイエット

・胆汁Bile たんじゅう
  胆汁酸、リン脂質、コレステロール、ビリルビンBilirubin(胆汁色素)、水分などの成分を含む。肝臓から分泌し胆汁は胆嚢(たんのう)内に一時貯蔵、水と電解質の吸収を受けて濃縮される。
胆汁中の胆汁酸はレシチンとともにミセルMicelle(規則性のある高分子の集団)をつくってコレステロールを可溶化する。
食事の摂取で胆嚢は収縮し、胆汁を十二指腸内に流入させ小腸で、胆汁酸は脂質の消化吸収を促進する。人体での胆汁酸の総量は2~4g、血中の基準では約1μg/ml、尿中に排泄するのは0.55~5mg/日程度で、腸肝循環を繰り返している。
漏出(ろうしゅつ)する胆汁酸はごく僅かで大腸を通過し、最終的には糞便中に排泄する胆汁酸は1日約500mg(0.5g)程度で、失われる胆汁酸と同量の胆汁酸が肝においてコレステロールより新たに生合成し一定に保たれる。

 

                                        &胆汁酸Bile acid たんじゅうさん
  動物の胆汁の成分として広く存在する。胆汁は、肝臓でコレステロールの代謝により生成し、胆嚢に送られ、胆汁酸(コール酸)として分泌される。腸内細菌により二次胆汁酸(デオキシコール酸Deoxycholic acid)に合成、変換もしている。
二次胆汁酸は有害物質であり大腸ガンを促す物質との疑いがある。人での胆汁酸は、コール酸Cholic acidの約80%とデオキシコール酸Deoxycholic acid15%を主成分としている。グリシンやタウリンのアミノ基とアミノ結合をして、抱合(ほうごう)胆汁酸を形成、さらにそのナトリウム塩として存在する。
胆汁酸は膵液リパーゼの活性化、脂溶性ビタミンなどの腸壁からの吸収を容易にする。そして回腸に達し大部分は再吸収され肝細胞で再び胆汁中に分泌して腸肝循環を行っている。
人体での胆汁酸の総量は2~4gであって、脂肪の乳化、水に不溶の脂肪酸、レシチン、コレステロールなどを可溶にし脂肪がリパーゼの作用を受けさせやすくする作用がある。 さらに細菌の発育を抑制する作用で胆汁酸濃度の高い上部腸管では腸内細菌の過剰繁殖を抑制、腸の運動を促進させ糞便の過度の脱水防止し便通を整えている。これらの作用から医薬品としても用いられる。

 

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