・眼張Black rockfish めばる
フサカサゴ科、メバルの種類は竹の子メバル、エゾメバル、ウスメバル、ヤナギメバル、トゴットメバル(ちょうちんめばる)などと数多く30種以上にも及ぶといわれる。
日本全国の沿岸に生息して地方名も多い。
温帯性、硬骨胎生の魚で主に魚釣りの対象としている。稚魚を生むために沿岸、湾内に移動して早春の釣り魚として尊ばれる。
昼はじっとしていることが多く夜に主に活動する。夏から秋にかけては沖合いに出て3~5年魚で体長20~30cm前後に成長し目が目立って大きい。目を見張っているということからを名前の由来としているという。
体色は、深さ200mからの浅瀬を泳ぎ、捕獲される地域によって異なり、灰黒色は海面近くに生息、深くなるにつれ赤、黄色と変化している。
刺が背鰭、腹鰭、目の下と、えら蓋の間に短い刺(とげ)を2本、体表中央部より背鰭にかけて縦に幅広い黒褐色帯状に見える。
春告魚(はるつげうお)とし4月~6月を旬としている。白身で身が上品で柔らかく脂肪があり、濃い目に甘辛く煮付けるのが最も美味しく、ほかに塩焼き、照り焼き、から揚げ、椀だね、鍋物にするが、新鮮なものは、刺身にもする。
加工して干物、味噌漬け、粕漬けもある。
100g中でエネルギー109kcal、たんぱく質18.1g、脂質3.5g(EPA<血流改善に働く>14.0%[0.49g]、DHA<脳の活性化させる>14.8%[518mg])を含む。