・べか菜 べかな
アブラナ科、中国野菜、山東菜の一種で白菜のように結球せず、葉が開いた状態で成長する。
明治の時代、べか舟で年中東京の市場に出荷していた小型の菜っぱを「べか菜」といっていた。「べか舟:べかぶね」は浦安に古くから伝わる一人乗りの小さな平底舟で、主に貝や海苔採りに使われた舟。
“べか”は、小さいを意味するという。山東べか菜、東京べか菜、江戸川べか菜、博多べか菜、みなとベか菜、みやこべか菜、みなとべかななどと呼ばれる。
本来、山東菜は白菜より大きく、生長すると6㎏から10kg以上になる。山東菜を大きく育てず、若採り小さい内に収穫する。関東地方では「べか菜(東京べか菜)」とも呼ばれ、小松菜やほうれん草のように束にして売られる。
1年を通して栽培が可能で、タネまき後、約1ヵ月~1ヵ月半で収穫、葉質がやわらかい。葉色は黄味をおびた淡緑色の草丈20~25cm、葉数5、6枚で収穫する。
浅漬け、さっとゆでてあえ物、お浸し、生でもマヨネーズ、ドレッシングなどのサラダもよい。
NASA によると2017年2月に国際宇宙ステーション(ISS) 宇宙飛行士たちは、船内で一カ月育てた「東京べか菜」を収穫している。将来の長期の宇宙滞在に備え、野菜を宇宙環境で栽培する実験を続けている。現在のところ、宇宙滞在は長くても1回に1年程度だが、火星(6000万㎞:月38万㎞で4日と6時間)探査ともなれば、宇宙での食料の再生産も課題となっているようだ。
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