(再)土佐清水市は財政破綻寸前 議員に質問され必死で隠蔽⁉️

2017年05月03日 23時45分00秒 | 土佐清水市議会の問題
こんにちは。

先日、おそらくは土佐清水市民の方によってYouTubeにアップされていた私の一般質問の動画が、土佐清水市議会事務局によって削除されるという考えられないことが起きてしまいましたね。

市民に向けて、積極的に公開する必要がある議会の様子を、なぜ皆さんの目から隠す必要があるのか…?

詳細はこちらの記事をご覧ください↓
土佐清水市議会の動画削除について

その動画が、最近またアップされているようです。

下に、解説をつけていますので、一読いただいた後に動画をご覧いただければ、より内容が分かりやすいかと思います。

あと、今月の市議会だよりの内容はこの一般質問の内容のことです。
土佐清水市議会だより101号

動画を見ていただくと、よく分かるかと思います。

土佐清水市は財政破綻寸前 議員に質問され必死で隠蔽⁉️


平成29年 土佐清水市議会 3月会議 一般質問

今会議の私の一般質問について、「市民の皆さまにとって、とても重要な内容となっている」と、以前のブログでお知らせをいたしましたところ、市民の皆さまにおかれましては、議会に馴染みのない方がほとんどで、このことが分かりにくい人が多いのではないか。とのご意見をいただきました。

そう言われると、初めて議会を見る人にとっては、何が起こっているのか、確かに中々状況が掴みにくいのではないかと思いましたので、少々長くなりますが解説をさせていただきたいと思います(^^)

まず、市議会における一般質問では、議員は市の一般事務について、市長や課長に質問をします。

市長や課長は、その質問に対し答弁します。

市民の皆さまの中で、一度でも市議会を傍聴したことや、インターネットで視聴したことがある方は、そういったやり取りが通常、議場で行われることをご存知だと思います。
そういった中で、本市議会の場合は議会基本条例において、市長や課長が議員の質問に対して『反問』できることを規定しています。
ただ、ここで言う反問とは、議員が曖昧な質問をしたりしてその質問の意味がわかりにくい時に、その質問の意味を議員に対して確認する為に使うものです。

さて、今回の一般質問において、私はまず冒頭でこのように説明しています。

・ランキングが日経グローカルという本に載っていること。

・調査対象は、調査時における813市区の中で通常予算の786市区のうち、地方債の残高見通しを不明とした5市を除く781市区であること。

・ワースト6位の土佐清水市は今年度末の地方債(市の借金)残高が162億1200万円で人口14707人で割った1人当たりの残高が110万2332円と算出されていること。

・この地方債残高は、調査時点における見込みの金額なので、今現在、見込まれる残高とは若干の違いがあるかもしれないので、その辺りをこれから質問しながら確認していくということ。

そういったことを冒頭に述べた上で、一つ目の質問に入ったわけですが、、
(動画の前半部分ですね。)

まず、「平成25年度末から平成27年度末の地方債残高(これは数字が既に確定しているものです)と平成28年度末の地方債残高見込み」について、企画財政課長に質問しました。

通常であれば、何の問題も無く答えることのできる質問です。
おそらく、この質問の意味が分からない担当課長は、全国のどこの自治体をさがしてもいないと思います。

ところが、企画財政課長は私の質問に答えることなく、いきなり次のような反問をします。

①ワースト6位の根拠を示せ
②算出方法について示せ
③781市区とあるが、今、全国は791市、東京23区、合計814市区であり、ずれている。全国全ての市区を対象としていない調査と認識してよいか
④162億1200万円の中には色々な起債の種類があることを知っているか。知っていれば、種類、内訳について示せ

これ、冒頭において私から説明済みのものばかりです。

この内容では、認められている本来の反問権の範囲を明らかに逸脱しているものです。

このことは、反問する必要がない質問に対して、全く意味のない事柄を無理やりにズラズラと並べて反問しているため、企画財政課長自身の落ち着きがない様子を見ていただければよく分かるかと思います。

皆さんは、課長がなぜこのような状態になっているのか、分かりますか?

ほんと、可哀想な話ですよ。。

まず、反問権の規定に違反している行為と、すでに冒頭で説明済みのものなので、私は当然この反問に答える必要は無かったのですが、答えなければ答えないで「岡本は、答えられなかった」と変な風に吹聴されるのは目に見えているので、一応答えました。

その上で、私は「こんなつまらんことで、市民の大事な時間を潰さないでほしい」と言い、議長に公正な議事進行をお願いしました。

その後、さすがに企画財政課長の答弁があるだろうと思いきや、さらに次の反問が出され、なぜか議長はそれを認めました。

⑤この数値は平成28年度末の見込みなので、不確定な数値でのランキングということで良いか。
⑥起債には、交付税措置のある優良な起債があることを知っているか。知っていれば内容を示せ。

ほんと、ありえません。。

ここまでくると、完全に地方議会のルールからかけ離れています。。

その後、小川豊治議員から「優良債の中身まで説明しろというのは如何なものか。反問権の中身として議長にさびわけしていただきたい。」との議事進行に関する発言が出され、ようやく最初の質問に対する答弁をいただくことになりました。。

以降、市長や課長が、このランキングは民間会社が根拠もなくつくり上げたものだと言わんばかりの答弁がいろいろとあります。

このランキングに掲載されている地方債残高(市の借金)については、本市の平成28年度予算書122ページに載っている見込み残高であり、人口は平成28年1月1日現在の人口です。

※これは調査時点で、市役所自らが見込んだ数値であり、民間会社が勝手に見込んだものではありません。

このような点に注目して、今回の一般質問を見ていただければ、市長や課長が必死に本市の状況を隠そうとしていることが良くわかるかと思います。

また、市の運営や事業を決定して行く、市民にとって最も重要な「議会」という場所で、このようなあり得ないことが起きていること。

そして、なぜ私がため息をついているのかも。。(笑)

以上、解説でした。

一般質問の動画はこちら↓

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