健康には菜耕! 

北海道に生まれ育ち、四季折々大地の恵みと自然美豊かな充実の日々
道内をめぐり未知の世界を発見できることに、ただ感謝!

69 留の湯

2013-02-12 | 温泉めぐり

 湯めぐりシリーズNo.69

平成19年8月12日(日)~13日(月)

  留の湯                                  七飯町東大沼42       0138673345 

泉  質  単純泉(中性低張性温泉) 

泉  温  *42.5℃ 33L/min 自然湧出 pH7.21 成分総計0.593L/g

                41.4℃ 58L/min     噴   pH7.30 成分総計0.530L/g

宿泊料金 ¥8,800 プラス税

症  神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、うちみ、くじき、慢性消化器病     

新たに表示が義務付けられた 1.加水 2.加温 3.循環(ろ過含む) 4.消毒処理(または入浴剤使用)4項目の表示について該当なし。

 

 国道5号線を赤井川から左折し、大沼公園の蓴菜沼、小沼、大沼と巡り、流山温泉を通過

して鹿部線に出た。

 途中、キャンパーがテントを張り、道路の片側に違法駐車しており走りづらい。

 道幅の狭隘な支線に折れると程なく平地が広がり、江戸時代末期の安政年間に発見されたという、

長い歴史を刻む“留の湯”へと着く。

 玄関入り口の本館から新館へとつながる渡り廊下の周りには池がある…というより、池の上の渡り

廊下が二つの建物をつないでいて、そこには真鯉が悠々と泳いでいる。

 また、ハクチョウが一羽水辺で遊んでいる。

 建物の直ぐ裏手には小山があり、深緑の木々の葉から醸し出される生まれたての酸素が

供給される。深呼吸すると空気が美味しく、濃密で新鮮さが明らかに違う。   

 本館には大浴場と安政の湯、新館にはバリアーに配慮した浴槽があり、建物を隔てた別棟に

露天風呂がある。こちらは混浴で、事前予約により家族風呂に変身する。

 いずれの浴槽にも生まれたてのお湯がなみなみと掛け流されている。

 四本ある源泉は、お湯へのこだわりから流入口から湯を流し込むのではなく、なるべく空気に晒され

ないよう浴槽内の側壁から直接吹き出るように配管している。

 ややぬる目の湯は、障りのないまろやかな湯味で、湯上り後の湯疲れ感もないし、湯切れがいいから

何度でも入りたくなる。

 料理は熱いものはより熱く、煮炊きする具材は直接火に掛け、揚げ物はカウンターひとつ挟んだ

調理場で板前さんが客の目前で捌いている。

 すべて手造りで、配膳してくれる仲居さんも感じがいい。

 夜半、部屋の内部がうだるような暑さで目を覚ました。トイレにたってみると廊下や洗面所などは

ひんやりしている。虫の侵入を防ごうと部屋の窓を閉め切って就寝した為だ。

 窓を全開にすると、朱夏とは思えぬ冷気が漂ってきた。山間部の日夜の温度差はすごい。

 案の定、夜が明けて建物の周囲を見渡すと、朝日があたり草花が朝露で光っている。朝露が降りた

ためだ。

 朝食後、噴火湾を伊達まで走り、オロフレ峠を下って倶多楽湖から日和山を廻り、二日目の宿へと

向かう。今日は、北海道の温泉のメッカ登別だ。


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