風鈴の熱中狂日記

練習見学や、くだらん事を書いてます。
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一年終了

2015年11月08日 18時38分15秒 | FC IMABARI
地決一次ラウンド、1勝1敗1PK勝ち。敗退。
これで今年のFC今治は終了です。

昨日の敗戦、試合内容について言いたいことは山ほどあるけど、あそこで観ていた人それぞれが、感じ取っただろうし、敢えてその部分には触れません。

後がなくなった今日、8時半過ぎには現地入りしたけど一番乗りではなくて、雨で濡れたベンチをタオルで拭いて回っているNくんがいました。自分にできることを考えて、たくさんのお客さんが来て座るのに困らないよう拭いていたのだと思います。

だから、ほどなくして到着した選手たちの入り待ちに彼を誘いました。
この大事な地決の試合、入り待ちして選手を鼓舞しようとするサポーターが私らの他にいないんだよ?
あまりにも酷い。そんなんでよく選手たちに気持ちを見せろとか言えるね。
普段のリーグ戦ならまだしも、この地決の為に1年やってきてて、集大成の舞台、しかもホームなのに、なんで入り待ちサポがいないの?この3日間、私らだけだよ?
こんなコアサポ引退したおばちゃんに声かけられて嬉しくもないでしょ、なんで選手たちの気持ちを上げるような事をしないんやろ?

まぁ、答えは簡単。今治にはまだサポの歴史もないから。今年初めて来た人たち、サポーターと名乗る人たちには、ちゃんと元々いるサポーターが模範となっていろいろ伝えて行かないとそりゃわからんよね。

誰もいないから、せめてちゃんと自分にできることをやってる彼に伝えようと誘ったわけです。引退した私がすることではないんやけどね。
初めての体験で戸惑っていたけど、これが当たり前の事なんだから、来年からはちゃんと皆を誘ってやってね!と言っておきました。


サポーターは、選手のご機嫌とったり、サインや写真をお願いしたり、どんな試合でもただ応援してたらいいってもんじゃないんです。
昇格を目標にしてるなら、そのためには厳しい態度でないといけない時もあります。何をやってもただニコニコしてる人って、信用できますか?
そりゃ人間だから嫌われたくないですよ。
サポーターは苦しいです。ホントに辛いです。でも目標を成し遂げた時はそんなもの木端微塵でなくなるほどの喜びがあります。それを愛媛のサポーター時代に教えてもらったから、まだ続けていられるんやけど。


昨日、一昨日と愛媛のサポ仲間が会場に来てました。ユース出身の子が相手チームにいたので、その応援と今治も観たかったってのもあったでしょう。
まぁ、いろいろビックリして帰って行きましたが・・・

その時に、ネイビーのバンデーラを返しました。これは愛媛がJFL時代応援に使っていたもので、今の愛媛のチームカラーとは微妙に色が違うので、今治の応援で使うために私たちが持っていたものです。
でも、そのバンデーラになんの思いも持たない人たちがコアサポやってる今治で使う意味もないし、私らにとっては大事なものなので、もう他の愛媛の幕とかを保管している倉庫に返してほしいと預けたんです。

そしたら、今日の西京極での愛媛の試合に持って行って応援で使ったようで、その時にコールリーダーが試合前に『これはJFLから応援してたサポーターから預かってきたものです。四国リーグやJFL時代から愛媛で頑張ってくれた選手やサポーターがいるから、今の愛媛FCがあります』っていうような話をしてくれたらしいです。

こんな嬉しい事はないです。

まさにそれ。
私が叩かれても叩かれても、知らない人にネット上でボロクソ言われても、それでもブログを辞めずに続けてきたのは、かつて愛媛の10番だったカネブーが退団する時に、『僕らがいなくなっても僕らの事を風鈴さんが伝えていって下さい』って言われたのがずっと頭に残っているから。彼らがいなかったらJ昇格してないし、今J1昇格とか言ってないですよね。

今治も、岡田オーナーのチームは今年初年度だけど、今までのFC今治があったから岡田さんが今治に来たんで、ここまで繋いできた選手やスタッフ、サポーターがいたからっていうのを、やっぱり忘れてほしくないです。

新しくファンになった人、サポーター、それぞれがいろんな意見やアイデアを出すのはとてもいいこと。たくさんの人の力があってこそチームも成長していくでしょう。
でも、やっぱり伝え続けて行かなきゃいけない歴史も必ずあるわけで、頭の片隅でいいからそういうものにリスペクトを持って行動してもらえたらと思います。


今日、愛媛がJ1昇格へ向けての大事な試合で、今のコールリーダーが歴代の選手サポーターへの思いを言ってくれたことは、私もなんだか救われた気持ちになったし、いろんな思いを持って辞めて行った選手たちも浮かばれるというものです。

もう一度言いますが、この3日間の地決という舞台は、1年の集大成の場であったんです。この日のために選手たちは頑張ってきたんです。出場できた選手はそのプレーを覚えていてあげて下さい。
出場できなかった選手たちも、彼らがいたから全員で練習して競い合えて成長できたんです。
私たちが一喜一憂して楽しませてもらったこの1年、彼らも今治に住んでサッカーして、確かにそのサッカー人生の1ページを刻みました。本当に激動の1年、戸惑うばかりの1年、選手たちが一番大変だったでしょう。

長くやってる選手たちには可哀相だけど、今年こういう結果になったのは神様がまだダメだと判断したから。だって、何も整ってない。
これからの1年は、みんなの準備期間です。






本音は、誰よりもしまなみの選手たちをJFLへ昇格させたかった。。。
もう四国リーグ7年だからね、Jリーグサポ時代よりだいぶ長くなってしまいました。いい加減、地域リーグ卒業したいですわ

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