当店ナンバーワン、ご指名ありがとうございます。

　７月３１日（日）　対戦相手：ご指名
　ＩクスＰアリ

　灼熱ですよ、関東地方。これがまだ７月の気温で、これから８月９月、下手したら１０月くらいまでこんななのかと思うと

　冷凍食品になりたい。

　なったところでレンジでチンとかされて熱々になっちゃうんですけどね。そんな灼熱の中、お手紙回収・ポス〒ィーノは暑中見舞いのシーズンだけあって回収中にも

　「まだ出していないお手紙ありましたらお預かりいたしま～す。」

　と、大声で存在アピールし、郵便物の流通に一役買っているのです。

　一回目の回収を終えて、被っている帽子や首に巻いているタイやベストの中のシャツが汗でグッショリと気持ち悪いので、ポス卜八ウスのバックヤードで一旦脱いで冷房の風を当てクールダウンしていました。脱いで見て改めてポス〒ィーノが重装備なのだと言う事を思い知らされます。

　冷気に当たって気持ちも復活し、もうちょっとこのままでいたい！という所に、突然の出動命令です。ポス卜八ウスにポス〒ィーノ指名でお客さんがいらしているようなのです。そりゃあ、行きますよ。ご指名なのですから。でも、ちょっとお時間下さいね。さっき脱いだばかりですが冷たくなって気持ち悪い衣装を再び装備するのには時間が必要なのです。でも、ご指名って誰なんでしょう？友人知人がこの界隈で多く働いているので、知り合いがちょっと挨拶に寄ったんでしょうか？それとも追っかけ？

　そりゃないな。

　追っかけられた事ないですもん。ちなみに他のポス〒ィーノさんには追っかけがいるらしいです。回収にも付いて回るらしいのですよ。手紙なんか貰ったりしてね、本名で。

　時間をかけて装着した湿った衣装でお店に出て行くと全く知らない女性がそこに立っていました。

　「あの…。」
　「はい、お待たせしました。」
　「お手紙の回収ってまだやってるんですよねぇ。」
　「はい、こちらでお預かりしますよ。」
　「よかった～。じゃあこれお願いします。」

　別にボク宛てのお手紙ではございません。どっちかというと、何かの懸賞葉書です。ただ、わざわざ呼び出してまで手渡してくれるのは嬉しいですね。しっかり預かりましたから。

　お手紙はポス〒ィーノ以外でもポス卜八ウスの店内、そしてポス卜八ウス入り口の、一見ポス卜に見えない木の形のオブジェ風ポス卜でも受け付けてますからね。