エイコのチェンソーアート日記

チェンソーだけで丸太をアートするチェンソーアート。ある日夫がいきなり脱サラしてチェンソーアーティストに・・・。

弁慶祭りに参加させていただきました

2011-10-02 15:18:41 | 紀伊半島
どんよりと曇った10月最初の日曜日。

午前中は、龍神村中の幼稚園・保育所(といっても3施設だけ)の合同運動会が
我が家のそばの運動場で行われていて、アナウンスやら音楽やら賑やかだったのですが、
運動会が終わったら急に静かになって、
あ~、秋が来て、冬がくるんだな~、と妙に実感しています。
肌寒いしね。

ということで、お昼は、今年最後かもしれないナス料理を食べました。



ナスのウナギ風
ナスを縦に1cm以下くらの薄さにスライス。
塩をふってしばらく放置。
ナスからじんわり水分がでてきたら、小麦粉ふって
油をひいたフライパンでこんがり焼いて、
醤油+味醂(ウナギのたれでもOK)をまわしかけ
ジュウって絡めます。

付け合わせに、マッシュしておいたジャガイモに
塩でもんだキュウリとマヨネーズであえて黒こしょうふったのと、
キムチ
お隣さんちの庭の柿

ワカメごはんにお味噌汁


夏野菜もそろそろお別れだな~、と、思っていたら
実家の母から、サトイモが大量に届きました。
ありがとう。おかあさん。ようこそ、秋野菜。


そんなことより昨日の、弁慶祭りのことです。

弁慶出生の地という伝説の残る田辺市街の秋の風物詩、弁慶祭り。
紀伊田辺駅のメインロードを、たくさんのグループが弁慶音頭?で踊ります。






各グループの方々は、この日のために、踊りの練習を積むそうですが、
今回私たちは、「田辺市商工会連合会」のグループの方々から、
「田辺で龍神村は元気で営業しています」とPRしないか?と声をかけていただいて
田辺市商工会連合会の方々の踊りの後を、見よう見まねで踊りながら
「龍神村通常通りやっています!」や「翔龍祭」「チェーンソーアートイベント」のチラシなどを
龍神村美人ママさんチームの方々&子供たちで、まかせていただきました。


楽しかったです♪

沿道の多くの方から「ガンバレ~!」とか「また龍神村に行くよ~!」と、声をかけて戴きました。
みなさん、ありがとうございました。

10月4日から、田辺市から311号線が道路復興して、上富田、中辺路経由で龍神村に来れるようになります。
よろしくお願いします。

メイン会場のカッパークをちょっとのぞいて、午後5時に会場を後にしましたが


会場のカッパーク扇浜に沈む夕日

慣れない山路の迂回路に迷って迷って、
家についたのは午後9時をすぎていました

早く、道路が復興しますように





災害片付けお手伝い

2011-09-13 21:42:25 | 紀伊半島
9月12日月曜日 

龍神村の友人9人で、田辺市本宮町、新宮市熊野川町へ、
台風12号の災害の後片付け等のお手伝いに行ってきました。

午前7時の集合写真

朝からやたら元気です^^


最初に行ったのは、本宮町、Iターンで農業を営むMさん宅。
熊野川に面したところに田んぼや畑、道をはさんだ高台に家がありましたが
田んぼ畑は金曜日から川に陥没、家も二階ギリギリまで浸水し、
三日土曜日の真夜中(日曜日の午前3時)に、中学生、小学生の子供4人を連れ
裏山から命からがら逃げて一命をとりとめたそうです。

避難所に住みながらご近所の方々と、泥の掻き出しや家財道具などの清掃をされたというM家の
半壊となった鶏小屋の撤去を手伝いました、



数年前に茂っていた芦を切り取って開墾したというMさんの田んぼ畑。
この台風で丸四日間、川に埋まっていたそうですが、水が引いた後は、田んぼはムクムクと起き上がり
黄金色の収穫の時を迎えていましたが、川砂をたくさん噛んでいるので、
ハーベスター(稲刈り機)や籾すり機を壊してしまう事になるので収穫をしないと、決めたそうです。


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次に向かったのは、熊野川町のHさん宅

熊野川に沿ってある集落の中で一番高台にあるHさん宅。
Hさんの家自体は流されなかったのですが、
車5台が流され、前の家、2軒が流され、
三日の夜からご近所の方々が、Hさん宅に次々に避難してきて、一時は30人くらいの方が
身を寄せる私設避難所になっていたそうです。

避難してきた人のために、Hさん達は、沢で水を汲み、ガスでご飯を炊いたり
入れ歯も持てず避難してきた高齢者の方には、おかゆを炊いてあげたそうです。


そんな熊野川町、川の水が引いた後は、家の中がゴチャゴチャです。



川の水の力で家財道具、畳までもがめちゃめちゃになっています。



Hさんの家のそんなご近所の一軒をみんなで片付けました。

水を吸った布団や畳や本や服がこんなに重くなるものなのか、、、
一軒の家の中に、こんなにもいろんなものがあるものなのか、、、
冷凍庫の中のお肉が腐るとこんなにも臭いものなのか、、、、、、

と、いろいろありましたが


↑この状態からさらに片付けました。


ゴミの山です。


Hさんのご近所さんは、高齢の方だったので、手伝いをとても喜んでくださって
作業は大変だったですが、疲れも飛ぶくらい嬉しかったです。


9月13日火曜日

ケイジと二人で、本宮町の熊野本宮大社さんのお手伝いに行きました。
本宮大社さんは、ケイジが龍神様を彫る時に、本宮大社さんの瑞鳳殿に三週間ほど滞在させていただいた
とても縁ある神社さん。

高台にある、お社は無事だったそうですが
参道の階段手前、瑞鳳殿、公衆トイレ等は3~5m以上の浸水があったそうです。



神社のお世話をされる方や神官さんたちがジャージ姿で泥を運んでいらっしゃいました。



その甲斐あって、大鳥居はより美しくなっていました。


大斉原も川底に沈んで、泥が厚く沈殿していましたが、




神官さんや神社の方々の努力で、お社は、すがすがしく輝いていました。



地球の神様、イザナギさま、イザナミさまがお祀りされているそうです。


9月14日水曜日

和歌山県日高川町から、TさんとHさんが駆けつけてくれて私(ケイジは打ち合わせがあって不参加)の三人で
もう一度、熊野川町のHさんの住む地域に、
(日高川町のTさんとHさんにとっては約3時間のロングドライブです)

熊野川町のHさんの左隣りのお家の片付けを手伝いました。



家の持ち主のYさんとそのご親戚、熊野川町のHさんご夫妻、私たちの三人で
黙々&冗談言い合いながら、荷物の運び出し、泥を掻き出しました。



夏日の暑い日でしたが、あらかたゴミを運びだすことができて
持ち主のYさんたちに、すごく喜んでもらえて、泥だらけになりましたが
充実感はありました。


ただ、ちょっと辛かった事は、、、

押し入れの中にあった、「昭和40年代の○○幼稚園○○組○○」と名前の入ったスケッチブックの束を捨てた時。
スケッチブックの名前は他にもあって、
40年前くらいのその家の子供さん、兄妹(6人あったそう)の幼稚園時代のスケッチブックが
リボンのかけた袋にしまってありました。

さすがにそのまま捨てるのはしのびなく、ご家族の方に了解をとると、、
「ハハハ、○○はもう50才すぎてるからいいよ~」と言われたし、
スケッチブックは水に濡れてもう開くこともできなかったけど、、

ちょっと心が痛んだ・・・・



大切なものをいっぱい流した台風12号。





明日、また熊野川流域に大雨が降るという、、、

どうかこれ以上の被害がないようにと、祈ります