ロッカールーム

芸人・エディーのオフィシャルサイト『GOODJOB』の闘う日記、その名も「ロッカールーム」。14年秋からコチラに引越し。

残す所あと…

2005-12-01 22:54:37 | 日記・エッセイ・コラム
 12月1日(木) 対戦相手:自分の世界を持つ少年
 IクスPアリ

 いよいよ『残す所あと…』という常套句が似合う季節となってきました。さあ、皆さんはこの文句、今月何度使うのでしょう?

 急に寒くなったのに、蒸し暑くても寒くても上着一枚羽織るか羽織らないかで温度調節しなければならない郵便物回収人・ポス〒ィーノです。今日なんか寒さを一層感じ、演ってる方はまだマシですが見てるお客さんの事を考えると、あんまりダラダラとはパフォーマンス出来ないので、短期集中、完全燃焼を目指しております。あ、飽くまで目標ですけどね。

 そんな意気込みの一回目の回収時。やはり寒さからかいつものプレイングエリアであるAンバサダーの庭にも殆どお客さんが居ません。ご家族連れが数組。しかもお子さんはとっても小さく、まだ自我が出始めたばっかりの様子。お母さんの静止も聞かず、本能の赴くままに駆け回っています。

 その中でも一番大きい男の子。特異な格好のお兄さんに興味を示したのか、何かを喋りながら近寄ってきます。

 「たけちゃんが向こうにいるよ。」
 「あー、そうなんだぁ。たけちゃんって誰?」

 急に“たけちゃん”の話をされて戸惑う事無く、あたかもこの男の子と何十年来の友人かのような接し方。まあ、この男の子、何十年も生きてませんけど。我ながら見事な順応性です。男の子が指差す方を見ると、“たけちゃん”は

 おばあちゃんだった。

 パフォーマンスをしだすと、男の子はたけちゃんに手を引かれてじっくり見ています。ただ、パフォーマンスを見ながら何かを一人で話してるんです。ブツブツと。ボク以外に何か見えてるんでしょうか?自分の世界をしっかりと持っているようです。

 色々とすごい事を演って魅せるポスティーノ。でも男の子は殆どノーリアクションです。見かねたたけちゃんが優しく

 「ほら、手叩いて。」

 すると男の子

 パチ。

 一本締め?もう今年一年締めくくっちゃう?パフォーマンスを終えていつもの口上「皆さんお手紙書いて持ってきてね。」と告げると、この男の子

 「手紙って何?」

 うーん、手紙が解らない子には、どういった説明が得策なのでしょう??すると男の子は

 「白いやつ?」

 禅問答かと思うくらい難しいね。どちて坊やに苦悩する一休さんの気持ちです。まあ、聞いてみましょうか。皆さん手紙書きますか?勿論男の子は無回答です。やっぱ解らないかぁ。もうこうなったらギャグ狙いですよ。男の子に向かって

 「最近はメールばっかり?」

 すると彼は

 「うん。メールばっかり。」

 うそ~ん。


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