・烏瓜 からすうり
ウリ科、東アジア温帯地域の山野に自生し、雌雄異株の長さ10mにもなるつる性で白さぎのような花は、夏に夕方開き、朝にしぼむ。果実が晩秋に長円形5~6cmの赤紫色になって粘質があり水分を多く含んでいる。からすが好んで食べる事から烏うりといわれるが定かではない。実の形や色が、中国産の朱墨(しゅぼく・唐朱・からしゅ)に似ていることから、唐朱に似たウリで、カラシュウリ→カラスウリになったという説もある。
葉を揚げもの、茹でて和え物、油炒め、果実の若い緑色の頃のものが茹でて煮物、塩漬けに種子を炒って食用にできる。果肉、種子、塊根(かいこん:でん粉)が、それぞれに化粧水、あせも、ただれ、荒れ止め、黄疸、利尿、催乳に利用していた。
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