温泉めぐりシリーズNo.22
平成16年2月21日(土)~22日(日)
おしゃまんべ温泉 丸金旅館 山越郡長万部町温泉町403 01377-2-2617
泉 質 アルカリ性塩化物泉(高張性弱アルカリ性高温泉)
泉 温 49.5℃(源泉100%掛け流し)600ℓ/min 分湯
適 応 症 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、疲労回復、健康増進、冷え症、痔疾、うちみ、
やけど、くじき、慢性皮膚炎、運動麻痺、慢性消化器病など
宿泊料金 ¥10,000
2月にしてはめずらしい降雨のなか、先週のモッタ海岸温泉から二週続けての湯浴みだ。
午前11時出発、国道5号線を約180キロひた走り、午後3時目的の温泉に到着。
帰りは、シャーベット状の道路を5時間かけ、ひどい目に遭ったが…
おしゃまんべ温泉郷は九軒の温泉旅館からなっており、源泉を各温泉宿に分湯している。
湯色は淡黄色で、飲用は塩化物泉だけに塩辛い。しかし、お湯に浸かって間もなく汗がしたたり
落ちる。
これはめったに無い高張性であるためだ。また、すべすべ感やしっとり感は回を重ねるたびに増して
きて、ボデイローションを幾重にも上塗りしたような感じだ。
この温泉の分類を下記に添えた。
内風呂は源泉100%で44度に設定されている浴槽と、ぬるめのお湯は41度の二槽からなっている。
狭いながらも竹壁で囲った39度の露天風呂もある。
建物はずいぶん古く、部屋はもちろん床や廊下は静かに歩いたつもりでも、耳障りな床鳴りがする。
新婚さんや若いカップルにはちょっと不向きか…と。
夕食は部屋食で、業ものが手掛けた料理であることが解る。お造りは、本まぐろ、特大肉厚のほたて、
うに、えび、など。光沢があり鮮度や包丁さばきが目で味わえる。
一品ずつ出される料理は会席風。特にてんぷらは、アツアツで揚げたての風味を食せる。
大ぶりの毛がにを一匹まま供してくれるし、デザートも美味しかった。
おしゃまんべ温泉郷の9ケ所に、二股ラヂウム温泉を加えたゾーン、モッタ海岸温泉、宮内、千走川、
きむら温泉旅館、さらに黒松内町健康増進交流センター「ぶなの森」、ゆべつの湯など、道南の温泉
めぐりを記録できるスタンプラリーも実践している。
このところの不景気で、それぞれが気合を入れて売り上げ確保に腐心しているのだ。
旅館にとって、空気を泊めても一銭にもならない。空室があっても照明や、暖房、浴槽のお湯は
送り込まねばならない。効率がいいのはたえず満館にすることだ。
「肉はにがてなので、代わりは玉子焼きで結構です」と予約の際お願いした。
あれだけの料理を食べ尽くせずに残してしまったのに、朝、精算の際「卵焼きを出すのを失念して
しまいました」といって500円値引くという。こんな真心がうれしい。
二味(湯味、食味)は堪能できたし、サービス精神も味わった。ただロケーションがないのが勿体ない。
温泉豆知識
おしゃまんべ温泉は深いぬくもりの
高張性(深いぬくもり) 弱アルカリ性(pH・7.95) 高温泉(49.5℃/塩化物泉)です。
湯上りのあと身体がいつまでもポカポカするのは良泉のおかげです。
[浸透圧による温泉の分類]
生物細胞の物質代謝は細胞膜内外の塩類濃度差から生ずる浸透圧の大小が大きく関与しています
(温泉名 )
高張性泉・・・・人体の細胞液より高い浸透圧をもつ温泉
等張性泉・・・・人体の細胞液と等しい浸透圧をもつ温泉
低張性泉・・・・人体の細胞液より低い浸透圧をもつ温泉
[液性による温泉の分類]
水素イオン濃度(pH)による分類
(温泉名)
アルカリ性泉・・・・pH8.5以上
弱アルカリ性・・・・PH7.5~8.5(人体への刺激が少なく皮膚に優しい)
弱酸性泉・・・・・・・pH3.0~6.0
酸性泉・・・・・・・・・pH3.0未満
[泉温による温泉の分類]
(温泉名)
高温泉・・・・42℃以上
温 泉・・・・34℃~42℃
低温泉・・・・25℃~34℃
冷鉱泉・・・・25℃未満 (平凡社 世界大百科事典より抜粋)
[温泉・適応症]
神経痛 筋肉痛 関節痛 五十肩 疲労回復 健康増進 冷え性 痔疾 病後回復期
うちみ やけど くじき 慢性皮膚炎 慢性婦人病 運動麻痺 慢性消化器病 虚弱児童
おしゃまんべ温泉 (源泉100%の湯宿)
丸 金 旅 館
〒049-3521 北海道山越郡長万部町温泉町403
電話 01377-2-2617 FAX 01377-2-3790
フリーダイヤル (道内) 0120 910352
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