猫にゃー。

　１０月２３日（日）　対戦相手：被写体としてのあり方
　海

　いよいよ残す所あと２日となった『劇的な海』ですが、衣装やメイクの派手さに比べて手だけが生っぽいので、せめて爪だけはピカピカに磨いてる花売りピエロさんは今日も一本も花売ってません。

　さて、残り２日にして、今日知った出演者としての心構えと言いますか、禁止事項と言いますか、楽屋の隣のミュージシャンから教えて頂いたんですけどね、写真を撮られる際に

　ピース禁止

　なんだそうですよ。もちろんＶサインも。あと、手の甲をカメラに向けてのグーサインもＮＧなんだそうです。別に平和に反対してるとか、『サインはブイ』が嫌いとか、そんな理由だけではなさそうですが、研修の際には何も言われておらず改めてそんな決まりがあるのかぁ。と関心してしまいました。

　今日の花売りピエロさんは被写体になる数も少なく、その分パントマイム三昧。基本から応用から即興から出し尽くしましたねぇ。火山噴火したときには櫓に上がって半鐘叩いたし。マトイも振り回したし。気分は『め組』ですよ。

　それでも写真を求められた時には、今まで通り手を広げ、パーの形にしてとっても可愛らしい笑顔で液晶画面に収まるのです。出番後半の時、やはり写真を求めてきた女の子達、ピエロさんにポーズの指定をしてくるのです。

　「手をこうして、そう、そんな感じ。」

　まるで目の前にあるボールを軽く掴むようなポーズで

　「そう、そのまま。」

　何でしょう？ピースではありませんが、何か意味があるようです。すると、女の子の一人が

　「ねこひろし♪ねっこひろしっ♪」

　知ってますよ、猫ひろしさん。でもこんなポーズするかは知らなんだ、正直。ＨＧさんの「フォーーー！」ってのも見た事無いし。で、この形、７０年産まれの花売りピエロには

　ピンクレディーのウォンテッドにしか見えない。

　多分そのうち『ピース』『グー』『猫ひろし』は禁止って言われるね。