bipedは"bi(2つの)"+"pedal(足の)"からできた言葉。もともとは人間のような二足歩行動物を意味する言葉でしたが、最近はむしろ、二足歩行ロボットとかCGの二足歩行キャラクターに関連した文脈でよく見かけます。biped [walking] robot(二足歩行ロボット)のように、形容詞としても使われます。
CGアニメーションやロボットの専門家の間では、よくそのままbiped(バイペッド)と英語で表記しています。
SF映画や漫画の世界では、ロボットが二足歩行するのを当たり前のように見てきましたが、アシモ(ASIMO)を開発した本田技研の苦労話によると、二本足で歩くというのは非常に複雑な運動で、今日のレベルに到達するまでにかなり試行錯誤を繰り返したそうです。
bipedに対して(事業としてはすでに撤退を決めたようですが)ソニーのアイボ(AIBO)のように四足で歩くロボットはquadruped(クワドロペッド)と呼ばれているようです。
(メルマガ「英語屋さんの作りかた」第60号掲載、一部改稿)