・ネクタリンNectarine ねくたりん
バラ科、中央アジア原産の落葉低木で比較的寒さに強く、3月、4月頃に濃いピンクの花を咲かせ観賞用としてもよく育てやすい。３年ぐらいで結実し桃の部類では直径6cm、重さ150g～200gほどの小さめ。モモの変種で7世紀ごろにトルキスタン地方に生まれ世界各地に広がったといわれる。
ヨーロッパの甘い酒のネクターを語源とし日本には明治の初めに桃の類として渡来した。近年ではアメリカ、韓国からの輸入が多い。
果皮は、光沢があり黄赤色で果肉は黄色く実が硬めで締まっている。表面の産毛がなくつるつるして油桃(ゆとう)ともいわれ秀峰(しゅうほう:230g)、興津(おきつ)、フアンタジア、フレーバートップ(裂果が少ない230g)、ヒラツカレッド(200g)などがあり品種改良で桃との交配が進んでいる。
一般に甘味が強く芳香があり酸味があるものとないものがある。離核品種でネクタリンではファンタジア、フレーバートップなどがある。長野県、山梨県での産出が多く7月下旬～9月を旬とする。生食、ジュース、ネクタージャムにして利用する。
100g中でエネルギー43kcal、カリウム210ｍｇカロテン２４０μｇ(ビタミンＡ４１μｇ)、ビタミンＥ1.4ｍｇ、食物繊維1.7gを含む。
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